ニューイーイヤーコンサート「ウィーンの花束2020」動画アップ第4弾!
第1部、モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に続いて演奏されたチャイコフスキーをお届けします。
チャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調 福島章恭 指揮 東京フォルトゥーナ弦楽合奏団
チャイコフスキーということで、かつてのブルックナー8番や、ワーグナー「ジークフリート牧歌」(未公開)の超スローテンポとは別の動のアプローチを試みました。
聴き返すと、この作品の初指揮としては及第点と自己採点しても許されると思われますが、次の機会には、さらに磨きを掛けたいと思う場面もいくつかあります。
それにしても、相原千興さん率いる東京フォルトゥーナ弦楽合奏団の何という美しさ! 溢れる歌心と情熱に有り難うを言いたいと思います。
この演奏こそ、ワオンレコードさんによる超優秀録音でお楽しみ頂きたいものです。やまと芸術文化ホールの木の温もりと、弦の豊穣な響きの相乗効果が見事に捉えられているからです。映像と音声をシンクロさせる技術のない身が恨めしい・・。
CD化、配信、その他、いくつかの選択肢から、良い方法を見つけたいと思います。
繰り返しになりますが、予算の都合もあり、1階席最後部の固定カメラ(家庭用ビデオカメラ)による撮影のみ。
音声は別に録音しましたが、これはビデオカメラ内蔵マイクによる簡易録音であります。
では、どうぞお楽しみください。
以下、「只のオタク」様のご感想を再掲致します。我らのチャイコフスキーについて語ってくださっておりますので。
福島 章恭 様
初めてメールさせて頂きます。年明け早々の大和公演、お疲れ様でした。
昨年末、自宅から徒歩30分の新ホールでのニューイヤー公演の開催を知り、
年明けに当日券の有無を会場に確認し、「弦楽セレナード」目当てに出向きました。
「弦楽セレナード」は学生時代にFM放送で山田一雄/東京フィルのライヴに感動し、
やがてヤマカズさん最期の年の春に新星日響との演奏会で聴くことができましたが、
その後、オーケストラの演奏会でこの名曲を聴く機会はありませんでした。
当日は3点吊りマイクのほぼ真下、かぶりつきに近い席で拝聴しましたが、
対向配置のステレオ効果、テンポ、ダイナミクス、アゴーギク等、会心の演奏でした。
前半のモーツァルトとチャイコフスキーを並べたプログラミングは聴いて納得で、
34分をかけた「弦楽セレナード」は、特に第3楽章で息の長いフレージングを堪能しました。
後半は初めこそアレンジに戸惑いましたが、「南国の薔薇」「バーデン娘」は特に印象的で、
「雷鳴と電光」では、楽器の搬入搬出アルバイトの折に舞台袖でナマ体験したカルロスを想起し、
アレンジ不要であろう「ピツィカート・ポルカ」は、全く違和感なく楽しめました。
また予想通りとは言え、アンコールはあの2曲に尽きますね。
今後も機会があれば演奏会に伺いたいと思います。(神奈川県横浜市在住 只のオタク様)