福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

35年前の新譜 ブーレーズの「ジークフリート」

2016-04-10 12:24:45 | レコード、オーディオ
東京春祭、ヤノフスキの「ジークフリート」二日目を前に、今朝はブーレーズ&バイロイトの「ジークフリート」、1981年頃リリースの未開封アナログ盤に通針。第1幕を聴く。



新品同様の筈が、いざ針を下ろすとバキバキと雑音だらけ。ビニールでシールドされていたとはいえ、35年も放置しておくとこうなるのか。
そこで、話題のOYAGクリーナーで磨いたところ、今度こそ新品同様のクリアな再生音となった。めでたし。



しかし、ブーレーズにとっての不運は、これがデジタル初期の録音であることだろう。レコード盤で聴いても、いかにも密度がなく、スカスカのサウンドなのは否めない。もともと透明度重視、音圧の高い類いの演奏ではないが、この希薄はそのせいではなかろう。

バーンスタインのマーラーのようなアナログ・マジックは起きなかった模様。いやあ、本当に惜しい。
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