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映画 佐々木、イン、マイマイン

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映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、内山拓也監督、藤原季節主演の青春映画グラフィティ「佐々木、イン、マイマイン」です。

今回の作品は、劇場で目に留まったのですが見逃した作品で、今回DVD化で鑑賞しました。東京藝大卒の人気ロックバンド「King Gnu」や平井堅のPVを手掛けた内山拓也監督で主演はドラマ「監察医・朝顔」でも監査官役でレギュラー出演していた藤原季節が売れない役者石井悠二を務めています。他にも悠二の後輩役者に村上虹郎に、彼を取り巻き仲間たちなど個性的な若手俳優が顔を揃えています。また、King Gunのボーカル井口理もチョイ役で出たりしてます。

物語は、売れない役者の悠ニは同棲相手ともうまくいかず、アルバイトで生計を立てる日々。そんな時にバイト先で高校時代の友人と多田と出会いクラス一のずば抜けた個性派だった佐々木の話になります。実は悠二は佐々木のススメで役者を志すのですが、後輩の出演する舞台に誘われ稽古に励む中で、突然佐々木から電話がかかり、現在と過去の佐々木や彼の仲間たちの思い出がリンクしながら進んでいきます。

クールで物静かな悠二とは対照的な制御不能で予想外な行動を起こす佐々木の異なる個性の対比がとても面白く、佐々木の境遇と共にその言動がシンプルなのに哲学的で佐々木の存在に釘付けなりました。そして仲間たちの心に深く刻まれる展開が、ただの青春映画とは違う強烈な印象がありました。

佐々木を中心にした仲間たちの高校時代の疾走感と卒業後の悠二と佐々木を中心にした焦燥感が言葉や行動の中に見事に表現され、圧巻のラストに度肝を抜かれました。間違いなく日本を代表する青春映画の一本だと思います。

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