ジェニファー・ローレンス主演のスパイ映画「レッド・スパロー」を観賞
物語は、ジェニファー演じるロシアのバレリーナ、ドミニカが舞台中の事故で退団、病床の母親の面倒をみるために諜報機関の叔父によりスパイとなり、CIAの捜査官に接近しロシアのモグラを探り出すとい内容です。
ハンガーゲームのフランシス・ローレンス監督とあって、スパイアクションだと思い込んでましたが、美貌や肉体を利用し誘惑し情報を入手するタイトルのスワロー(雀)というスパイで、ジェニファー・ローレンスの持つイメージとはまったく正反対の妖艶な女スパイが魅力的です。
サスペンス仕立ての内容も二転三転のだまし合いで、ドミニクの置かれた環境が、うまく反映され最後まで謎解きが困難です。そこは、CIAのエージェント作家の原作だけあって巧みです。
しかし、ロシアのスパイの残忍さが際立ち背筋が寒くなるようなスリラー的要素も強く、アメリカ映画なのに徹底的にロシアの側面で描かれているのも、空恐ろしいです。