腹話術師のいっこく堂と政治風刺劇団ザ・ニュースペーパーが共演する公演を観ました。
腹話術の新境地を開いたいっこく堂と政治家のキャラクターを巧みに演じながらコミカルな風刺劇団ザ・ニュースペーパー。
単独でも、十分楽しめるアーティストが一部、二部で共演する贅沢なライブです。
ザ・ニュースペーパーのライブは、今が旬の政治家と過去の政治家が、様々なシチューエーションで登場。笑いの渦に巻き込みます。その風刺の笑いが、小気味よくあきさせない内容でした。
彼等の笑いは、テレビでは断片的でしか放映されないのですが、実際のライブを目の当たりにすると、政治に対して、国民の代弁者になって笑い飛ばす。爽快感を感じました。
2部のいっこく堂のライブは、おなじみのキャラクターでスタート。舞台から観客席に降りて、会場を回りながら、目の前で腹話術を披露してくれました。
その後は、谷村新司に本人公認の松山千春まで有名歌手をキャラクターにした人形との共演。口をつぐんだままファルセットボイスを出すことが困難な、米良美一や秋川雅史の声を演じられました。
また、腹話術では最も困難と言われる、ぱ行、バ行をスキャットマンの曲で見事に披露されました。
他にも、一人で演じる漫才など、エンターテーメントしての魅力的なステージでした。
一日で二度おいしい舞台を見ることができて感激な一夜でした。