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映画さよなら渓谷

カンヌ映画祭で審査員賞を受賞し、公開が待ち遠しい「そして父になる」に続き、モスクワ映画祭で審査員特別賞を受賞した「さよなら渓谷」を観賞。

こちらの作品は、最近と富に話題となっています。真木よう子が主演し、大森立嗣と森南朋の兄弟が監督に助演。さらに原作があの悪人でも話題となった吉田修一となれば、映画ファンなら期待大の作品です。

妻かなこを真木よう子が夫俊介を若松監督作品で注目される大西信満が、そして記者の渡辺を大森南朋が演じていますが、その他のキャスティングは明かされず、どんな役柄を演じていたかは観賞後の楽しみにしましょう。

物語は、ある山間の村で、実母による幼児殺害事件が発生。隣人の夫である俊介に共犯の容疑がかかります。その容疑は、妻のかなこによる通報で、殺害事件を取材してした週刊誌記者の渡辺は、容疑者の俊介の過去を調査する中で、俊介とかなこがレイプ事件の加害者と被害者の関係であることを知ります。

監督の大森立嗣は、衝撃的な夫婦関係を叙情的な映像に乗せて映し出し、自然と人間の熱をスクリーン全体に美しく醸し出していました。

そして、映画の主題となる過去のレイプ事件を渡辺がたどる中、観る人も、二人の人生に深く足を踏み入れようとする衝動にかられます。

エンディングに渡辺の問いに答える俊介の答えが、俊介とかなこの理解しがたい夫婦の関係に新しい愛の形を感じていました。

椎名林檎作詞作曲にによるエンディングを真木よう子が切なく歌っていてジーンとしました。


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