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愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

拉致被害者と特定失踪者、日本人妻や残留日本人、遺骨問題の解決のためには人道主義を前面に!

2014-10-02 | 北朝鮮

勇ましい言葉を吐くだけでは解決しないのは実証済みだ!

今日の段階で、日朝協議に関する社説を掲載しておきます。いずれも言葉は勇ましいが、これでは問題の解決を遅らせることは明らかです。貝が扉をあけたのに、ちょっかいを出したばっかりに、再び貝の扉が閉じられてしまうことは明らかです。これらの社説に書かれている論調はすでに破たんしているのです。すなわち「対話と圧力」論が破たんしたこと、また「先軍政治」路線が破たんしたからこそ、人道主義を前面にして両者が一致したのではなかったのか、そのことを一切無視して感情をぶつけているのが、以下の社説です。

再度日朝協議の合意を確認し、対話と交流を密にすべきだ

今回一致した人道主義を尊重する路線は、侵略戦争と植民地主義まで遡っていること、だからこそ、侵略戦争を反省して制定された日本国憲法の平和主義と国際協調主義に基づく外交路線を具体化することが大事なのです。今回の協議は、戦後の拉致問題、拉致の疑いのある失踪者、そして植民地支配と関係のある帰国した日本人妻の安否、そして植民地朝鮮に「移住」していた日本人、あるいは満州国に「移住」していた人たちの遺骨収集問題など、まさに人道問題を含んでいることは周知の事実です。北朝鮮にとっても、戦後賠償問題と日本の経済支援をリンクとさせて「人道問題」として議論していることは周知の事実です。

北朝鮮との「合意」は対等平等に確認されたことを忘れるな!

北朝鮮国内政治の問題を言うのであれば、日本にとっても同じです。拉致問題が、核兵器の問題と絡めて「対話と圧力」路線を採用してきた結果、解決を観ることなく、今日に至ったことは、自民党政権、とりわけ安倍政権にとっても、政権の安定を左右する問題であることは明らかです。その点では金政権と安倍政権は五分五分なのです。だからこそ、「対話」路線に転換したのです。このことは憲法の平和主義と国際協調主義こそが、隣国との交流の最大の原則であることを、身を持って証明したのです。

拉致被害者・失踪者の帰国を最優先すべきだ!さもなければ永遠に解決しないぞ!

ところが、以下の社説を読むと、古い、冷戦時代の、また戦前の傲慢外交路線と基本的には変わらない見解、鬱憤をはらす感情をぶつけるだけの論調としか言えません。これらの論調をそのまま使って北朝鮮にぶつけたらどのようなことになるか、この新聞社は責任をとれるのでしょうか?拉致被害者や失踪者を帰国させるためには、何が必要か、北朝鮮政府に「なめられた」としても、とにかく疑惑のある日本人の帰国を最優先することに専念すべきです。さもなければ、帰国の実現は極めて困難になることを自覚すべきです。

人道主義の範囲は明治以降の日朝関係の総括を象徴しているのだ!

日本は1910年から1945年の35年間にわたる植民地支配の謝罪と補償を、戦後70年経過しても、具体化していないのです。北朝鮮に、あれこれ言う前に、まずこの事実について、北朝鮮にクレームをつけるのであれば、確認する必要があることを肝に銘じるべきです。正確には、1875年の江華島事件によって結ばれた日朝就航条規(1876年)=不平等条約による不正常な日朝関係を含めて一世紀以上ににわたる不正常な隣国との関係を清算するためには何が必要か、主客転倒をする論調はやめるべきです。日本人が拉致問題などに怒る気持ちは、そのまま植民地支配で苦しめられた朝鮮人にも当てはめていくのがスジというものではないでしょうか!?

再度強調します。拉致被害者・失踪者の帰国を最優先させるために、北朝鮮政府の調査について、一つ一つ丁寧な論争をしながら、詰めていくこと、このことそが今やるべきことです。そのためには、平壌に来いというのであれば、またどこどこに来いというのであれば、政府は責任をもって行くべきです。そもそも、このようなことを投げかけてくることそのものが、大きな変化であることを確認すべきなのです。自ら対話と扉を閉めて閉まっては解決を遅らせるばかりか、解決ができないまま、高齢化してしまった拉致被害者とその家族を不幸にするだけです。

舵取りは難しいが、安易な妥協は新たな要求を呼び、全面解決を遠のかせるのであれば何を?

