65オヤジのスタイルブック

映画 おみおくりの作法

孤独死の人々を弔う仕事をする男の物語。映画「おみおくりの作法」を観賞

 

邦題を観て、かつての「おくりびと」を想像した人が多いと思います。僕も同じイメージでこの作品を観賞しました。そして、観終わったとき感じた思いは。。。

40代独身の公務員ジョン・メイは、孤独死した人々の縁者を探し弔いの儀式を行っている平凡な生活を送る男。ある日、ジョン・メイの向かいに住んでいたいたビリー・ストークの遺体が発見される。同時に解雇を言い渡された彼は、休暇をとりビリー・ストークの縁者を探す旅に出かけることに。そこで出会う人々とビリーとの関係を通じて、ジョン・メイの人生に変化が現れる。

長編映画、初主演のとなるイギリスの名優、エディ・マーサンの演技がとにかくすばらしい。孤独の死を遂げた人々と向き合う、実直なまでに仕事をこなしていく物静かな男の姿を日常の一コマ一コマの中から見事に演じてます。また、残された遺品から死者の思いを導きだしていく言葉や縁者を探す旅に出た彼の小さな変化が笑いを誘い、そしてエンディングに向かう驚きと感動に、誰もがこの映画の虜になると思います。

地味な内容ながら、飽きさせないすばらしい映画。こんな映画に出会えたことに感謝したいです。僕自身、ジョン・メイのような人に弔ってもらえたら、何と幸せなことかと思わせてくれました。


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