民進党の支持者は、この結果をどのように考えるか!
当面の最大の争点は補欠選挙にどう勝つか!
そのためには野党4党と市民連合はどのように候補者を一本化できるか!
民進党を支持する「保守」と自民党を支持する「保守」の違いは何か!
地方票・国会議員・国政選挙の公認候補予定者・地方議員・党員サポーター・ 合計
前原氏 252 166 84 115 137 502
枝野氏 188 102 42 94 94 332
64 64 42 21 43 170
安倍政権よりましの政権とはどんな政権か!
民進党は単独政権をめざしているのか!
民進党は安倍自公政権とどのような「違い」を示すことができるか!
理念と政策の一致がなければ政権選択の衆議院選挙は成り立たない。代表は独裁者ではないので、これからどう判断するのか執行部で議論していきたい
政権交代を目指すのであれば、受け皿になりうる魅力的な政策について議論が交わされるべきだったが、はっきりとは見えなかった
次の衆議院選挙に向けて共産党などとの「野党連携」の見直しに言及したことにも、党内の期待が集まったものと
決意と覚悟を持って、難しい局面を、われわれのためではなく、国民のために切り開くことを心から誓う
前原新代表になり野党再編は進んでいくと思う。どういう形になるかわからないが、共産党以外のすべての野党は再編や連携という形をとるべきだ
手をつなげるところは国会の中で連携していけばいいと思う
共産党などとの「野党連携」の在り方について、「新代表のもとで、しっかり議論していけばいい」
どなたが代表になっても、民進党が今後、劇的に国民の支持を得られるような党になっていくとは考えておらず、衰退していくと見ている。
民進党という枠が残っているかぎり、今後、作られていく新党と協力しあうことは考えていない
統一候補を擁立するうえでは、相互に推薦し、支援し合うというのが原則で、共産党として一方的に候補者を降ろすことはない
自衛隊を憲法に書き込むことは憲法違反の安保法制を容認することになるので、くみしえない』と発言していたと思うが、この点は一致する
安倍政権を倒そうということは野党4党で一致しており、次の衆議院選挙で可能なかぎり、競合を避けて共闘するのは当たり前のことだ。早急に党首会談を開いて、目前に迫っている『トリプル補選』や次の衆議院選挙に向けた小選挙区のすみ分けの調整、臨時国会の対応を協議したい
NHK 民進 前原新代表 挙党態勢の構築が焦点 9月2日 4時20分
民進党の代表選挙は、1日の臨時党大会で前原元外務大臣が新しい代表に選ばれました。前原新代表は、秋の臨時国会などに向け、来週前半に党運営の要の幹事長など党の役員人事を行うことにしていて、挙党態勢を構築できるかが焦点となります。
前原元外務大臣と枝野元官房長官によって争われた民進党の代表選挙は1日の臨時党大会で投開票が行われ、国会議員らの票といわゆる「地方票」はいずれも前原氏が枝野氏を上回り、前原氏が新代表に選ばれました。
これに対して、枝野氏は選挙戦序盤から厳しい戦いになると見られていましたが、最終的には国会議員票の4割近くを獲得するなど一定の存在感を示しました。
前原氏は、秋の臨時国会や衆議院の3つの補欠選挙などが控えていることから、2日から役員人事の調整に入り、来週前半に両院議員総会を開いて党運営の要の幹事長など骨格を決めたい考えで、挙党態勢を構築できるかが焦点となります。
また、枝野氏について、前原氏は、「あれだけの票を得ており、党運営に関わってもらいたい。それが挙党一致態勢を築くことになる」と述べ、執行部入りを要請する考えを示しました。
一方、国会議員142人の投票では8人が無効票を投じ、前原氏は、「白票が多く、大変厳しい党運営になるのではないか」と述べたほか、記者団から8人の離党の可能性について聞かれ、「今の段階でコメントする必要はない」と述べました。代表選挙の直前には新党の結成を目指す細野元環境大臣らが相次いで党を離れたこともあり、党内からは、「無効票を投じた議員は離党も考えているのではないか」という見方も出ていて前原氏は、新たな離党者が出ないようにすることも含め、難しい党運営を迫られることになりそうです。(引用ここまで)
NHK 民進 前原新代表「もう一度政権交代の高みに」 9月1日 18時11分
