通りの先に 尖塔が見える。
火薬の保管に使われた「火薬塔」で、
旧市街で 唯一現存する城郭の一部。
14世紀に建設、最終1937~1940年に修復、
とんがり屋根は 19世紀に追加された。
直径14.3m、高さ25.5m、壁厚3m、
17~18世紀のロシア軍の砲弾が7か所
そのまま埋め込まれているそうだ。
以前は「砂の塔」と呼ばれていた。
かつて この塔の下から場外に続く道は
郊外に出る主要路となっており、
砂丘を横切って延びていたから。
当時リガの町はぐるっと砂丘に囲まれていたが、
15世紀に町を囲む陵郭と塀が築かれた際に
砂は 使われ、消えてしまったそうだ。
現在は ラトヴィア軍事博物館となっている。