産經新聞  拉致被害者/全員帰国へ妥協はするな  2014/10/1 20:00http://www.sankei.com/column/newslist/../../column/news/141001/clm1410010003-n1.html
北朝鮮は、何か勘違いをしていないか。日本側が最優先に求めているのは、北朝鮮の国家テロによって拉致・誘拐された被害者についての再調査であり、その速やかな報告である。北朝鮮側から、制裁の追加解除など、何ら交換条件を突きつけられるいわれはない。拉致被害者の全員帰国に向け、一切の妥協はすべきではない
日朝外務省局長級協議が9月29日、中国・瀋陽で行われたが、拉致被害者らの再調査の報告時期について合意はなかった。協議は、当初「夏の終わりから秋の初め」とされた初回報告の時期を北朝鮮側が先送りにしたため、日本側が経緯の説明を求めたものだ。席上、宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使は日本側に対し、調査の詳細については平壌に来て特別調査委員会から直接報告を受けるよう提案したという。到底、受け入れられる話ではない。
拉致被害者、横田めぐみさんの母、早紀江さんが「じれったい。どうしてそんなに動かないのか分からない」と話したのも当然だ。北朝鮮は本来、拉致被害者の現状について、再調査の必要もなく把握しているはずなのだ。
安倍晋三首相は臨時国会の所信表明演説で「今回の調査が、全ての拉致被害者の帰国という具体的な成果につながっていくよう、『対話と圧力』『行動対行動』の原則を貫く」と述べた。「行動」のボールは、北朝鮮側が握っている。拉致被害者の帰国に向けた具体的進展がない限り、制裁緩和や訪朝を検討する必要は全くない。北朝鮮は拉致事件をめぐり、嘘ばかりついてきた。日本政府認定の拉致被害者12人について「8人死亡、4人未入国」としながら、生存情報があると「死亡日時」を訂正し、他人の遺骨を送りつけてきたこともある。もうこれ以上、嘘や引き延ばし、情報の小出しは許されない。自らの犯罪行為を交渉の材料に果実を求める、やっかいで、したたかな相手だ。舵(かじ)取りは難しいが、安易な妥協は新たな要求を呼び、全面解決を遠のかせる。安倍首相は所信表明で「全ての拉致被害者のご家族がご自身の手で肉親を抱きしめるその日まで、私たちの使命は終わらない」とも述べた。取るべき進路は、決まっているはずだ。(引用ここまで

北朝鮮の思惑を打破し交渉の主導権を握らなければ

拉致問題の解決は望めまいというのであれば何をどうするのか!

交渉カード・切り札の切り合い、いかにカードを使い主導権を握るか!というのであれば?

河北新報  拉致再調査/「北」の交渉戦略見極めたい  2014/10/2 8:00http://www.kahoku.co.jp/editorial/20141002_01.html
国家で拉致という罪を犯しながら、その被害者らを「人質」に、したたかに経済利益を求めてくる国である。この一手の目的は何か。真意を見定め、対処方針を固めねばなるまい。
日本人拉致被害者らの再調査をめぐる北朝鮮との交渉で政府は、調査に当たる特別調査委員会のメンバーから詳細な説明を受けるため、外務省担当者らを近く平壌に派遣する方向で調整に入った。中国で9月29日に開かれた日朝政府間協議で、北の代表が訪朝を促したという。だが、当の北の代表は協議の中で、特別調査委が設置からほぼ3カ月がたっているにもかかわらず、調査は「初期段階で、具体的な報告ができる段階ではない」とも語っている。
訪朝して拉致被害者の安否に関する新たな情報が得られるのかどうかは疑問だ。むしろ、交渉が北朝鮮ペースで進む恐れが強まるのではないか、そんな懸念を抱かざるを得ない。
だが派遣が決まれば、交渉前進を図る一里塚とし、可能な限り情報を収集したい。その上で北の交渉戦略を見極め、対北の交渉方針を見直す必要がある。北の戦略を探る上で見逃せないのは、今回の正式な政府間協議に至るまでに水面下で行われた日朝接触の経緯だ。
北朝鮮は、拉致の疑いが拭えない特定失踪者、日本人妻や残留日本人の安否情報に限って、9月中旬が見込まれた初回報告に盛り込む考えを伝えてきた。
日本は解決を最優先する認定拉致被害者12人に関する新たな情報がない限り受け入れられないとして、拒否したとされる。このことが「調査は初期段階」というゼロ回答につながった。
5月の日朝合意で、調査対象を全ての日本人に広げたことが交渉を複雑化したともいえるこの日朝の接触から言えるのは、北朝鮮は特定失踪者ら新たな「交渉カード」を手に入れ、それらを小出しにして駆け引き材料に使おうとしていること。
もう一つは、調査するまでもなく安否を含む情報を把握しているとみられる拉致被害者に関しては「切り札」として温存する腹ではないかということだこうした思惑を打破し交渉の主導権を握らなければ、拉致問題の解決は望めまい。
北も協議断絶を望んではいまい。中国から原油供給を断たれ孤立が深まる中、経済再建を図る上で日本の支援は必要だ。貨客船「万景峰92」の往来を含む独自制裁のさらなる解除や人道支援を期待しているとされる。
むろん、それらは日本にとっての交渉カードである
特定失踪者の安否情報について受け入れ拒否を続けるわけにはいくまい。北の真意を慎重に探り、対北の交渉戦術を練り直すべきである
政府が交渉原則として掲げる「行動対行動」は交渉カードの切り合いといえる。いかにカードを使い主導権を取って拉致被害者の安否情報、帰国につながる対応を早急に引き出すか。拉致解決を「使命」と言う安倍外交の手腕が問われている。(引用ここまで

毅然と、そして粘り強い交渉が求められる!?

