65オヤジのスタイルブック

DVDダラス・バイヤーズクラブ

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はHIV患者のために奔走した実在のカウボーイの半生を描いた「ダラス・バイヤーズクラブ」です。

 

舞台は1980年代。ロデオと女、酒とドラッグに明け暮れるその日暮らしの生活を送っていた男が突然エイズで余命30日の宣告を受け中、未承認薬を患者に提供するために奔走する日々を描いた作品です。

主演のマシュー・マコノヒーは、20キロの減量に挑み見事にエイズ患者を演じています。当時、治療薬もなく不治の病と言われたエイズ。しかも、感染するのは同性愛者だけと言う偏見と差別の中で、彼は独学で勉強して効果のある未承認薬を調べ、密輸のためにメキシコ、中近東、日本など世界中を飛び回ります。

そんな状況下の中で、毒性の強い承認薬のAZTをめぐり、彼らしいやり方で未承認薬を販売。政府と大手製薬会社を相手に徹底的抗戦を繰り広げます。偽善や慈善を一切廃して全編ユーモアとジョークを交えて描いたことでかえって人間味あふれる感動作に仕上がっていました。

同性愛者ではない彼に寄り添いながら、相棒として彼を助けるトランスジェンダーの男を演じたジャレッド・レトの演技も見事で、時にマコノヒーの演技をしのぐほど強烈な印象を持ちました。マコノヒーとレトは、本年度アカデミー賞の主演と助演でオスカーを獲得しています。


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