沖縄の歴史を冒涜する沖縄米軍基地経済是認論を糺す!
憲法平和主義・9条の源流は
琉球王国時代の万国津梁思想にあり!
この思想を現代に創造的に活用することは
憲法平和主義と非核三原則を活かすことになるぞ!
NHKはしっかり検証すべし!
つづき
安倍官邸宣伝部NHKの沖縄復帰45年を記念した世論調査を見ると安倍政権のオレオレ詐欺安全保障論が浮き彫りになる!現人神信仰と同じ日米安保安全神話信仰世論調査を告発する! 2017-05-18 | テレビの劣化腐敗
沖縄と本土の“溝”を形成しているのは日米核軍事同盟安全保障神話だな!NHKの沖縄復帰45年世論調査に基づく報道でわかる!これは現人神信仰と同じレベルだ!抜けているのは! 2017-05-18 | 沖縄
NHK放送文化研究所
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20170516_1.pdf
第4問 沖縄の経済は、アメリカ軍基地がないと成り立たないと思いますか。次に読み上げる4つの中から1つお答えください。
そう思う 8.6 17.9
どちらかといえば、そう思う 22.2 39.7
どちらかといえば、そうは思わない 24.5 20.3
そうは思わない 35.3 11.5
わからない、無回答 9.4 10.6
第5問 アメリカ軍基地の存在は、今後の沖縄経済の発展にとって、プラスだと思いますか、それともマイナスだと思いますか。次に読み上げる4つの中から1つお答えください。
プラスだと思う 6.7
どちらかといえばプラスだと思う 25.7
どちらかといえばマイナスだと思う 27.2
マイナスだと思う 26.9
わからない、無回答 13.4
第9問 (沖縄調査のみ) 沖縄への振興予算はアメリカ軍基地の存在と関連づけられてきたという考えがあります。あなたは、基地と沖縄の振興予算について、次に読み上げる2つ意見のどちらに近いでしょうか。
振興予算は必要なので、基地があってもよい 27.9
振興予算がなくなっても、基地がない方がよい 54.0
わからない、無回答1 8.2
第10問 5年くらい前と比べ、沖縄の経済はどうなっていると思いますか。次に読み上げる5つの中から1つお答えください。
良くなっている 16.8 6.4
どちらかといえば良くなっている 25.9 16.1
変わらない 33.0 42.2
どちらかといえば悪くなっている 7.6 9.9
悪くなっている 4.8 3.4
わからない、無回答 12.0 22.1
愛国者の邪論 「沖縄の経済は、アメリカ軍基地がないと成り立たないと思いますか」「アメリカ軍基地の存在は、今後の沖縄経済の発展にとって、プラスだと思いますか、それともマイナス」「沖縄への振興予算はアメリカ軍基地の存在と関連づけられてきたという考えがあります」という設問そのものに沖縄の米軍基地を正当化させるための「方便」「スリカエ」「詭弁」が浮き彫りになります。「沖縄経済」問題を、米軍基地正当化のために悪用している質問の姑息を告発しなければなりません。この設問の不当性は以下のとおりです。
1.米軍基地が沖縄占領と同時に建設され、その後も国際法違反の銃剣とブルトーザーによって強奪されたこと、その後の沖縄国民の反対運動を弾圧して初めて、また日本国政府が沖縄を切り捨てて初めて米軍基地が使用されたことを隠蔽しています。歴史の偽造です。
2.「沖縄の経済は、アメリカ軍基地がないと成り立たない」という質問は、他県には絶対にできない質問でしょう!
3.「日本経済は、アメリカ軍基地がないと成り立たない」などという質問をするでしょうか!ここに沖縄の国民と、そして日本国民を愚弄するNHKが浮き彫りになります。
4.国際法違反行為による米軍基地がなければ、「沖縄経済」は「本土」の米軍基地のない地域と同じように成り立っていたことを隠ぺいし、想像させない姑息な、許しがたい手口が浮き彫りです。
5.米軍基地の部分的な返還によって「沖縄県財政」と「沖縄経済」が「米軍基地依存症」から脱却してきていることを、隠蔽しています。
6.そもそも、この質問は沖縄の歴史を隠蔽するものです。それは中世の琉球王国の「万国津梁思想」に基づく中継貿易地時代のような実態が戦後あれば、むしろ観光業を発展させて、豊かになっていたかも知れません。事実最近の沖縄の観光実態は、そのことを雄弁に示しています。
7.米軍基地があるが故に、「基地交付金」「米兵相手の歓楽街収入」「基地使用料」なるものに依存を余儀なくされたことを、この設問は隠蔽して、日米安保条約容認を前提とした設問になっているのです。
8.「米軍基地」という「麻薬」に依存せざるを得ないのと同じ実態です。麻薬患者に麻薬からきっぱり手を引くことを前提とした指導ではなく、麻薬に手を出すことを、あれこれの理由をつけて容認して、麻薬による弊害を少しでも緩和できるようにするための手立てを考えさせているようなものと言わなければなりません。全くケシカラン話です。
9.しかし、このような世論調査でも、米軍基地に依存せずとも沖縄の「自立化」は着実に進展していることが世論調査でも判ります。それは「沖縄の経済」「良くなっている」42.7%「変わらない」40.6%!「悪くなっている」12.4%に浮き彫りです。同時に、ここに示された「回答」をよくよく見れば、それらの「回答」の中に、「米軍基地があるが故の実態」があることが、逆に浮き彫りになります。ここでも「米軍基地の弊害」が浮き彫りですが、そのことについて、質していません。質せば、「米軍基地の弊害」が浮き彫りになるからです。
①「沖縄の経済が良くなってきた」のは、米軍基地が部分的ながら返還しされてきたこと。
②「変わらない」のは、相変わらず巨大な嘉手納・普天間基地など、沖縄本島自治体の主要な部分を占領していることの反映があるからです。
③「悪くなっている」のは、上記二つを比べて出された感情でしょう?それともこの間の選挙戦を見ると、「翁長県政はちっともよくやっていないぞ!」という点を強調している世論でしょうか?
10.いずれにしても、沖縄経済と米軍基地は、切り離すことはできないものであることは明らかです。しかし、それにしても、「基地のない沖縄」を想像した沖縄県独自の、他県にはない県政と沖縄づくりをどうするか、という視点での世論調査を実施すべきです。
11.辺野古基地建設を強行することで、沖縄経済に潤いを!というようなことがあるとすれば、そこに、沖縄米軍基地の存在の本来の狙いがあるというべきです。沖縄の経済振興」というアメを与えることで中東・アジアを俯瞰した米軍の存在を保障することで、米国の軍需産業・米国財政を補てんするという構図です。ここに日本民族の民族自決権・民族主権=国民主権を否定し売り渡している日本の偽装・偽造の『保守』政党ー『自由民主』を名乗る詭弁政党の本質があるということを告発しておかなければなりません。
つづく