第四回目の指導に向けて、個別調査票にこんなふうに書いていました。2002年10月のことでした。
タイトルを、先生に助言をいただいて、「職業観と生活観についての考察」から「女性の職業観と生活観についての考察-自己実現をめざして-」に変更しました。章立てが出来上がり、抜き書きカードを順番に参照しながら、頭の中で流れを組み立てて執筆を始める準備は整いつつありました。それでも、私は慎重になっており、書き始めるまでにもう少し参考資料を集めたいと欲張っていた覚えがあります。どこまでやっても切がつきそうにありませんでしたが、私は欲張ろうとしていました。
思い返すと、職場の中は少しずつ何かおかしい感じになりつつありましたが、それでもまだ余裕があり、むしろ楽しかった思い出があります。正規の一般職の女性がこの頃はまだたくさんいたので、その後気がついたら非正規ばっかりになった時のギスギスした感じはありませんでした。非正規が増えてくると、外から見れば同じように仕事をしていても、目には見えない、とても言葉では表現しづらい区別が幾重にもはりめぐらされている中で仕事をすることになり、ギスギス感と息苦しさが増していきましたが、この頃はまだ平和でした。それでも、自分が膨大な量の抜き書きカードを作成しないではいられないほどの怒りをすでに感じていたことに、こうして振り返ってみて自分で驚いています。
「参考文献資料の収集はほぼ終わり、抜き書きカードを作成しながら章立ての作成を進めています。前回指導をいただいた折から下記のように少し変更追加をし、現在下記のように整理しています。
・性別職務分離の状況
女性労働者の分布
(事務職は女性労働者の最大勢力)
M字型雇用
労働市場の性的な職種分離
非正社員の増加
賃金格差
会社員が男と女に性別化されること
あるOLの退職(ライフヒストリーの紹介)
・日本的経営と女性労働 その歴史の概観
戦後の労働基準法
高度経済成長
事務従事者の増加
サービス経済化
低成長期
主婦の賃労働者化
不安定雇用者の増加
雇用形態の多様化
派遣社員
雇用機会均等法の成立
管理職は7%
雇用均等法改正
・日本的経営
日本型雇用慣行
会社人間
日本型能力主義
日本的経営の「合理性」
日本型資本主義の功罪
家族賃金
女性差別
雇用調整機能を果たす女性労働
日本型福祉社会
・OLという存在
多数派ノンエリート
非差別者の自由
二極化
「OL」の誕生
OA化とOL
会社妻としてのOL
「女の子」としてのOL
OLに求められる役割
ジェンダーの落とし穴
性のステレオタイプ
構造的劣位の優位性
協調的抵抗と抵抗的協調
受身の仕事態勢
優先順位決定権の掌握
ボイコット
人事部への通告
抵抗行為の限界・制服
・帰路に立たされる女性
企業と女の友情
OLの上下関係(四つの指標)
転機がおとずれる
転職・シンデレラコンプレックス
35歳は女の転機?・結婚
モラトリアム・自己実現と現実の間
・新しい職業観の可能性をさぐる
労働の意味を問う
余暇と労働
生きがい・自分さがし
人間の条件としての職業
・女性の生き方は変った」
本来は人に読んでもらうようなものではないものを書いているのかもしれませんが、自分の気持ちに本当に区切りをつけていくために書いています。会社に対してすごく疑い深くなっているので、何を信じていいのかわからず、次といってもなかなか難しいものだと感じています。そんなこといつまでもいっていられないので、公的プログラムを利用申請しましたが、公的機関を信じることができていないので難しいのかもしれません。卒論指導は六回まで受けました。平日はフル稼働していたこともあり、時間をかけました。
観劇日記も書きたいですが、また後日。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
タイトルを、先生に助言をいただいて、「職業観と生活観についての考察」から「女性の職業観と生活観についての考察-自己実現をめざして-」に変更しました。章立てが出来上がり、抜き書きカードを順番に参照しながら、頭の中で流れを組み立てて執筆を始める準備は整いつつありました。それでも、私は慎重になっており、書き始めるまでにもう少し参考資料を集めたいと欲張っていた覚えがあります。どこまでやっても切がつきそうにありませんでしたが、私は欲張ろうとしていました。
思い返すと、職場の中は少しずつ何かおかしい感じになりつつありましたが、それでもまだ余裕があり、むしろ楽しかった思い出があります。正規の一般職の女性がこの頃はまだたくさんいたので、その後気がついたら非正規ばっかりになった時のギスギスした感じはありませんでした。非正規が増えてくると、外から見れば同じように仕事をしていても、目には見えない、とても言葉では表現しづらい区別が幾重にもはりめぐらされている中で仕事をすることになり、ギスギス感と息苦しさが増していきましたが、この頃はまだ平和でした。それでも、自分が膨大な量の抜き書きカードを作成しないではいられないほどの怒りをすでに感じていたことに、こうして振り返ってみて自分で驚いています。
「参考文献資料の収集はほぼ終わり、抜き書きカードを作成しながら章立ての作成を進めています。前回指導をいただいた折から下記のように少し変更追加をし、現在下記のように整理しています。
・性別職務分離の状況
女性労働者の分布
(事務職は女性労働者の最大勢力)
M字型雇用
労働市場の性的な職種分離
非正社員の増加
賃金格差
会社員が男と女に性別化されること
あるOLの退職(ライフヒストリーの紹介)
・日本的経営と女性労働 その歴史の概観
戦後の労働基準法
高度経済成長
事務従事者の増加
サービス経済化
低成長期
主婦の賃労働者化
不安定雇用者の増加
雇用形態の多様化
派遣社員
雇用機会均等法の成立
管理職は7%
雇用均等法改正
・日本的経営
日本型雇用慣行
会社人間
日本型能力主義
日本的経営の「合理性」
日本型資本主義の功罪
家族賃金
女性差別
雇用調整機能を果たす女性労働
日本型福祉社会
・OLという存在
多数派ノンエリート
非差別者の自由
二極化
「OL」の誕生
OA化とOL
会社妻としてのOL
「女の子」としてのOL
OLに求められる役割
ジェンダーの落とし穴
性のステレオタイプ
構造的劣位の優位性
協調的抵抗と抵抗的協調
受身の仕事態勢
優先順位決定権の掌握
ボイコット
人事部への通告
抵抗行為の限界・制服
・帰路に立たされる女性
企業と女の友情
OLの上下関係(四つの指標)
転機がおとずれる
転職・シンデレラコンプレックス
35歳は女の転機?・結婚
モラトリアム・自己実現と現実の間
・新しい職業観の可能性をさぐる
労働の意味を問う
余暇と労働
生きがい・自分さがし
人間の条件としての職業
・女性の生き方は変った」
本来は人に読んでもらうようなものではないものを書いているのかもしれませんが、自分の気持ちに本当に区切りをつけていくために書いています。会社に対してすごく疑い深くなっているので、何を信じていいのかわからず、次といってもなかなか難しいものだと感じています。そんなこといつまでもいっていられないので、公的プログラムを利用申請しましたが、公的機関を信じることができていないので難しいのかもしれません。卒論指導は六回まで受けました。平日はフル稼働していたこともあり、時間をかけました。
観劇日記も書きたいですが、また後日。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。