強硬姿勢に傾けば日朝合意が破棄されないとも限らない!?

混迷しているのは京都新聞だ!

京都新聞  拉致再調査報告/思惑見極め交渉に臨め  2014/10/2 10:05http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20141002_4.html
初回報告は「夏の終わりから秋の初め」という約束には知らん顔で、「くせ球」を投げてきた。拉致被害者らの再調査をめぐる日本と北朝鮮の外務省局長級協議で北朝鮮は、「調査は初期段階」とした上で、詳細は日本側が訪朝して、調査を担当している特別調査委員会から直接聞くよう求めた。 なぜ北朝鮮でなのか。意図は不明だが、駆け引きはもういい加減にやめたらどうか。 政府は外務省幹部らを平壌に派遣する方向で調整中という。 大事なのは拉致問題の解決に向け、調査を促し、正確な結果を引き出すことだ。北朝鮮にどんな思惑があるのか、まずは慎重に見極めることが肝要だ。
政府は、5月の日朝合意を受けて設置された北朝鮮の特別調査委員会が、実効性ある組織と判断。日本が独自に科していた経済制裁の一部を解除した。 見返りとなる初回報告の時期を迎えたが、北朝鮮は8月の極秘接触で横田めぐみさんら12人の拉致被害者の安否情報については「調査中」とする一方、戦後北朝鮮に渡った日本人妻の情報などなら盛り込めると伝えてきた。併せて、貨客船「万景峰92」の日本への入港再開などを求めた。 拉致被害者についての情報は小出しにし、制裁の追加緩和を求める狙いとみていい。拉致問題を最優先事項とする政府が報告を受け入れられないのは当然だろう。
だが北朝鮮が拉致問題で納得のいく回答をすれば、安倍晋三首相の訪朝による早期の問題解決も視野に入れていたとされる。読みが甘かったと言わざるを得ない。 北朝鮮の求めに応じ訪朝すれば拉致被害者に関する情報を得られるかもしれない。一方で日本人妻の消息などだけで終わり、拉致は置き去りにされる恐れもあるそもそも、拉致被害者は北朝鮮当局の監視下にあるはずだ。今更「調査中」は納得できない。調査開始から3カ月になるのに「初期段階」というのも理解しがたい。
駆け引き、揺さぶりは北朝鮮の常套(じょうとう)手段だ。相手ペースにはまってはならない。政府は「行動対行動」の原則で対応するというが、強硬姿勢に傾けば日朝合意が破棄されないとも限らない。毅然(きぜん)と、そして粘り強い交渉が求められる
期待が高かった分だけ、拉致被害者家族の落胆は大きい。高齢化も進む。「元気な間に抱きしめたい」-横田めぐみさんの母、早紀江さんの願いを、願いのままに終わらせるわけにはいかない。(引用ここまで

拉致は犯罪であり駆け引きの材料にすること自体言語道断であれば植民地支配も同じだ!

北朝鮮の不誠実な態度ばかりを強調するのではなくギブアンドテイクではないのか!

日朝協議の合意事項を誠実に具体化していくのは対等平等を、人道主義を貫いてこそ!

へんてこな筋書きを書くのではなく虚心坦懐に対話と交流を!

