あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

広島旅行(24) もみじ饅頭

2015-04-30 | 国内・広島

 

宮島は 牡蠣に続きもう一つ 

宮島銘菓「もみじ饅頭」が売りものだ。

当方も「もみじ饅頭」を土産にした。 

明治の後期に 和菓子職人 高津常助により

考案されて商標登録されて


当時の焼き型は

「7つの切れ込みのある葉に短い葉柄があり

二頭の鹿を描いた」そうだ。

今はその期限も過ぎ いろいろな店から売り出され

 味や売上高で競っている。


小麦粉・卵・砂糖・蜂蜜を原料とするカステラ状の生地でアンを包み


モミジの葉をかたどった型に入れて焼き上げる。

アンはこしあんが基本で 

製法については どの製造元でも

機械化されていてほぼ同一である。

 


広島旅行(23) カキ

2015-04-29 | 国内・広島

 

ツアーコースに組み込まれている 土産物店へ

ここで「焼きカキ」のサービスがあった。

しかし 焼きたてではなかったので イマイチでした。

これから行く 広島空港で あらためて食べ直して味わったが。

広島の「カキ」の生産量は 全国1位。

2011年の全国の総生産量は2万9596トン(むき身)

そのうち1万9418トンで 65.6% が広島県が占めている。

第2位の宮城県の3倍以上になるとのこと。

また 広島湾には島や岬に囲まれ 波が静かで潮の流れも適度にあり

かきの生育の条件が揃って 

養殖筏が安全に設置できるのも養殖場の条件になっている。

さらに 県独自に条例を定め

食品衛生上の安全対策にも心がげているそうだ。

 

 


広島旅行(22) 第72番札所

2015-04-28 | 国内・広島

 

町並みを行く途中 広島新四国八十八ヵ所の

第72番霊場である「存光寺」があった。

広島新四国八十八ヶ所霊場は、1918(大正7)年に

広島市を中心として安芸地区に開創された。


その後 広島の原爆投下により巡拝不可能な状態となったが

1973(昭和48)年 弘法大師生誕1200年を記念して

八十八霊場が復活再興されている。

八十八ヵ所のうち 宮島にはこの他に5か所の霊場がある。

ここは 厳島の戦いで亡くなった陶軍の兵を慰霊するために

舞った湯立神楽が奉納されたという。


また 中堂には目の不自由な方に

ご利益があるとされる薬師様が祀られているが

この薬師堂は 出雲の一畑薬師から

十二支神を持ち帰って 開いたとされる。


なんと 出雲の旅で話題にした「一畑薬師」が

 ここでも ご縁があった。

 


広島旅行(21) 後白河法皇

2015-04-27 | 国内・広島

 

本殿の裏手には、「後白河法皇御行幸松」の遺木が安置されている。

1174(承安4)年に 後白河法皇が厳島神社を

参拝した際に 御手植えされた松という。

しかし 明治初期に 切り倒されており 

今は枯れて 内側は空洞になっている。

 「触るとご利益がありますよ~」と説明があるが

 金網に囲まれており


どこを触ればよいのかな・・・。


2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」では 

松田翔太が 後白河法皇を演じていたが


白河法皇の伊東四朗のほうが

強く印象に残っていて目の前に現れてきた。

 

 


広島旅行(20) 反橋

2015-04-26 | 国内・広島

 

 

  

国の重要文化財になっている「反橋」(そりばし)がある。

この反橋は 西の回廊に接続しているのだが 

丁度 架け替えの工事中であった。


しかし “そり” といわれる構造が良くわかる。

1557(弘治3)年 毛利元就・隆元親子によって造築されたもので

擬宝珠の一つに その刻銘が残っているとのこと。

かつては 重要な祭事の際 

勅使がこの橋を渡って 厳島神社に入ったことから


勅使橋(ちょくしばし)とも 呼ばれている。

 ただ 橋の反り(勾配)が強いため 

床板の上に仮設の階段を設けて渡ったそうだ。

 


広島旅行(19) 大願寺

2015-04-25 | 国内・広島

 

 

参拝を終え 西の出口を出ると すぐに「大願寺の山門」がある、


奥の大願寺の厳島弁財天は「日本三大弁財天」にも数えられている。

 本堂軒下には 錦帯橋の縮小模型が 架けられており

明治時代開催のパリ万国博覧会に 出展されたという。

また 庭の九本松は 伊藤博文 お手植えと伝えられており

 1866(慶応2)年の 第2次長州戦争の際には

幕府の勝海舟と長州藩の広沢真臣が 

止戦会談をした場所でもあるそうだ。

 



 


広島旅行(18) 能舞台

2015-04-24 | 国内・広島

 

朱色の厳島神社の中 

黒みかかった木肌の姿の「能舞台」が建っている。

全国で唯一海に浮かぶ能舞台だそうだ。

江戸時代の1680年の建築で

桁行1間 一重切妻造り 妻正面 桧皮葺で


 国の重要文化財になっている。 

 なお 海上に建っているため 床がよく共鳴するそうで 

足拍子のたびにいい音が響き

潮の満ち引きによっても 音の響きが変わるとか。

 毎年1回 全国の能楽師が集まり

 3日間奉納の舞をするそうだ。


これは 毛利元就が 感謝の意を表すことから始まったという。

 


広島旅行(17) 平舞台

2015-04-23 | 国内・広島

 

