映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、ためておいた録画から少し前の作品「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」です。
原作は、益田ミリの人気四コマ漫画の実写化で、柴崎コウ、真木よう子、寺島しのぶのの三人が主演。少しだけ世代の異なる三人が織りなす、今を生きる女性のための応援歌と言ったところでしょうか。
個性派女優の三人が、カフェの店員、メーカー勤務のやり手社員、痴呆症の祖父の介護を手伝う家事手伝いと三人にとっては、地味な役柄をナチュラルに演じていて、そのギャップに男心をくすぐられました。若手の人気男優、染谷将太や井浦新も、なよなよとしたキャラクターを演じていて、こちらも面白い。
物語は、三者三様の生き方を持つすーちゃん、まいちゃん、さわ子さんが、それぞれが抱える悩みを呟きながら、少しずつ前向きに生きていく日常を描いていて、こうした視点が今の女性に共感を得ているのだろうなと感じました。
こうした肩ひじ張らず、ほんわか気分で味わうのも、たまには良いなと思わせる作品です。