民進党の前原新代表は記者会見で、「この党をもう一度、政権交代の高みに持って行きたい」と述べ、党の役員人事を決める両院議員総会を来週、速やかに開く方向で調整を進める考えを示しました。
この中で前原新代表は「理念と政策を高らかに掲げて、党の再生に取り組むところから始めたい。この党をもう一度、政権交代の高みに持って行くことに力を注ぎたい」と述べました。
そして、党の役員人事について、「代表に選出されたばかりなので、これから考えたい」と述べ、党の役員人事を決める両院議員総会を来週、速やかに開く方向で調整を進める考えを示しました。
そのうえで、枝野元官房長官について「あれだけの票を得ており、党運営に関わってもらいたい。それがまさにノーサイドで、挙党一致態勢を築くことになる」と述べ、執行部の一員として処遇したいという考えを示しました。
また、前原氏は次の衆議院選挙に向けた共産党などとの野党連携について、「理念と政策の一致がなければ政権選択の衆議院選挙は成り立たない。代表は独裁者ではないので、これからどう判断するのか執行部で議論していきたい」と述べました。
さらに、東京都の小池知事に近い衆議院議員が新党の結成を目指していることについて、「理念や政策に共鳴してくれるところであれば協力するのは当然だ。現時点で特定の政党や勢力を念頭に置いたものではないが、しっかりと理想の社会の実現のために頑張りたい」と述べました。
一方、1日に行われた国会議員による投票で、8票の無効票が出たことについて、前原氏は「大変厳しい党運営になるのではないかという思いを持った」と述べました。そして、記者団が「無効票を投じた人は離党の可能性があるという認識か」と質問したのに対し、前原氏は「今の段階で私がそれに対してコメントする必要は無い」と述べました。
首相「政策論争深めていきたい」
安倍総理大臣は1日夕方、総理大臣官邸を出る際に記者団に対し、「前原民進党新代表の誕生にお祝いを申し上げたい。就任おめでとうございます。前原新代表とは、平成5年の初当選同期の関係になる。これから与党、野党お互いに政策を切磋琢磨(せっさたくま)していきたい。すべては国家国民のために、お互いに政策論争を深めていきたい」と述べました。
自民 岸田政調会長「国会での憲法議論に期待」
自民党の岸田政務調査会長は記者団に対し、「今後、民進党の中でどのような体制を組むのか関心を持って見ていくとともに、国内外で難問が山積する中で、国会で建設的な議論ができることを期待したい。また、時代とともに憲法のありようについてしっかり考えていくことは大事であり、国会でもしっかり議論が行われることを期待したい」と述べました。
公明 山口代表「役割しっかり果たして」
公明党の山口代表は記者団に対し、「共産党などとの距離感が主要な争点になったと聞いているが、国民が野党第一党に期待することは、ほかにもいろいろあったと思う。政権交代を目指すのであれば、受け皿になりうる魅力的な政策について議論が交わされるべきだったが、はっきりとは見えなかった。健闘した枝野氏とも協力しながら、野党第一党として国民から期待される役割をしっかり果たしてもらいたい」と述べました。
共産 志位委員長「統一候補擁立へ話し合い進めたい」
共産党の志位委員長は国会内で記者会見し、「来月22日の3つの衆議院補欠選挙で野党統一候補を擁立して勝つために話し合いを進めていきたい。統一候補を擁立するうえでは、相互に推薦し、支援し合うというのが原則で、共産党として一方的に候補者を降ろすことはない」と述べました。また、志位氏は憲法改正について、「前原新代表は『安保法制が強行されたもとで、自衛隊を憲法に書き込むことは憲法違反の安保法制を容認することになるので、くみしえない』と発言していたと思うが、この点は一致する」と述べました。
維新 馬場幹事長「共闘ありえる」
日本維新の会の馬場幹事長は大阪・堺市で記者団に対し、「ぜひ野党第1党の立場で、きちっと与党側に対じできる法案などを取りまとめるリーダーとして頑張っていただきたい。国会の中で提案型政党という立場をとっていただければ、与党側がおかしな法案を出してくれば共闘するということはありえると思う」と述べました。
社民 又市幹事長「共闘は当たり前」
