先日、趣味志向の合う友人が、土日が待ち遠しいと言ってました。そのわけは、池井戸潤原作のドラマの「七つの会議」と「半沢直樹」二つのドラマなのですが、僕も楽しみなドラマとして欠かせないです。
先週は、選挙があって「七つの会議」は変則で放映。「半沢直樹」は、お休みで昼間の時間帯に1話と2話が再放送されていました。
この二つのドラマ。視聴率では明暗が分かれ、半沢直樹は20%台を超え、七つの会議は一ケタ台の低視聴率でした。これは、最近のドラマがエンターテーメント的な作風が人気を得ているのが要因で、七つの会議(もともとNHKのドラマは民放に比べ視聴率は低い)のようなシリアスな作品は扱う内容により、男女の振り幅が大きいのでこのような結果になると思っています。
今日のインターネットをYahooニュースでも半沢直樹の人気が関西のオバチャンに支えられているとの分析がありましたが、関西を舞台にしている作品には強く反応する傾向があるように思います。それは朝ドラにもその傾向が出ていて、今回のあまちゃんでの関西エリアの視聴率の低さとかつてのカーネーションの好視聴率にも現れています。
ただ、内容的にも密度の濃さでは、七つの会議の方がドラマ好きの僕としては勝っているように思います。主人公を演じる東山紀之と堺正人のキャラクターも好対照です。特に東山の演技には、よりリアルに会社の不正に対峙する現実と理想の苦悩するサラリーマンの苦悩が感じられ好感を持っています。
七つの会議は四回の短いドラマで、終了後は「半沢直樹」の独走は続くでしょう。サラリーマンを主役したこの二つのドラマが、夏のドラマをより熱くしてくれるでしょう。