「高舞台」の先に大鳥居に向かって伸びる回廊を「平舞台」という。

寝殿造りの庭にあたる部分で 約553㎡の広さがあり

つまり 高舞台は この平舞台の上に乗っていることになる。

1176(安元2)年 平氏一門が社参して 「千僧供養」が行われた際

社殿の前方に 仮廊を設けたという記録があり、

こうした仮廊が 常設となったものともいわれている。


広島旅行(16) 高舞台

2015-04-22 | 国内・広島

 

祓殿前にある 黒漆塗りの基壇に朱塗りの高欄をめぐらし

前後に階段をつけた「高舞台」がある。

平清盛が大阪・四天王寺から移したという舞楽が 

この舞台で演じられとのこと。


現在の舞台は 1546(天文15)年 棚守房顕によって造られたが

当初は 組立て式だったものが 江戸時代初期になって 現在のようになったが

舞楽の舞台としては 最小であるとのこと。 

この高舞台は、四天王寺の石舞台(大阪) 住吉大社の石舞台(大阪)と共に

「日本三舞台」といわれている。

 

 


広島旅行(15) 拝殿

2015-04-21 | 国内・広島

 

 

厳島神社は推古天皇の元年593年

佐伯鞍職(さえきのくらもと)という人物によって創建された。

「厳島」という名前は「けがれを避け神に仕える」という意味の

「斉(いつ)く」という語に由来しているそうだ。

こちらは拝殿で 祭神は三柱 宗像三女神の

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

田心姫命(たごりひめのみこと)

湍津姫命三柱(たぎつひめのみこと)

 の三女神を祀っている。

不謹慎ながら 三女もよれば

さぞかし ”かしましいい” ことでしょう!

 


広島旅行(14) 回廊

2015-04-20 | 国内・広島

 

 

  

海に浮かぶ回廊は 東側は47間 西側は61間 合計108間

262mもあり 20数棟を結んでいる。 

床板1間に横板8枚敷いて 床板との間は7mmの隙間があり

大潮などで押しあがってくる海水の水圧を逃がす役割を果たしており

釘を打った場合は 海水の圧力に負けてしまうので

隙間をあけて圧力逃がし 回廊に上がった海水を逃がす工夫がされているのだ。

また 台風などの時は 床板を外すことできるようにできている。

まさに 人間の知恵の宝庫

 様々な工夫のオンパレード状態に 感心しきりです。

 

 

 

 


広島旅行(13) 管絃祭

2015-04-19 | 国内・広島

 

                                              引き潮の枡形の先 大鳥居を望む。 左奥は右楽房  右は客神社祓殿 

  

コの字形の東回廊に囲まれて 枡形を作っている。

毎年旧暦の6月には「管絃祭」が執り行われ 

対岸の江波(えば)の漁師による先導船が


この20m2 ほどの この枡形の中で


14mの木造船が 社殿を壊すことがなく 三回転するのだそうだ。

なお 船神事であることから 潮の干満を考慮し大潮の日になっている。

この「管絃祭」は 都で行われていた管絃遊び

(池や川に船を浮かべ管絃を合奏する優雅な遊び)を

厳島神社の祀神を慰める神事として 執り行うようになったという。


大阪の「天神祭」 島根県の「ホーランエンヤ」とともに

「日本三大船神事」といわれている。



広島旅行(12) 五重塔と千畳閣

2015-04-18 | 国内・広島

 

 

 

 東回廊から北側を望むと 五重塔と大屋根の豊国神社(千畳閣)が見える。

 五重塔は 和様と内部の唐様を調和させた建築様式で重要文化財になっており
 
1407(応永14)年 建立されて 
高さ27.6m 

檜皮葺(ひわだぶき)の屋根と朱塗りの柱・垂木が美しい。

 一方の豊国神社も重要文化財で

1587(天正15)年 豊臣秀吉が戦で亡くなった者への供養として

毎月一度千部経を読誦するため建立を命じた大経堂である。


しかし 秀吉の急死によって工事が中止されたため 

御神座の上以外は 天井が張られておらず

板壁もない未完成のままの状態で 現在に至っている。

島内では最も大きな建物で 

畳857枚分の広さがあることから「千畳閣」とも呼ばれている。



広島旅行(11) 厳島神社

2015-04-17 | 国内・広島

 

 

 

いよいよ世界遺産「厳島神社」参拝入口から社殿へ  

入り口からすぐに 客(まろうど)神社本殿・ 客神社幣殿・拝殿があり

東回廊のコの字形に回り本社・拝殿へ進む。

大鳥居を望み その前に広がる 高舞台・平舞台・火焼前・楽房を見て

能舞台を囲む 西回廊を経て出口に向かう。

この厳島神社は寝殿造というが 邸宅を神殿に 

寝殿造りにつきものの“池”を海に置き換える この発想がすごい。


それは「平家は武士でありながら貴族のような生活を好んだ。」

ところから来ているのではと いわれている。

参拝順路(Web資料から)


広島旅行(10) 引き潮

2015-04-16 | 国内・広島

 

我々が宮島を訪れた時は 丁度引き潮のとき。

潮の干満のことを 潮汐(ちょうせき)というのだそうだ。

通常潮汐は 1日2回繰り返され 

干潮から次の干潮までの周期は 平均約12時間25分で

干満の時刻は 毎日約50分ずつ遅れてゆき 

潮汐は 月と太陽の引力の影響により

干満の度合いも時間も 毎日変わるという。

 なお 嚴島神社が海に浮かんで見える潮位の目安は 250cm以上

大鳥居の根元まで歩いて行ける潮位の目安は 110cm以下だそうだ。

どちらが良いか?

両方の時に訪れることのようだ。