たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「大草原の小さな家」への旅_ミネソタ州ウォルナット・グローヴ_プラム・クリーク(1)

2015年02月25日 08時59分18秒 | 「大草原の小さな家」への旅
「ローラの一家は、シリーズ第二巻『大草原の小さな家』に書かれたカンザス州インディペンデンスを去ったのち、ここウォルナット・グローヴへやってきた。第三巻『プラム・クリークの土手で』で一家が住んだのは、土手の横穴にしつられた家。それは、町から北に二キロ半ほどで、ゴードンさんという人の農地の中ににあった。

 ローラがミズズマシのように泳ぎ、意地悪なネリー・オルソンにヒルを吸わせて仕返しをした小川プラム・クリークは、のどかなせせらぎだった。

(略)

 クリークにかかる小さな木橋を渡ったところに、横穴の家の跡はあった。今は土手が崩れていて、入り口も何もない。インガルス家の住居跡だったことを示す大きな看板があるだけだ。
土手の上は、大豆とトウモロコシの畑だった。

 土手の家は、夏は涼しく、冬は暖かだっただろうが、狭いほら穴だ。天井からの土埃と雨漏りがひどく、窓も小さな穴が一つだけ。暗くて、住みにくかったという。

 一家は、ウィスコンシン州の「大きな森」でも、カンザス州の大草原でも、かまどと煙突のある家に住んでいたのに、どうしてこんな古代人のようなほら穴に、と不思議に思った。その答えは、その日の午後、近くにあるソッド・ハウスという芝土(ソッド)の家を見学して、わかった。」

(松本侑子著『アメリカ・カナダ物語紀行』平成21年幻冬舎文庫、179-180頁より引用しています。


今年は雨が少ないので、水が少ないというガイドさんのお話でした。





インガルス一家が暮らした家の跡の看板が見えています。



ここで生活したことがなかなかイメージできませんでした。












橋を渡りました。



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