27.0.24 死 顔 NO.675
ちょっと暗い話が続いて恐縮です。 先にもお話しましたが、肉親の死顔を親族が「見納め」するというのは、別段違和感はありません。
でも、幼児に肉親の死顔を見せるのは、死という概念を受容できないだろうと思われる場合には少々考えた方がいいのではないでしょうか?
トラウマになったり・パニックに陥ったり向後の精神形成上好ましくない心理的な影響を及ぼす心配があります。
人間は牛・豚・鶏・魚などを殺傷して(食べて)生きていることを「教育」するために、生きた動物を殺す場面を見せるべきだという意見もありますが、こういう
考えにはにわかに賛成しがたい。
子どもの頃、近所のおじさんが飼っていた鶏を絞めて料理したことがありました。 首を絞めて生きている状態で羽根をむしり取るのです。
たまたまオジサンの手元が狂って落したところ、半死半生の鶏が白眼をむいて5~6歩歩いて逃げ出した。
その光景を見ていた子供はその光景がトラウマになって、以来60歳を過ぎても「鶏」を食べられない・・・という人を知っています。
鶏のみならず、殺しの現場や死顔なんてなまじ見せない方がいい。
私だって、見ず知らずの人に死顔なんて見せたくありません。