65オヤジのスタイルブック

DVD「ベートベンウイルス」

韓流ドラマの中で何回観ても楽しめる作品があります。先日もお昼のアンコールテレビドラマで放映された「ベートベンウイルス」です。

世界的なマエストロでありながら、楽団員や関係者としばしば衝突して半年で楽団をさるオーケストラキラーとして有名なカン・マエと、即席でできた市のオーケストラの演奏者たちとの衝突と友情を描いたドラマは、各回で、予想外のドラマが展開されるのが魅力です。

眉間にしわを寄せて、常にパーフェクトな演奏を目指すマエストロ・カン・マエが見せる表情とは正反対の言葉や表情。それぞれに複雑な事情を抱える楽団員やカン・マエと衝突しながらも師と仰ぐ未来のマエストロを日本でも人気のグンソクが演じ、太王四神記でペ・ヨンジュンの恋人役を演じたイ・ジアがカン・マエに淡い恋心を抱く、耳に障害を抱えるヒロインを好演してます。

なんと言っても、この作品の魅力は、カン・マエを演じたキム・ミョンミン。韓国男優の個性とは、ことなら無味無臭な顔立ち。ドラマでも、常に潔癖な風貌で、常に眼だけが、邪なものに対する怒りを向けているような感覚があり、今までに感じたことのない新鮮な個性を感じました。

オーケストラを支配する完璧なマエストロを演じながら、人生をまじめに生きる弱者に向けられる深い愛情が、静かな感動と涙を誘います。

日本でも、オーケストラをテーマにした名作ドラマは数多く生れましたが、ベートベンウイルスは、常に頂点に君臨する圧倒的な力を持っています。

 

被災者と対峙してカン・マエの過去が明かされる回。音楽の力を感じる感動の演奏。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事