コリン・ファース主演のスパイ映画「キングスマン」を観賞
英国王のスピーチでオスカーを受賞したコリン・ファース主演のスパイ映画は、ひとことで言えば痛快の言葉が一番ふさわしいと思います。
公開が間近のダニエル・クレイグの007シリーズやトム・クルーズのM:Iシリーなど、スパイもの作品に人気が集まる中で、今回公開されたキングスマンは、人気の2作品とは全く異なる作品で、面白さから観れば、2作品をしのぐ作品です。
ロンドンのサヴィル・ロー。高級紳士服店の裏の顔がどの国にも属さな国際諜報機関で、そこを訪れる顧客から資金得て、事件を解決する。しかもキングスマン称する諜報員は高級紳士服をまとい、靴、傘、ペン、時計など紳士の高級な小道具がスパイ道具に変わる。そして現代の戦闘服としてスーツをまとった身のこなしが実にクール。若きキングスマンを育てるコリーン・ファースのスパイが見事です。
物語は、死んだ部下の息子が、キングスマン入隊テストに始まり、IT長者の男が、世界戦略を企て、両足を剣にした美人秘書を従えて、ICチップを使って世界を再生のための破滅計画を阻止するもの。
ノンストップで展開される派手なアクションシーン。コリンファース演じるハリーにより、そのほとんどが、スタントなしで繰り広げられます。ラスト近くの教会での数十人を相手にする大格闘シーンは圧巻でした。また、ハリーにスカウトされた若きキングスマン、エグジーを演じたタロン・エガートンは、映画経験のない新人。しかしながら、ハリーに呼応するようにもう一人の主人公ともいえる存在感で輝いていました。
次回作も決定し、新しいスパイ映画シリーズの誕生に心躍ってます。