日本でも、野球熱が冷めてきていると言われる昨今。世界レベルの大会には、老若男女を問わず、逆に加熱差を増しているように感じます。
それは、日本人のなかにスポーツへの多様化が進み、スポーツを楽しむ気質の変化が生まれているように感じます。
WBCの熱が、即プロ野球人気に移行するかは疑問です。WBCに見る新しいファン層(若年女性層)の取り込みが鍵を握ります。
さて、よく論じられるベースボールと野球の違い。今回のWBCは、それを如実にあらわした大会でした。
力のベースボールと技の野球。北米、中米大陸に欧米、アジアの三大陸の分布図を確実に野球志向のアジア勢がランキングにおいても上位を占めてます。
まして、メジャーでも日本人メジャーの活躍でスモールベースボール(野球)が浸透しつつあります。
たとえば、ワールドシリーズでも弱小球団の活躍を見れば、その状況は明確です。
今回の岩隈、ダルビッシュの活躍でメジャー球団が彼らに触手しようとしていますが、現在の不況時にどこまで高額な年棒を払えるか疑問です。二人はメジャー志向がないことは以前から耳にしていますが、今プロ野球の底辺拡大には一番の追い風の時期だと思います。
この4年間は、プロ野球改革の絶好のチャンスです。Jリーグの地域性重視を取り入れて、多彩なファンサービスで入場者数を増やしアジア、ヨーロッパの潜在能力のある選手をスカウトして野球の国際化を図るのも、ひとつの案だと考えます。
プロ野球の新しい波を築く4年間ととらえれば野球がベースボールを超える日も近いと思います。
野球がベースボールを超えた時、その頂の先には、WBC三連覇が見えると確信します。
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