中國新聞  拉致再調査/北朝鮮は約束守るべき  2014/10/2 10:00http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=93575&comment_sub_id=0&category_id=142&category_list=142&localfrom=column
日本人拉致被害者たちの安否の再調査をめぐる日朝交渉が後退している。9月に出すとみられていた初回の報告を北朝鮮が先送りし、おとといの政府間協議では、その報告の時期について決められなかった。説明を受けた拉致被害者の家族が「北朝鮮の思惑通りに動いているように感じる」と苦言を呈したのはもっともだ。報告の内容次第では、安倍晋三首相の訪朝が視野に入っていたようだが、当初の筋書きは崩れたといわざるを得ない。
日朝の公式な政府間協議は今春再開し、交渉は順調に進んでいるように見えた。家族はもとより世論の期待が高かっただけに、失望感は大きい。
初回報告の時期は日朝間で7月、「今夏の終わりから秋の初め」と確認したはずである。北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の直轄下にある特別調査委員会で再調査を進めるとし、日本側もそれを認めて経済制裁の一部を解除した。交渉に基づく約束は守ってもらわなければ困る。
窓口となっている北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)大使は共同通信に対し、日本への報告はいつでもできると述べていた。にもかかわらず、報告の期限を迎えた途端、「初期段階にある」として覆した。北朝鮮は拉致被害者を厳重に監視しているとされ、安否は把握済みとみる方が自然ではないだろうか。交渉の中では初回報告で特定失踪者の情報を示す考えを示したという。拉致は犯罪であり、駆け引きの材料にすること自体、言語道断だ。
再調査に懸ける日本と、万景峰(マンギョンボン)号の日本入港再開などさらなる経済制裁の解除を狙う北朝鮮の思惑のずれが、より鮮明になったといえよう。この点は5月に再調査の合意文書を交わした際にも指摘されていた。
これまでの調査で北朝鮮は国家間の信義を裏切り続けている。10年前には偽の遺骨まで持ち出して生存を否定する結果を伝えてきたという経緯もある。北朝鮮の不誠実な態度は、何も拉致問題だけではない。長距離弾道ミサイル発射や核実験など、新たな挑発行為に走らないとも限らない。粘り強く交渉を重ねる必要があろう。
ただ、北朝鮮が追い込まれた状況にあることに変わりはない。日朝協議に踏み込んだ背景には、後ろ盾とされる中国との関係悪化がある。中国はことしに入り、北朝鮮への原油の輸出を中断したという。韓国や米国との協議も進まず、経済や外交面での孤立は続いている。
金第1書記の体調についても、朝鮮中央テレビが「不自由な体」と伝えた。両足首を負傷したという話や、肥満による健康悪化との見方さえ流れる再調査の進展に影響する可能性もあり、情報を精査すべきだ
日本政府は再調査の現状について詳しい説明を受けるため、担当者を平壌に派遣することを検討している。これを聞いた拉致被害者の家族から「単に会いに行くだけではリスクが生じる」との意見が相次いだ。北朝鮮側の提案でなぜ、訪朝する必要があるのか。意図を見極めねばなるまい。安倍首相はきのう参院本会議で「全ての拉致被害者の帰国に全力を尽くす」と述べ、政権の姿勢は変わらないことを強調した。交渉戦略の練り直しをいとわず有言実行で臨んでほしい。(引用ここまで


マスコミの北朝鮮バッシングと対話なき圧力路線の延長線上では拉致問題の解決を自ら閉ざすことになるぞ!

2014-10-02 | 北朝鮮

北朝鮮の変化を読み取り、日朝合意を踏まえ対話と交流路線のいっそうの深化を!

拉致問題の解決を自ら閉ざす暴挙が行われています。問題は、今回の北朝鮮との協議の本質である「人道問題」として位置付けることを拒否する勢力の暗躍があります。昨日の平沼次世代の党代表の国会質問は、その代表的声でした。NHKの報道も客観報道をしているようで、実際は北朝鮮バッシング勢力の代弁をしています。

そもそも、国連で、拉致問題は「人道上の問題」と表明させたのは誰だったか!そして北朝鮮が、それを認め、新しい協議が始まったのではないのか!これまで積み上げてきた「成果」を台無しにするような動きが出てきました。しかも、この日朝協議は拉致問題を優先としながらも、それだけではないのです。

それにしても、拉致問題の解決を妨げる消極的な声が、ここへきて起こるのは何故でしょうか?その最大の口実は、北朝鮮不信です。沈殿している、この不信感を噴出させている勢力の暗躍、拉致問題を政治的に利用しようとしている勢力の策謀が透けて見えてきます。それは北朝鮮脅威論を口実に憲法改悪をもくろむ勢力の不当な、非人道的な目論見があると言わなければなりません。

この問題については、以下の記事で検証しておきましたので、ご覧ください。

拉致被害者などの帰国が優先だが、人道問題は遺骨収集問題も、その家族がいることを忘れるな! 2014-07-04 http://bloggoo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/b6a223b1a309a35daa31b74011daa104
日朝協議結果は軍事抑止力ではなく非軍事の対話こそ拉致被害者の帰国が実現できることを示す!2014-07-03 http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/2c6e055de27e3a55b24a6be1ce9d77c3
北朝鮮の脅威を煽るマスコミに憲法を活かす外交の思想はなし!ここに問題の根本原因がある! 2014-07-03 http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/b22d31576d1df7620ed5b76bc80fcf59
対話なき圧力=経済制裁路線破綻から対話と交流による拉致問題の抜本的解決への転換を示した日朝合意!2014-06-02 http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/00c93cb2c740ec8baab08c3bd6291284
日朝会談と合意の発表時間疑惑を明らかにすべき!安倍晋三・金正恩政権のあ・うんの呼吸の奥に何が!2014-06-01 http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/06319bd061c216347162644a181c0a6a
日朝合意を契機に何をなすべきか!北朝鮮不信を煽るか、人道主義を掲げ、平和主義へ転嫁していくか!2014-05-31http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/039eada355112c19ddae1b5d2df2d49e
日朝合意は拉致被疑者帰国への第一歩!北朝鮮不信と日米韓団結の懸念よりまず帰国を最優先すべき! 2014-05-31 http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/b5bf71a54dfff3dc3e54b1bf1a760e49

