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映画 パピヨン2019

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チャーリー・ハナム&ラ三・マレック主演のリメイク作品「パピヨン」を鑑賞。

 

1973年にスティーブ・マックイーン&ダスティン・ホフマン主演の脱獄映画が「パピヨン」46年ぶりにリメイク。僕たち世代にとっては、当時人気俳優だったマックイーンとホフマン二人の共演は強く印象して残ってます。果たして、人気俳優ハナムとオスカー俳優マレックは、オリジナルに近づくことができるか。はたまた、超えられるのか注目して鑑賞しました。

物語は、1931年のパリ狂乱の時代。窃盗の天才パピヨンは、元締めの組織にはめられ無実の罪で終身刑を言い渡されフランス領ギアナの悪魔島に送られます。そこで知り合った紙幣偽造の罪をおったドガと知り合い、彼のボディーガードを頼まれます。二人は、脱出不可能といわれた島から脱獄する計画をたてます。

パピヨンは、作家アンリ・シャリエールの13年に及ぶ脱出劇を描いた私小説を基に描かれています。その壮絶な脱獄劇は、映画史上不滅の名作に数えられました。今回の作品を観ると、どこか前作のオマージュ的な意味合いが強く、パピヨンが、ラストでドガと別れ、海に飛び込むシーンに追記した形でラストを締めくくってます。また、パピヨンとドガの関係性も微妙に違っています。その部分は、脱獄を繰り返し、最後に送られる島の二人に出会いが微妙に違っているようです。

チャーリー・ハナムとラミ・マレックの熱演は、73年の作品を知らない人にとっては素晴らしいと思うし、マックイーンやホフマンとは違うタイプのパピヨンとドガであったと思います。僕も、楽しく観ることができました。しかし、僕たち世代には、二人を超えられない何かを感じてしまいます。

脱獄を繰り返し、地獄の投獄生活を繰り返しながら、心も体もぼボロボロになりながらも、最後まで脱出を諦めない信念の男パピヨンを演じたマックイーン。服役囚の暴力や出口の見えない恐怖の中で見つけた安住の地の中で生きるドガを演じたホフマン。二人の演技は、僕たちの中に永遠に生き続けています。

この映画を通じて、オリジナル作品も観ていない世代の人にも体感してほしいなと思います。

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