goo blog サービス終了のお知らせ 

たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『眠られぬ夜のために(第一部)』より_十二月十六日

2015年07月08日 22時24分10秒 | 本あれこれ
「人生は、その大部分が短い決定的な行動から成っている。そして、これらの行動のあと、ふただび穏やかな生活の流れがかなり長い時間つづく。この間に、いろいろな経験を重ねて、生活の原理が獲得され、また確立される必要がある。そうすれば、行動にあたってとくに熟慮しなくても、その原理にしたがって本能的に実行することができる。行動する時になって、自分が何をなしうるか、また何をしたいのかを、考慮しなければならないようでは、たいてい初めから失敗するにきまっている。現代では事実上でも認められているように、行動に移る決定的瞬間には、「心理的要素」がきわめて大きな役割を演じる。それまでに十分に獲得された力と原理をもって、勇敢に事にあたる者は、決定的な勝利をおさめることができる。そしてこの勝利が、その後長い期間にわたって、その人の運命を決定する。これに反して、あやふやな態度で戦いにのぞむ者は、降伏するか、退却するかであって、前にむかって進むかわりに、人生のこの時期とその課題とを全部、初めからやり直さねばならない。」

(ヒルティ著、草間平作・大和邦太郎訳『眠られる夜のために(第一部)』343-344頁より)


昨日は閲覧数が1,000を超えました。エリザベートが入口で読んでくださったのでしょうか。

次の『エリザベート』観劇までに一日だけですが久しぶりに仕事をすることができそうです。大切な役割だと思うのでがんばろうとしています。
午後は都心のすごい場所に出かけたら疲れてしまった感がありますが、予定外に最後に話をさせていただく時間も少しあり、全く準備をしていなかったので頭の中で整理できていることで話をさせていただきました。
そして、自分のしてきたことはほんとに大きくてすごいことで大切なことだったんだと気づくにいたりました。私のしたことはかなり異例のことで、社会の中ですごく間口がせまいのでほとんど誰もやらない。できないようになっているところをあまり報われなかったけれどがんばった私のような人がいることで現在への道筋ができているそうです。そこまで思ってやったわけではなく気がついたらそうなっていたのですが、そういうことでした。
社会全体の中でどんな位置づけなのか、自分ではなかなか見えていませんでしたが、どうやらすごく大変なことだったようです。無駄ではなかったようです。

梅雨の終わり、台風もきていて、それほど暑くはないのに湿度が高いので、あちこち冷房も効きすぎていて体きついですね。気をつけねばです。肝心な時に動けなくなってしまわないようにしたいです。
せっかくがんばった大事なこと。ここからまたつながりが生まれていって和ができていくといいと思いますが、自分ひとりではやれないし、エネルギーがまだ十分に回復していない中でがんばりすぎてもまたよくないので、やれそうなことを手探りの日々です。
どうやってごはんを食べていくのか。このハードルを越えるのはかんたんではないです。

徒然の観劇日記を書きたいですがまた明日にします。
夜ふかしなんとかしたいですが気持ちが落ち着かなくてまだ無理かな。
断捨離も進んできましたが、まだまだで色々と気になってしまいます。

眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)
ヒルティ
岩波書店