次の記事は、有田 芳生氏のFBの記事です。ご覧ください。
https://www.facebook.com/yosihifu.arita

日朝交渉が中国の瀋陽で行われました。結果はすでに報じられたように、外務省などの担当者が日本から平壌に出向き、特別調査委員会の進捗状況を聞くことになりそうです。多くの報道が間違っているのは、これが北朝鮮側の提案だと決めつけていることです。たしかに北朝鮮側が平壌への受け入れを発言したのは事実です。しかしまだ特別調査委員会の第1回報告があると理解されていたとき、日本政府はどこで、どのような体制で報告を聞くのかが検討されていました。私は北朝鮮の1回目の報告が拉致被害者などにかかわる核心的なものではないだろうとずっと発言をしてきました。それでも日本政府からすれば、これは期待感が高まりすぎていたことからくる判断ですが、もし拉致被害者や特定失踪者の情報が報告されたなら、疑問点などを提示する必要が生じると想定していました。そうした延長上に平壌で報告を受けることも選択肢にあげられていたようです。北朝鮮が平壌で説明をすること、日本政府が担当者を派遣することに強い批判を語る論調があります。だが特別調査委員会のメンバーと面会することを要求してきたのも日本政府です。ストックホルムでの「5・29合意」とそれに基づく特別調査委員会については、北朝鮮が調査に1年ほどかかるということで日本側も了承しています。ここはじっくりと北朝鮮の出方を見つめる時期でしょう。「い見通しで前のめりになった安倍首相が北朝鮮側に手玉に取られ、その大失態を隠すために必死になっている」(「週刊ポスト」)というのは半分だけ正しいでしょう。「甘い見通し」はそのとおりです。しかし「大失態」にまでは至ってはいません。(2014/10/1)(引用ここまで

以下、NHKが報道した拉致問題の記事です。ご覧ください。

北朝鮮の拉致担当者と直接論戦できる絶好の機会が生まれた意味は何か!

拉致調査で担当者派遣 日本側と調整へ  10月1日 22時13分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141001/k10015041891000.html
 拉致被害者らの調査を巡って、日本政府が担当者をピョンヤンに派遣する方針について、北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使は1日、「いつでも受け入れる準備ができている」と述べ、今後、外交ルートを通じて日本側と調整を進めたい考えを示しました。
先月29日、中国の瀋陽で行われた日本と北朝鮮の政府間協議で、日本政府は、北朝鮮が拉致被害者らの調査の詳細はピョンヤンで説明したいとしていることを受けて、担当者をピョンヤンに派遣する方針ですが、派遣の時期については北朝鮮側の出方を探りながら判断することにしています。これについて北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使は1日、中国・瀋陽の空港で記者団の取材に応じ、「今回の協議では日本側にピョンヤンに来るようにと伝えた。それが合理的だ」と述べました。そのうえで、日本政府がピョンヤンに担当者を派遣する方針について「外交ルートを通じて提起されれば、われわれはいつでも受け入れる準備ができている」と述べ、今後、日本側と調整を進めたい考えを示しました。一方、調査の現状についてどのような説明をするのかという問いには、「それは分からない。調査委員会のメンバーに聞く話だ」と述べるにとどまりました。(引用ここまで

先ず北朝鮮側の真意と調査の実態、日本の要求を打ち出すべきではないのか!

