たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

雪組『壬生義士伝』『Music Revolution』_東京宝塚劇場千穐楽LV(3)

2020年07月10日 13時46分18秒 | 宝塚
2019年9月1日;雪組『壬生義士伝』『Music Revolution』_東京宝塚劇場千穐楽LV
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/294941e04915313c523c81a3070f2a4d

2019年9月29日:雪組『壬生義士伝』『Music Revoilution!』_東京宝塚千秋楽LV(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c934a197ca466317dca4a7346bc14d64

 去りゆく休日を惜しみつつ、少しだけ思い出し。土方歳三がすごくかっこよかった、っていう声がライブビューイング会場を出るとききこえてきて心の中で握手していました。芝居の雪組、日本物の雪組DNA、所作が下級生にまで行き届いているところがさすが雪組と唸らせる舞台でした。中でも土方歳三の所作と眼差しがとてもなく美しくかっこいいと思いました。演じたのは彩凪翔さん。プログラムをみると2007年『NEVER SAY GOODBAE』で初舞台とあるので、蘭乃はなちゃんと同期ですね。以来、雪組ひとすじ。こうして雪組DNAは受け継がれていっているのかと唸りました。真彩希帆ちゃんが二役で演じたみつと寛一郎がお見合いをする場面に同席した土方歳三の、低い位置で団扇を小さくあおいでいた時の、所作の美しいこと、美しいこと。こんなあおぎ方ではほとんど涼しくなさそうなあおぎ方でしたが、それがよかった。ちとめんどくせーなっていう表情をしながら小さくあおぐ。芸の細やかさ、丁寧さに唸った次第。

 舞台は、いろんな時代の、いろんな世界にいざなってくれるのでいいですね。

 まだまだ書きたいことはありますが時間切れとなってきました。また後日少しずつ思い出していきたいです。明日と明後日は猛暑、一度涼しくなっているので死んでしまいますね。死なないようにしないと・・・。

「石を割って咲く桜

作詞:石田昌也 作曲:手島恭子

ポタリ ポタリ ポタリ
つららが解け 落ちる
ポタリ ポタリ ポタリ
お前の涙が ポタリ

雪に耐えて咲く
南部の花よ
石を割って咲く 桜花
春を待つ花
俺を待つ 故郷よ
俺は必ず帰る

風に乗って届け 俺の心
俺は死なない お前の為に
俺は生きる お前の為に

いつか帰る
いつか実る
咲き誇れ
南部の花よ」

「南部讃歌(雪の契り)

作詞:石田昌也 作曲:手島恭子

東に遠く 早池峰山
南にそぼえる 南昌山
西のお山は 岩手山
北のお山は 姫神山
ぐるりを山に 囲まれて
城下流れる 中津川

吉村寛一郎
「こったに美しい故郷に生まれ育ったわシは
 貧乏なぞ 口にスては ならね」

剣をみがき 学問を修め
志を持ち
南部の もののふとして
忠義に 生きよう」

 昨年9月1日の雪組『壬生義士伝』『Music Revolution』東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイングの備忘録、第三弾を書こうとして下書き保存したままになっていたのをようやく投稿。結果的に10カ月間なんとか持ちこたえたけれどいんしつさに耐えがたくあえぎあえぎなんとか歯を食いしばっていた頃でした。

 この作品を観劇してすごく気になった存在が、彩凪翔さんともう一人、彩風咲奈さん演じる大野次郎右衛門の長男、大野千秋を演じていた綾鳳華さん。星組から異動してきた方なんですね。オンデマンド配信で視聴した星組の『阿弖流為』が星組生としては最後の作品。ナウオンステージで涙が出ちゃうって話してましたが、礼真琴さんと共に蝦夷のために自らの命を差し出す役所、いい芝居役者だなあと思いました。『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』のニックも印象的でした。

 望海風斗さん、コロナで中止となった退団前のコンサート、東京宝塚劇場と宝塚大劇場の上演が決定、真彩希帆ちゃんのミュージック・サロンもあらためて日程が決まりました。退団は来年に延期かな。無事にひとつひとつの舞台が上演されることを祈るばかりです。ライブ配信に期待。

 ライブ配信に対して、劇場で観劇する特別感を日常生活の中で味わうことはできないというプロのご意見をみかけました。たしかにそうなのですが、現状として払い戻しのチケットは何十億にもなっただろうし、ソーシャルディスタンスで定員数の半分しか劇団はチケットを売ることができない、誰もが東西の劇場にいけるわけではない、コロナでためらう人もたくさんいるかもしれないし、チケットはさらに入手困難、などなどを考えると新しい道として受け入れていきたいとわたしは思います。チケットなかなか取れなくてあきらめざるを得ない公演を観ることができるなんて嬉しいじゃないですか。劇場に行くのはハードルが高いけれど、ライブ配信あるならみてみようってチケットを購入する方だっているかもしれない。劇団には新しい道を模索しながら生き残っていってほしいです。

 今年の1月に日帰りバスツアーで『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』を観劇した際、歌劇の殿堂を訪れました。『壬生義士伝』の衣装と小道具たち、吉村寛一郎が自害したときの刀がリアルにできていて血だらけなのでアップするのどうかなとも思うのですが、のちほどアップしようと思います。

 吉村寛一郎が負けるとわかっていながら幕府軍との戦いにのぞんだもののふとしての忠義、写真をたどりながらもう一回かみしめてみたい。家族を食べさせるため脱藩して南部をあとにすると二度と会うことは叶わなかった妻しづを思う寛一郎の歌声、沁みました。






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