社民党の又市幹事長は国会内で記者団に対し、「前原新代表のもとで、民進党が基本的な政策の合意と挙党態勢を早急に確立し、野党第1党のリーダーシップを発揮するよう求めたい。安倍政権を倒そうということは野党4党で一致しており、次の衆議院選挙で可能なかぎり、競合を避けて共闘するのは当たり前のことだ。早急に党首会談を開いて、目前に迫っている『トリプル補選』や次の衆議院選挙に向けた小選挙区のすみ分けの調整、臨時国会の対応を協議したい」と述べました。
こころ 中野幹事長「憲法改正で積極的議論を期待」
日本のこころの中野幹事長は「前原新代表には憲法改正について積極的な議論を期待する。与野党が論戦を通じて切磋琢磨する健全な民主主義を取り戻し、わが国が抱える多くの課題に適切かつ迅速に対処するため、建設的で発展的な提案を行う民進党を実現されることを祈念したい」などとするコメントを発表しました。(引用ここまで)
NHK 民進党代表選 新代表に前原元外相 9月1日 14時22分
民進党代表選挙は臨時党大会で国会議員らによる投票が行われ、いわゆる「地方票」と合わせて開票された結果、前原元外務大臣が新しい代表に選出されました。
前原元外務大臣と枝野元官房長官によって争われた民進党の代表選挙は1日午後、東京都内で臨時党大会が開かれ、2人が最後の演説を行いました。
前原氏は「大切なのはどのような社会を作り、実現するための具体策はどうなのか、そして未来をこじ開ける覚悟がわれわれにあるかどうかだ。荒波の先頭に立たせてほしい」と訴えました。
枝野氏は「次の選挙に勝って、その先のステージへと歩みを進めようではないか。私はリアリズムに徹し、バランス感覚をもって、みんなのために進むリーダーになる。政治の流れを変えていくために先頭に立って戦っていく」と訴えました。
代表選挙では地方議員と党員・サポーターのいわゆる「地方票」440ポイントのうち、前原氏が252ポイント、枝野氏が188ポイントで、前原氏が過半数を獲得しました。このあと、国会議員と国政選挙の公認候補予定者による投票が行われ、有効投票の394ポイントのうち、前原氏が250ポイント、枝野氏が144ポイントでした。この結果、全体では前原氏が502ポイント、枝野氏が332ポイントとなり、前原氏が新しい代表に選出されました。
前原氏は衆議院京都2区選出の当選8回で55歳。党内ではみずからが会長を務める議員グループを作っています。松下政経塾の出身で平成5年の衆議院選挙に、当時の日本新党から立候補して初当選し、野党時代の民主党では43歳の若さで代表となり、民主党政権で国土交通大臣や外務大臣などを務めました。
また、去年の代表選挙では蓮舫氏に敗れ、今回2度目の立候補となりました。前原氏の代表としての任期は、再来年9月末までの2年間です。
開票結果
前原元外務大臣は国会議員で166ポイント、国政選挙の公認候補予定者で84ポイント、地方議員で115ポイント、党員・サポーターで137ポイントを獲得し、合計502ポイントでした。一方、枝野元官房長官は国会議員で102ポイント、国政選挙の公認候補予定者で42ポイント、地方議員で94ポイント、党員・サポーターで94ポイントを獲得し、合計332ポイントでした。前原氏が国会議員だけでなく、いわゆる「地方票」でも枝野氏を上回って、当選を決めました。
前原新代表「国民のためにすべてささげて働く覚悟」
民進党の新しい代表に選出された前原元外務大臣は「開票結果を聞いて非常に難しい船出だという思いを強くした。今、『政権交代を目指す』と言っても、国民は『何を言っているんだ』となるが、今の危うい政治状況は、われわれの力で変えないといけない。国民のためにすべてをささげて働く覚悟だ。新たな選択肢を示し、国民に対する使命を果たしていく。決意と覚悟を持って、難しい局面を、われわれのためではなく、国民のために切り開くことを心から誓う」と述べました。
保守系の支持受ける
前原元外務大臣はみずからが会長を務めるグループをはじめ、大畠元国土交通大臣を中心とするグループや、松野元官房副長官が率いるグループなど、党内6つの議員グループを中心に保守系の多くの議員から支持を受けました。前原氏は党内では保守派の論客として知られていますが、去年の代表選挙で敗れて以降、リベラル系の議員らとも積極的に意見を交わしてきたほか、連合の神津会長とも定期的に会談してきました。こうした取り組みが今回の幅広い支持につながったものと見られます。また、野党時代の民主党では43歳の若さで代表を務め、民主党政権では外務大臣などを歴任した豊富な政治経験に加え、次の衆議院選挙に向けて共産党などとの「野党連携」の見直しに言及したことにも、党内の期待が集まったものと見られます。