拉致被害家族 北朝鮮派遣に懸念  10月1日 18時13分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141001/k10015035781000.html
 拉致被害者の家族が、日本と北朝鮮の先の政府間協議について外務省の担当者から説明を受け、被害者などの調査の詳細を聞くため政府がピョンヤンに担当者の派遣を検討していることについて、「被害者の帰国が見通せないなかでの派遣にはリスクがある」として懸念や反対の声が相次ぎました。
内閣府で行われた説明では、はじめに拉致被害者の家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが「今の時点で調査の具体的な内容が見えないのは残念で、北朝鮮の思惑どおりに動かされていると感じざるをえない。ピョンヤンに担当者を派遣するのなら具体的な回答を持ち帰っていただきたい」と述べました。家族によりますと、このあと外務省の伊原アジア大洋州局長から、先月29日の北朝鮮との協議では拉致被害者などの調査について満足できる説明が得られなかったことや、日本側の担当者をピョンヤンに派遣すれば説明を聞ける可能性はあるものの、派遣するか決まっていないことなどが説明されたということです。家族からは、北朝鮮の調査に翻弄(ほんろう)されてきたこれまでの経緯を踏まえ、今の段階で北朝鮮に行っても一方的に不十分な説明を聞かされ主張を受け入れさせられるリスクがあるといった懸念や、被害者の帰国につながる見通しがないかぎり行くべきではないといった反対意見が相次いだということです。
説明のあと、横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「これまでも北朝鮮は偽の遺骨などうその証拠を出してきている。何の情報もないなかでピョンヤンに行くことには賛成できない」と懸念を示しました。また、父親の滋さんは「被害者を殺して本当の骨を出してくることもありえるのではないかと心配しています。北朝鮮への派遣については慎重に考えてほしい」と求めました。飯塚さんは「拉致という犯罪行為に対し、なぜ日本側が北朝鮮のペースで状況を聞いたり確認したりしなければならないのか。北朝鮮が被害者を帰すのが筋であり、そのシナリオに巻き込まれてほしくない」と話しました。(引用ここまで

一刻も早く北朝鮮との対話と交流・交渉・協議・実態解明状況を把握すべき!

拉致問題 北朝鮮の真意確認し方針決定  10月1日 13時05分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141001/k10015022941000.html
加藤官房副長官は、午前の記者会見で、北朝鮮が、拉致被害者らの調査の詳細はピョンヤンで説明したいとしていることについて、拉致被害者の家族の意向を踏まえるとともに、北朝鮮の真意を確認したうえで早急に方針を決めたいという考えを示しました。
政府は、北朝鮮が拉致被害者らの調査の詳細はピョンヤンで説明したいとしていることを受けて、担当者をピョンヤンに派遣する方針ですが、派遣の時期については北朝鮮側の出方を探りながら判断することにしています。これについて、加藤官房副長官は午前の記者会見で、「拉致問題は最重要課題であり、北朝鮮が、拉致被害者をはじめとするすべての日本人に関する包括的、全面的な調査を行い、その結果を速やかに通報してくることを強く期待している」と述べました。そのうえで、加藤官房副長官は「今回の北朝鮮側の説明を踏まえ、調査の現状や結果を把握すべく、引き続き最善を尽くしていきたい。今後の方針は、当然、被害者のご家族の方々のお考えも踏まえ、最終的には関係閣僚を含め、政府全体としてしっかりと意思疎通を図り、実態を確認したうえで早急に決めていきたい」と述べました。(引用ここまで

調査の詳細な現状を吐くすることと日本の要求、北朝鮮の要求を交流することだ!
疑心暗鬼で手をこまねいているだけで進展をつくることができるのか!

担当者派遣の時期 北朝鮮の出方探り判断  10月1日 4時09分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141001/k10015014591000.html
政府は、北朝鮮が拉致被害者らの調査の詳細はピョンヤンで説明したいとしていることを受けて、担当者をピョンヤンに派遣する方針ですが、派遣の時期については北朝鮮側の出方を探りながら判断することにしています。
安倍総理大臣は中国の瀋陽で行われた北朝鮮との政府間協議で交渉にあたった外務省の伊原アジア大洋州局長らから、拉致被害者らの調査を巡る北朝鮮側の説明などについて30日に総理大臣官邸で報告を受けました。このあと安倍総理大臣は記者団に対し「北朝鮮側からは『具体的な調査結果を報告できる段階にはない。調査の詳細な現状は、ピョンヤンに来て特別調査委員会のメンバーに会って、直接話を聞いてほしい』という説明があった」と述べました。これに関連して政府関係者は30日夜、記者団に対し、詳細な説明を受けるために担当者をピョンヤンに派遣する方針を示したうえで、派遣の時期について「そんなに時間はかけられない」と述べました。ただ政府内にはピョンヤンに行った場合、どのような説明が受けられるのか、入念に探る必要がある」という指摘があるほか、「今回の北朝鮮側の対応を踏まえると誠意ある回答を得るのは難しいのではないか」という見方も出ています。このため政府は、伊原局長ら担当者をピョンヤンに派遣する時期について、北京の外交ルートなどを通じて北朝鮮側の出方を探りながら判断することにしています。(引用ここまで

北朝鮮の変化を読み取れない政府は拉致・北朝鮮問題を解決する気はあるのか!

