監督 ラッセ・ハルストレム
出演 ジュリエット・ビノシュ(ヴィアンヌ) ジョニー・ディップ(ルー)
フランスの片田舎に、一陣の風とともに若い母親と女の子がやって来る。
二人の真っ赤なマントは愛の象徴?
村は考え方の古い議員の実権の下にあって排他的である。
しかも、あいにく断食の季節にヴィアンヌはチョコレートのお店を始める。
ヴィアンヌの手で魔法のように(魔法かも笑)次々と作られていくチョコレート、その美味しそうなこと。
村人は誘惑に負けてヴィアンヌが悩みを持つ人それぞれに合わせて勧めるチョコレートを食べて幸せになっていく。
ジプシーのルーが村に立ち寄り、ルーとヴィアンヌは互いに惹かれ合う。
ジュリエット・ビノシュとレナ・オリンが「存在の耐えられない軽さ」以来の共演で嬉しかった♪
ジュリエットの変わっていないことには驚きである。
ジプシー姿のジョニー・ディップがはまり役でso cool!!
頑なだった村の人々の心も、チョコレートとビィアンヌの真心と共に開放されていく。
特に例の議員の心を開いていく様子は見応えがある。
ヴィアンヌもまた、彼女の母と同じく放浪の民に属していて風が彼女の旅立ちを促す。
けれど、彼女は留まる決心をする。
ジプシーの人々の他にもこういう風に放浪する人があちらにはいるのだろうか。
同じように人を幸せにするという映画に『アメリ』があるけれど、母親である私は「ショコラ」のヴィアンヌに共感できたな。
見終わった後、自分も幸せのおすそわけを貰ったような気分になれる、そんな映画でした~~~★