
監督 アルフォンソ・キュアロン
出演 ダニエル・ラドクリフ(ハリー)
エマ・ワトソン(ハーマイオニー)
ルパート・グリント(ロン)
ゲイリー・オールドマン(シリウス・ブラック)
ディビッド・シューリス(ルーピン先生)
エマ・トンプソン(トレローニー先生)
2003年イギリス
好き嫌い当てにならないオススメ度 ★★★★80点
ハリー・ポッターも、いよいよ三作目となった。
英語の話せない私にも、クイーンズイングリッシュは耳に心地良かった。
いやぁ、主演の三人が大人びた事に驚きましたね。幼い少年から青年への一瞬。
特にルパート・グリント(ロン役)は、愛嬌のある個性にどことなく青年の面影を宿して大変魅力的だ。
良い名脇役になりそうで楽しみです。
映画も監督が変わって雰囲気も変わり大人が見ても見応えのある物になったと思う。
少々グロテスクさと不気味な暗さが加わったが、それにも増して彼らの成長と共に物語もドラマティックになった。
今まではとても楽しい『ハリー・ポッター』だったが、今回は不覚にも感動し、涙してしまった。笑
涙もろいのはいつものことだが、『ハリー・ポッター』で泣くとは思わなかった。
以下は物語の核心に触れていますのでご用心。。
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時間を巻き戻す!その結果ハリーは父に助けられたと思い込んでいたが、実は未来に飛んだハリーが自分を助けたのである。
この場面は素晴らしい。
幸せな思い出を吸い取り、悲しい思い出だけを残して人を殺す悪鬼に、一人敢然と立ち向かい思念を尽くしてやっつけるハリー! 痛快です!
ハリーは父親に一歩近づいたのだと思った。☆※○▲×※◆×~~!(呪文が覚えられない、日本語だと、怨敵退散~!かな?)
ハリーの父の親友だったシリウス・ブラックがハリーに別れを告げる場面がいい。
人間界では孤児として、冷たい親戚の家で辛い日々を送っているハリー。
お陰でハリーは、ずっと英国の子供には不釣合いでは?と思える青のジャージー姿である。涙
ハリーがどんなに父親に似ているか、母親の眼に似ているか・・・
ゲーリー・オールドマン流石!
ダニエル・ラドクリフの悲しみの表情。
こちらもまた、彼らがここまで演じられるようになったかと(エラそうにスイマセン)感慨深いのである。
興味深かったのは、ハーマイオニーが二人のうちの一人を選んだように見えたのだが。なるほど~~と妙に納得。笑
私の勝手な解釈かもしれない、次回作が非常に楽しみです。