外相 ピョンヤンでの現状説明で対応検討  9月30日 21時32分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140930/k10015010391000.html
 岸田外務大臣は30日夜、記者団に対し、拉致被害者らの調査を巡り29日行われた北朝鮮との政府間協議で、調査の現状が十分に説明されなかったのは残念だとしたうえで、北朝鮮が現状をピョンヤンで説明したいとしていることについて対応を検討する考えを示しました。
この中で岸田外務大臣は、29日に中国の瀋陽で行われた北朝鮮との政府間協議で、北朝鮮側から、7月に特別調査委員会を発足させたあと、即時に活動を開始し、科学的かつ客観的な調査に着実に取り組んでいるが、今の段階では日本人一人一人の具体的な調査結果を通報することはできないという説明があったことを明らかにしました。そのうえで岸田大臣は、北朝鮮側から「調査の現状については、日本側がピョンヤンを訪問して特別調査委員会のメンバーと面談すれば、より明確に聴取できるだろう」という発言があったことを明らかにしました。そして岸田大臣は、「今回の協議で、北朝鮮側から調査の現状の十分な説明が得られなかったことは残念だ。政府としては拉致問題が最重要課題であり、北朝鮮が拉致被害者をはじめとする、すべての日本人に関する包括的かつ全面的な調査を行い、結果を速やかに通報してくることを強く期待している」と述べました。さらに岸田大臣は、北朝鮮が詳細な現状をピョンヤンで説明したいとしていることについて、「調査を前進させるためにどうすればいいかという観点で、政府として早急に具体的な方針を検討していきたい」と述べ、ピョンヤンに担当者を派遣するかどうかも含め、対応を検討する考えを示しました。(引用ここまで

異例のNHK単独インタビューの意味を読み取る必要がある!

北朝鮮ソン大使「調査の報告はピョンヤンで」 9月30日 20時52分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140930/k10015009601000.html
 拉致被害者らの調査を巡り、北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使は30日、NHKとの単独インタビューで、これまでに行った調査の内容は「いつでも日本側に報告できる」と述べたうえで、報告は日本側の担当者がピョンヤンに来て説明を受けるのが望ましいとしました。
中国・瀋陽で29日に行われた日本との政府間協議で、北朝鮮側を代表して出席したソン・イルホ日朝国交正常化担当大使は、30日夕方、現地でNHKとの単独インタビューに応じました。この中でソン大使は、まず今回の政府間協議で、日本側が北朝鮮によるすべての日本人の調査のうち、拉致問題の調査を最も重視しているという立場を改めて示したことについて、「われわれは両国間の合意に基づいてすべての日本人を対象に調査することを約束し、拉致問題の調査についても、今も誠実に取り組んでいる」と述べましたそして、当初は「夏の終わりごろから秋の初め」に伝えるとされていた、調査に関する最初の報告について、ソン大使は、7月に発足した「特別調査委員会」がこれまでに行った調査の内容については、「いつでも報告し、日本側と情報を共有できる用意ができている」と説明しました。ただ、その報告の伝え方に関してソン大使は、「われわれが特別調査委員会という組織を設置した以上、日本側がピョンヤンで調査委員会のメンバーに会って、直接報告を受けるのがよいと思う」と述べ、日本側の担当者がピョンヤンに来て説明を受けるのが望ましいとしました。(引用ここまで

真摯で真剣な議論が行われているという状況をどのように具体化するか!

国民世論にかかっている!

外相 日朝協議の報告受け対応検討  9月30日 15時53分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140930/k10014993601000.html
岸田外務大臣は閣議のあと記者団に対し、拉致被害者らの調査を巡って、北朝鮮側から進捗(しんちょく)状況などの説明を受けたことに関連して、30日に帰国する代表団の報告を踏まえ、調査が誠実に行われているかどうかを見極めて今後の対応を検討する考えを示しました。
日本と北朝鮮の政府間協議が29日、中国の瀋陽で行われ、日本側は、拉致被害者らの調査を巡って、拉致問題の調査を最も重視しているとしたうえで、調査を迅速に進め速やかに結果を報告するよう求め、北朝鮮側から特別調査委員会のもとで進められているとされる調査の進捗状況の説明を受けました。これに関連して、岸田外務大臣は閣議のあと記者団に対し、「合わせて4時間半にわたって、真摯(しんし)で真剣な議論が行われたと報告を受けている。北朝鮮側からは、今回の協議は、特別調査委員会による調査結果の通報ではないとしながらも、ことし5月にスウェーデンで行われた協議での合意を履行するという説明があった」と述べました。そして岸田大臣は、「代表団の報告をしっかり受けたうえで内容を確認・分析して、今後の対応を考えていくことになる」と述べ、30日に帰国する外務省の伊原アジア大洋州局長ら日本側の代表団の報告を踏まえ、調査が誠実に行われているかどうかを見極めて、今後の対応を検討する考えを示しました。(引用ここまで

両者の言い分の到達点を踏まえ、日朝合意を維持しながらどう詰めるか!

