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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

見える人には見えるかも知れない世界。

2011-05-16 18:50:10 | Weblog
 タイトルだけで考えると、チョット危ない感じがしないでもない。
  私の小さな頃では身近に「管キツネ」を操ると言う人もいたし、心霊現象みたいなものも聞いたし、、、マア私のはそういう事とは関係ないので安心?
 これまでに何度も話して来たけれど、昨年の夏に公園を自転車で走り回る事にし、それだけではつまらないから海や公園の風景や花をカメラで撮る事にしました。
 丁度当時「カシャッと一句5・7・5」を面白い番組だなと思って見ていたので、「勝手に一句・・・」と自分だけで楽しむ事にした、、、。
 携帯で写真を撮った事が無いのでカメラを購入し、公園の風景や花や海岸の鳥を撮っては勝手に一句。
  さて、そんな時にたまたま通りかかった池の傍で大きなレンズ付きのカメラで撮影をしている人に出会った。
  聞くと「カワセミ」とか。
   「こんな町中の公園にカワセミがいるのか?」と思いながら少し待ったがカワセミの姿は見えないので、帰ろうとした時に彼が小さな声で「来た来た」と教えてくれました。
 結局この出会いが単にカメラファンのS氏との出会いだけでなく、カワセミ→野鳥との出会いになったのです。
  それまでにもカモメとかミユビシギやアオサギは撮ったけれど、一つの鳥に絞って撮り始める事になった。
 それから、ほぼ1カ月は休みの度に池で撮影・・・これがいつもS氏と私だけ・・・二人とも名前こそ分からなくてもそこに居ると言う事で「有名人」になって行ったようです。
 さて、初めはカワセミだけを撮っていた、、、。
  これが鳥の名前を知り、少しでも良い写真を撮りたくて、癖と言うか好みを知る事でこちらが変わって行く。
 池の周りとか横の林にはいろんな鳥が住んでいるのを知った。
  これ間までは見えていなかった、、、あるいは見えてはいても区別がつかなかった事が分かるようになって行った。

 こういう事って不思議ですネ、目の前の木の枝にカワセミが止まっていても気がつかない人は気がつかない。
  分かる人には、啼き声だけで何処に何が居るか見当がつく、、、。
 薄暗い林の中でベテラン氏に「あの木の根元辺りはトラツグミが良く枯葉をひっくり返しているよ」と教えて貰っても、自分の目で発見したことは無い。
 自分が寄りかかっている木を「コンコン」叩く音で「!!」となって、「コゲラだな」と考えても実際には発見できず。
  要するに修行不足の未熟者なわけです・・・残念ながら。
 それでも年中フィールド歩き回っていると、同好の人に教えて貰ったり、自分で気がついたり、、、少しづつ進歩するらしい。
  モズの雛を撮ったり、粘って3回目の挑戦でコジュケイの写真を撮ったり、、、これなどはコジュケイの行動パターンを覚えたり、通り道を推測したりの成果。
  林の中を飛ぶコゲラを見つけて、ドラミングする場面を撮れたり。
 磯で餌を漁るイソシギとかキョウジョシギを見つけ、群れで飛ぶところも撮れた。
  もう完全に嵌ってしまっている。

 そうそう、海で写真を撮っている時ふと不思議な感じがした。
  他にも磯遊びの家族や釣など人はいたのに、鳥に気がついて写真を撮っているのは私一人。
 「アレッ!?みんな気がつかないのかな?」「それとも見えていない?」
  もしかしたら、鳥には興味が無いのかな・・・
 案外この世界はマイナーなのかも知れない。