INAちゃんのボヤキ★

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桜花賞回顧

2009-04-22 00:07:42 | 競馬回顧
1週間経ちましたが、オークスに向けて残しておこう。
3歳牝馬クラシック第1弾、桜花賞の回顧を。


<ラップタイム>
勝ち時計 1:34.0
ハロンタイム 12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6
上り 4F 47.1-3F 34.9


2歳女王で前哨戦のチューリップ賞も快勝したブエナビスタが単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持された。
アイアムカミノマゴが好スタートを切ったが、すぐに内からヴィーヴァヴォドカ、サクラミモザ、コウエイハートが前へ。
結局コウエイハートがハナを切る形でレースは流れる。
半マイル通過が46秒9、1000m通過は59秒1。若干昨年よりもスローにレースは展開。
有力どころは軒並み後ろから。ブエナビスタは後方2頭目からレースを進める。
4角で馬群が固まりだす。ブエナビスタは一瞬出すところをためらうような感じが映る。
ヴィーヴァヴォドカが先に抜けだしたが、すぐ外からサクラミモザ、さらに外からルージュバンブーが来る。
残り200を切ってから、後ろで構えていたレッドディザイアが先頭へ。
しかしさらに外からブエナビスタが一気に伸びると、並ぶ間もなく交わして優勝。
2着にレッドディザイア、3着にジェルミナルが入った。

勝ったブエナビスタ。
スタートは普通に出て、予定通り後方2番手からレースを進める。
4角で一瞬通るコースを迷ったが、結局大外へ。
しかし、外へ持ち出してから追い出すと一気に加速。レッドディザイアを並ぶ間もなく交わした。
パドックの印象はチューリップ賞よりもさらにトモの辺りがしっかりして良化。
しかし脚元を見ると、左前にエクイロクスが。
前走のチューリップ賞でも塗布していたそうだが、私はあの時は確認出来ていなかった。
が、今回は明らかに塗布しており、しかもかなり広範囲になっていた。
勿論この後のオークスも最有力なのは間違いないが、脚元に注意を払う必要はありそうだ。

2着はレッドディザイア。
こちらも中団より少し後ろ、12番手からレースを進める。
4角で早めに進出を開始し、残り200で先頭に立つまではほぼこの馬のベストの展開。
最後はブエナビスタの強烈な末脚に屈したが、この馬のベストは出せた。
エルフィンステークスでは馬体の良さが目に付いた。それがこのメンバーに入ってどうなのかが気になっていた。
メンバーを見渡しても全然見劣らない。むしろ馬体の良さではブエナビスタより上と思った。
こちらもオークスへ向かう。ブエナビスタに比べてエンジンの掛かりが遅いので、早めに動けることが出来れば逆転も十分。

3着はジェルミナル。
こちらも後方からレースを進める。道中は14番手。ブエナビスタを意識するレース運び。
レッドディザイアの外から直線は追い込み、一瞬2着がありそうな脚色だったが、最後は3着。
それでもチューリップ賞でのふがいないレース内容に比べれば、雲泥の差のレース内容であった。
パドックでは阪神ジュベナイルフィリーズやチューリップ賞の時に見られた線の細さは解消され、多少ふっくらして良い馬体であった。
ただ、他のメンバーと見比べると若干見劣ったので評価としては真ん中くらいだった。
こちらもこの後はオークスへ。
このまま腹回りがしっかりしてくれば、十分チャンスはありそう。

4着はワンカラット。
こちらも後方から。レッドディザイアとほぼ同じ位置の内からレースを進める。
4角で外に持ち出して伸びてきたが、ジェルミナルに届かなかった。
前回のフィリーズレビューでは本当にデキの良さが目立ったが、今回はそんなに大きくは目立っていなかった。
それでも馬は大きく見せて、デキは良かったので上位で評価していた。
マイルは長いという印象を持たれていたが、これなら2400mでも大丈夫だろう。
オークスで期待してみたい1頭。


5着以下は短評形式で。

5着:ルージュバンブー
チューリップ賞で見た時は全然大した事なかったのだが、今回はかなりデキが上がっていた。
一瞬3着あるかな、という脚色だったが惜しかった。
スイートピーステークスに向かう。確実に権利を獲れればオークスで面白いかも。

6着:アイアムカミノマゴ
フィリーズレビューより馬は良化して、こちらもデキの良さが目立っていた。
しかし脚元を見れば両前にエクイロクスが。
終始内を走らざるを得なくなってしまったのも痛かった。
こちらはマイルの方が面白いか。

7着:レディルージュ
フィリーズレビューでもかなりデキが良かったが、それよりもさらに馬が良くなった。
今回は後ろからレースを進めたが、切れる脚が無いので、正直作戦ミスだろう。
距離はマイルくらいまでがいいか。早めの競馬が出来れば十分チャンスある。

8着:ダノンベルベール
クイーンカップの後、栗東に入厩してじっくり乗り込んだはずが、マイナス8キロの444キロ。
数字通り、腹が巻き上がってギリギリに映った。
この枠なので終始内枠を通らなければならなかったのもあるが、デキ落ちなのも負けた要因だろう。
オークスへ向かうようだが、馬体回復が最優先になりそうだ。

10着:サクラミモザ
チューリップ賞では少し線が細い、と書いたが、その辺が解消されて、トモの辺りがしっかりして馬はかなり良かった。
個人的にはブエナビスタ、レッドディザイアに次ぐ3番手評価に挙げていた。
レースは前に馬を行かせて3番手からレースを進めたが、直線では伸びを欠いた。
デキは良かったので、次は期待したい。

13着:ツーデイズノーチス
初見だったが、メンバーを見渡しても全然見劣らない。こちらもデキは良かった。
丁度中団からレースを進めていたが、直線では伸びなかった。
関西への初の遠征。その辺も影響があったか。改めて見直したい1頭。

ブエナビスタが大外から強さを示した今年の桜花賞。
さすがGⅠ、デキの良い馬が目立ったが、それなりに優劣も付けやすいパドックだったと思う。
…と言っておきながら、3連複だけ買ってジェルミナルが抜けて外したのだけど(泣)
オークスはやはりブエナビスタを中心に展開しそう。
ただ、今回のような脚元の状態がさらに悪化するような状況になると、付け入る隙はありそうな感じを受けた。
その筆頭は2着のレッドディザイアより、3着のジェルミナルのような気がする。
桜花賞以外では、今週行われるフローラステークスが注目レースだろう。
クイーンカップを制して、桜花賞をパスしたディアジーナや、フィリーズレビューで断然人気を裏切ったミクロコスモスなど、面白い存在になれそうな馬もいる。
なお、当日の8レースに行われた忘れな草賞で勝ったデリキットピースは、GⅠメンバーと見比べると厳しいかな、と思う。
むしろ2着に敗れたが、ブロードストリートのデキがかなり上がっていた。
本番に出走が出来れば、こちらの方が面白そうな印象。
…やはりオークスも現場で見たいな。

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