昨日はローマのノッテ ビアンカの日でした。ノッテ(notte)=夜、ビアンカ(biana)=白、つまりローマの白夜祭というところでしょうか。土曜日の夕方から翌日の明け方までのオールナイトイベントで、美術館や博物館が入場無料だったり、ローマ中でさまざまなコンサートや展覧会などなど様々なイベントが開かれるのです。パリやマドリッドなど他の都市でも行われているようで、ヨーロッパはこういう無料文化イベントが多いのが嬉しいところ。
という私は今年はイベントを催す側のお手伝いの機会に恵まれました。時々アルバイトをさせていただいているローマの日本文化会館での受付係。ノッテビアンカのイベント巡りはできなかったものの、結果的にはむしろおもしろい経験でした。文化会館には日本庭園があって、特定の一般公開期間を除くと、普段は見学することはできないのですが、ノッテ ビアンカでは特別に一般公開、これに大勢の人々が集まりました。関心のあるイタリア人が結構いるものなのですね。一体彼らの目には日本庭園はどのように映るのでしょう。
海外にいると、日本好きの人々に会う機会がよくありますが、結局日本が好きな人にとっては、日本のものは全て素晴らしい、そうでない人には「ふ~ん」で終わり、基本的にはそういう気がします。もちろん日本人の私たちもきっと同じでしょうが。
ただ、イタリアには日本ファンが多いような印象、それはとても嬉しいことです。
残念ながら、私のダニィは「ふ~ん」のグループのようですが・・・。