映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、 Netflix 映画から、メリル・ストリープ主演の実話に基づく作品「ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-」です。
世界中を席巻したパナマ文書流出事件。実業家や政治家など世界中の富豪たちが、タックスヘイブンによる税金逃れの事実が発覚したリスト文書を基に作られたミステリー映画です。監督はオーシャンズシリーズのスティーブン・ソダーバーグ。脚本はスコット・Z・バーンズ。このコンビなら間違いなないなと思って鑑賞しました。
物語は、観光船事故で最愛の夫をなくしたメリル演じるエレン。事故による保険が対象外なっていることに納得がいかないエレンは、パナマの法律事務所の悪徳弁護士たちに辿り着きます。そこからエレンの復讐劇が展開されるですが、ラストまで、エレンの復讐劇の内容はわからず仕舞いで進んでいき金にまみれた人々の愚行がクローズアップされていく内容です。
悪徳弁護士にはゲイリー・オールドマンとアントニオ・バンデラスが好演。見えない金にまつわる巧妙なタックスヘイブンの実態が二人により紹介されるのですが、欲にまみれた人々の悪行と危険な危険な所業が明らかになると、それが、法律の網をくぐり抜けた合法であっても、お金持ちでなくてよかったことを、とても幸せに感じる映画でした。