元NHK地方局長の勇気ある立候補!
野党・市民連合の共闘を民共と攻撃する
自公のデタラメ攻撃の回答ここにアリ!
ここにもウソとネガティブキャンペーン浮き彫りに!
こんなデタラメ・大ウソを吐くような政党は
賞味期限切れの不道徳政党だな!
有権者を欺く政党は
選挙に出る資格なし!
参院選・泡沫候補から一転、人気に?
元NHK地方局長の“義憤”
NHKの籾井勝人会長がその場に出くわしたら、目を剥くような光景だろう。
参院選栃木選挙区。真夏日となった街頭で、野党統一候補の無所属新顔、田野辺隆男氏(56)がワイシャツの袖をたくし上げて熱弁を振るっていた。
「安保関連法は日本が攻められなくても、アメリカに言われれば戦争できる危険な法律だ。テロとの戦いは子や孫の代まで続く」
「残念ながら報道の自由は抑圧されている。マスコミは事実を伝えない。NHKも事実を伝えていない」
そう声を張り上げる田野辺氏は、NHK出身。地元宇都宮高校から東大を経てNHKへ。湾岸戦争時にはヨルダンなどで取材した。2014年、故郷の栃木で宇都宮放送局長に就任したが、15年12月末で退職した。
街頭演説での移動の車中、田野辺氏は出馬までの経緯を淡々と語った。
「仕事辞めるのは勇気がいりますから、放送で頑張ろうと思っていました。でも、安倍政権になってからひどすぎるじゃないですか。特定秘密保護法に安保法制、TPP、原発再稼働。自民1強ではなくて安倍1強になって、党内で自浄作用がなくなっている。もう政治を政治家に任せていられなくなりました」
震災後の福島放送局での原発取材が大きかったというが、最終的に踏ん切りをつけたのは昨年6月、初孫が生まれた日だった。
「現在の政治状況は、自分たちの世代の責任として許してはいけない。この子たちの世代には引き渡せないと考えた」(田野辺氏)
当時はまだ、野党共闘の萌芽はなかった。…
政治活動を始めた今年1月、民主党(当時)は無所属新顔の沖智美氏の推薦を予定。共産党も、独自候補の擁立を発表していた。“泡沫候補”扱いされた田野辺氏は、周囲から無謀な挑戦と言われた。ところが、沖氏が立候補を辞退し、共産党も独自候補取り下げへと動く。
民進党関係者が語る。
「党内でも、沖さんの推薦を疑問視する声が出ていました。13年参院選で沖さんがみんなの党から出馬し、当時の民主現職の票を食ってしまい、結果、自民候補を勝たせたからです。田野辺さんの出馬は、民進党にとっても救いになった」
田野辺氏は古巣批判も口にするが、NHKからは非難の声も、応援メッセージも来ていないという。組織の沈黙、黙殺がすべてを物語っているのか──。
微風に過ぎなかった田野辺氏はいまや一陣の旋風。自民現職の上野通子氏と事実上の一騎打ちとなる。
※週刊朝日 2016年6月24日号(引用ここまで)