前原新代表とは
新たな代表に就任した前原元外務大臣は、衆議院京都2区選出の当選8回で、55歳。党内の議員グループではみずからが会長を務めています。松下政経塾の出身で、平成5年の衆議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。枝野元官房長官のほか、安倍総理大臣や東京都の小池知事らとは当選同期です。野党時代の民主党では43歳の若さで代表を務め、民主党政権で国土交通大臣や外務大臣などを歴任しました。
一方、いわゆる「偽メール問題」や外国人からの政治献金問題を受けて、党の代表や閣僚を辞任したこともあり、前原氏は選挙戦で過去の教訓を生かして、党の再生につなげていく考えを示しました。前原氏は党内では外交・安全保障などに詳しい保守派の論客として知られていますが、安倍総理大臣の経済政策・アベノミクスに代わる基本政策として、「再分配政策の充実」を掲げ、ことし6月には党の責任者として中間報告を取りまとめました。また、前原氏は蒸気機関車など鉄道の写真撮影が趣味で、定期的に撮影旅行に出かけていて、今回の代表選挙の直前にも鉄道関連のイベントで講演を行いました。
枝野元官房長官「新代表を中心に結束」
枝野元官房長官は臨時党大会のあと記者団に対し、「結果が出せなかったことは大変、残念だが、前原新代表を中心に党が一致結束して、前に進んでいけるように支えていきたい。前原氏には党をまとめて、自民党に対抗できる民進党を早く復活させるため、先頭に立って頑張ってほしい」と述べました。
立候補を模索した井出議員「危機的状況に変わりない」
民進党の代表選挙への立候補を模索した井出庸生衆議院議員は記者団に対し、「論戦で出てきたいいところと悪いところをまとめて党運営をしていけば、少し前向きな方向に進んでいくのではないか。『これからも離党者が出る』と言われている中で、仲間をしっかり結束させていくことを本気で考えないと、危機的な状況に変わりはない」と述べました。
松野元官房副長官「野党再編進むのでは」
前原元外務大臣を支持した松野元官房副長官は記者団に対し、「新しい顔が誕生し、大変よかった。党勢がずっと低迷しているので、なんとかもう1回立て直して、政権交代が可能な状況まで持って行く必要がある。また、前原新代表になり野党再編は進んでいくと思う。どういう形になるかわからないが、共産党以外のすべての野党は再編や連携という形をとるべきだ」と述べました。
岡田元代表「残念だが結果に従う」
枝野元官房長官を支持した岡田元代表は記者団に対し、「残念だが、結果が出た以上はそれに従う。前原氏のもとで全党一致団結して、頑張らなければいけない。安倍政権もさまざまな限界が出てきているので、野党第一党がいかにふんばるかという国民の期待に応えないといけない」と述べました。また、岡田氏は共産党などとの「野党連携」の在り方について、「新代表のもとで、しっかり議論していけばいい」と述べました。
小池都知事「手をつなげるところは連携」
東京都の小池知事は記者会見で、民進党の新しい代表に前原元外務大臣が選ばれたことについて、「平成5年に日本新党で国政での政治活動をスタートした同志として、行動を一部ともにしてきた。まずは日本のために頑張ってくださいと申し上げたい。民進党として新しい政策立案やその実行、そして今は野党であるので、役割をしっかり果たされることを期待する」と述べました。そのうえで、自身に近く、政治団体「日本ファーストの会」を設立した若狭勝衆議院議員が結成を目指す新党と民進党との連携について問われたのに対し、「政策的にどのようなものを目指していくのか、代表選の中で前原氏が言っていたことはまだ整理できていない。手をつなげるところは国会の中で連携していけばいいと思う」と述べました。
若狭衆院議員「協力考えていない」
東京都の小池知事に近く、政治団体「日本ファーストの会」を設立した若狭勝衆議院議員は記者団に対し、「どなたが代表になっても、民進党が今後、劇的に国民の支持を得られるような党になっていくとは考えておらず、衰退していくと見ている。民進党という枠が残っているかぎり、今後、作られていく新党と協力しあうことは考えていない」と述べました。(引用ここまで)