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ロートレックとその時代展 岐阜県美術館

休日美術館巡り二館目は岐阜県美術館です。3月14日まで開催中の三菱一号館美術館との共同企画「ロートレックとその時代」が開催中です。

今回の美術展は、パリの世紀末美術をコレクションする岐阜県美術館と三菱一号館美術館の共同企画として実現。三菱一号館美術館のコレクションとして人気の高いロートレックのポスター芸術と岐阜県美術館がコレクションするルドンのコレクションを中心に構成されています。

会場は、パリ・モダンのミレー、モネ、ピサロ、ルノワールの三菱一号館美術館のコレクションと日本で有数のコレクションを誇る岐阜県美術館のルドン作品がずらりと並び鑑賞者を出迎えます。会場の中心には、世紀末パリの文化の香りあふれるロートレックによる大判ポスターで当時のパリの賑わいを再現、さらに、日本のパリに渡り、日本の西洋絵画の先駆けとなった黒田清輝、山本芳翠に、梅原龍三郎、安井曽太郎、坂本繁二郎などパリの世紀末の画家たちの影響を受けた洋画家たちの作品が花を添えています。

どちらのコレクションも、それぞれに特徴があり、三菱一号館美術館のバランスのとれた西洋絵画のコレクションは、この地方でなかなかお目にかかることがない洋画ファン必見のコレクションです。また、岐阜県美術館のルドンコレクションも油彩画を中心に一堂に並ぶことは少ないので、この機会にルドン作品に触れられるのも貴重です。

オペラやバレエなどの上流社会の演劇、舞踊などの文化に加え、労働者階級の人々の社交の場であったキャバレーなどによる大衆文化が栄えた世紀末のパリのエスプリをアートで体感してみてはどうでしょう。


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