あかない日記

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ラトビア・リガ 9 聖ヤコブ教会

2018-01-18 | バルト三国紀行

 

 

リガ城から東南に進んだところに
「聖ヤコブ教会」がある。

 
この聖ヤコブ教会は、
1225年に最初の記録に登場する古い教会。

15世紀に建て直され、塔の高さは80mある。




塔の中ほどの突起物には
鐘がつるされている。

市庁舎広場で罪人の処罰が行われる際に
市民にそれを知らせるために
鳴らされたということから

「哀れな罪人の鐘」
と呼ばれているそうだ。

 
また言い伝えによると、
かつてこの鐘は傍らを不貞な婦人が
通ると自然に鳴り出した。

それゆえ 女性達に嫌われ、
夫らに圧力をかけて

鐘を外してしまったそうだ。

そして、2001年のリガ800年祭を機に
再び取り付けられたそうだ。

 

尖塔の先をよく見ると
十字架ではなく雄鶏が取り付けられている。

雄鶏の鳴き声は 悪魔を寄せ付けない、
キリスト教の伝統では 雄鶏は用心深さや警戒心を象徴し,
また 神に意識を向けているということを表す、
さらに 風見鶏の役割を果たすことなどから
雄鶏は、リガのシンボルになっているそうだ。