映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、2012年公開の韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」です。
映画サニーと聞いて、思い浮かぶ人も多いかと思います。実は、今回の作品は現在公開中の「SUNNY強い気持ち、強い愛」のオリジナル版です。韓国で口コミでヒットした作品で、今回アマゾンプライムで視聴しました。
物語は、42歳になった女性が、高校時代の仲間のリーダーの余命を知り仲間たちを探すという内容です。日本版は、1990年代が舞台でコギャル仲間が設定。オリジナルは、1980年代が舞台で、どちらも当時のヒットナンバーと共に描かれてます。
この映画の面白さは、登場人物の詳細な設定がとてもおもしろい。高校時代の夢と40代に大人の現実が交錯し、友の近づく死に向かいあいながら、再会を通して強くなっていく大人の女性の絆に感動し泣けます。
韓国映画の魅力のひとつに笑って泣けるヒューマンコメディーがありますが、今回の作品はかなり泣けますし、当時の韓国の政治的な背景もあって、部分的に内容も重い部分があります。
また、僕にとっては、小学生の頃に聞いた洋楽の原点のひとつ。テーマ曲のサニーや1980年代のダンスチューンも、ドストライクで、すごく楽しめました。
日本版は、まだ観てないです。たぶんDVDで観ると思うので感想は後日に。でもいろいろ調べてみると、韓国と日本の社会状況から見ても、おそらくオリジナル版のサニーに軍配が上がります。たぶん、大根仁監督も、時代設定は違えど登場人物の背景は変えず原作に忠実に描いてるのではと推察できます。監督のオリジナルへのリスペクトを感じます。