たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2015年『ルーヴル美術館展』_「割れた水瓶」

2021年06月26日 16時42分09秒 | 美術館めぐり
2015年『ルーヴル美術館展』_「鏡の前の女」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0da9779dcc8779c7a16c48b48b812419

2015年『ルーヴル美術館展』_「天文学者」「両替商とその妻」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2690284e2a4d67e423ff9ccfe4e106ce

2015年『ルーヴル美術館展』_「物乞いの少年(蚤をとる少年)」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c5b704bed400abd7a815e64e5ee98ae6




ジャン=バディスト・グルーズ《割れた水瓶》
1771年、油彩/カンヴァス 109×87㎝
パリ、ルーヴル美術館 絵画部門

 本日宝塚大劇場で無事初日を迎えた宙組『シャーロック・ホームズ』で、キキちゃん演じるモリアーティ教授の部屋に飾られている絵の中にこの一枚があるようです。

 2015年国立新美術館の『ルーヴル美術館展』で出会ったことを思い出しました。音声ガイドによる案内もありました。水を汲みにいった、若くて美しい召使のこの女性の身になにが起こったかは大人の想像力でわかるわけで、美しい絵の中から語りかけてくる瞳になんとも痛ましいものを感じました。「第2章日常生活の寓意-風俗描写を超えて」で紹介されていました。画家が道徳的教訓を託した一枚。

公式HPにはこう紹介されています。

「2章では、風俗的場面を歴史画のように描いた作品、歴史画でありながら風俗描写の際立つ作品、あるいは、寓意や象徴的意味が託された作品など、日常生活の再現描写を超えた風俗画の典型的な作品を紹介します。」

「グルーズは18世紀後半のフランスにおける風俗画の流行に最も貢献した画家のひとりです。同時代の世相を反映する題材に道徳的教訓を託し、歴史画のようにドラマティックに描き出したグルーズの風俗画は、批評家ディドロによって市民社会のための「道徳画」として絶賛されました。」

https://www.ntv.co.jp/louvre2015/works/





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