日朝協議終了 今後も継続で一致  9月29日 21時23分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140929/k10014974131000.html
 日本と北朝鮮の政府間協議が中国の瀋陽で行われ、日本側は、拉致被害者らに関する調査を迅速に進め、速やかに結果を報告するよう求め、今後も協議を継続していくことで一致しました。一方で、外務省の伊原アジア大洋州局長は記者団に対し、北朝鮮からの1回目の報告の時期について、「何ら決まっているものはない」と述べました。
中国の瀋陽で行われた政府間協議には、日本側から、外務省の伊原アジア大洋州局長、北朝鮮側から、ソン・イルホ日朝国交正常化担当大使が出席しました。協議はおよそ4時間半行われ、日本側は、北朝鮮側に対し、拉致被害者をはじめとするすべての日本人に関する全面的かつ包括的な調査を迅速に行い、その結果を速やかに報告するよう求め、とりわけ日本としては拉致問題の調査を最も重視していると伝えました。
これに対し北朝鮮側は、ことし5月にスウェーデンで行われた協議での合意に基づき、特別調査委員会を設置して速やかに調査を開始していると説明しましたそして両者は今後も協議を継続していくことで一致し、北京の大使館ルートを通じて調整を続けることになりました。また協議の中で日本側は、北朝鮮の核やミサイルの問題について強い懸念を伝えました。
協議のあと伊原局長は記者団に対し「たいへん真摯(しんし)で真剣なやり取りがあった」と述べました。その一方で、伊原局長は「1回目の通報の時期については何ら決まっているものはない。ソン大使からの説明の詳細は、まずは東京に報告したい」と述べました。また伊原局長は「今のところ日本として北朝鮮に対し、さらなる制裁解除や人道支援を考えていることはない」と述べました。
一方、ソン大使は記者団に対し、「協議は真摯な雰囲気で行われた。合意を履行するため、互いに協力し努力していくことで一致した」と述べました。また「最初の報告はいつ行われるのか」という質問に対し、「今回は最初の調査結果に関する協議ではない。調査は誠実に行われている」と述べ、具体的な時期には言及しませんでした。伊原局長は30日、帰国することにしており、協議の内容などを安倍総理大臣らに報告することにしています。
横田さん「じれったい気持ちでいっぱい」
拉致被害者、横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「『拉致問題が第一だ』と、ここに来てもう一度言わなければいけないというのは、じれったい気持ちでいっぱいです。国家犯罪である拉致問題の解決が第一だと北朝鮮に受け入れさせることが大切で、政府はそのことを主張し続けてほしい。北朝鮮の『被害者8人は死亡、4人は入国していない』といういいかげんな説明が棚上げされたまま事態が進むことは納得できず、まずそこから始めていただきたい」と話しました。父親の滋さんは「北朝鮮は拉致問題をなるべく後回しにしようという態度に見えますが、国際的に見てもいちばん重大な問題だと思うので、北朝鮮は真剣に誠実に取り扱ってほしい」と求めました。(引用ここまで

日朝協議の原点=人道主義を踏まえた真摯な議論を互いに認め合うことが大切!

日朝協議 迅速な調査と報告求める  9月29日 12時16分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140929/k10014958061000.html
中国の瀋陽で行われている日本と北朝鮮の政府間協議は日本時間の午後1時すぎに休憩に入りました。これまでの協議で、日本側は当初の予定から1回目の報告がずれ込んでいる拉致被害者らの調査の進捗(しんちょく)状況をただし、すべての調査を迅速に進め、速やかに結果を報告するよう求めました。
日本と北朝鮮の政府間協議は日本時間の午前11時から、中国・瀋陽にあるホテルで始まりました。冒頭、外務省の伊原アジア大洋州局長は「日本側としては、北朝鮮がすべての日本人に関する全面的な調査を迅速に行い、その結果を速やかに通報すべきだと考えており、特に拉致問題を最重要課題と考えている。きょうは、特別調査委員会の調査の現状について、詳細な説明をしっかり受けたい」と述べました。
これに対し、北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使は「双方の合意以降に取り組んできたお互いの立場をより明確にする協議になることを望んでいる。このことをまずははっきりさせておきたい」と述べました。協議は日本時間の午後1時20分ごろ、休憩に入り、ソン大使は記者団に対し、「きょうの話し合いは調査の結果を報告するものではない」と述べ、北朝鮮側の立場を改めて強調しました。今回の協議は、拉致被害者らの調査を巡って、北朝鮮側から、「現在はまだ初期段階にある」と連絡があり、1回目の報告が夏の終わりから秋の初めごろという当初の予定からずれ込んでいることを受けて行われています。協議は、日本時間の午後4時に再開される予定で、日本側は安否が分かっていない拉致被害者12人の調査の状況などを重点的にただすことにしています。(引用ここまで