アフィア株式会社はおかげさまで7周年を迎えました。
それは自分が「社長8年目」であるということでもあり、それを口にするたびに自分で驚いてしまいます。年齢からか初対面の方に「ベンチャーやってるの?」と言われることもありますが、さすがに全く「ベンチャー」という気がしません。リスクをとってがむしゃらに努力をする時期は過去の話であり、今後はコツコツと小さな工夫を重ねて行ければいいなと考えています。
さて、起業して数ヵ月後に、友人でもある尊敬する証券業の先輩と食事したことをよく思い出します。座ってすぐ、以下のような会話になりました。
「How's the company? Having fun?」
「Definitely. Everything I do these days is a first for me.」
「What's the most important thing you've learned?」
・・・いきなりそうきたか、と一瞬戸惑ってしまいましたが、
「That it's not easy to reinvent the wheel」
のような答えを出したと思います。ご尤もとも言えるが、ただ言葉の流れを作ったことがバレてしまったのか、あまり納得した様子ではありませんでした。自分も納得していなかったから、当然のことでしょう。後々はこうやって、表面的なことを言ってしまうときには厳しい態度をとってくれる人がいることを貴重に思いましたが、その時点ではくやしい思いしかありませんでした。自信を持って、カッコよく答えたかった。
7年経った今でもカッコよいことは言えないかもしれませんが、同じ質問に対して
「恐れなくていいということ」
と答えます。
「卒後3年で会社を作る」というのは口癖でしたが、実際そうしたときは楽しいというより、恐ろしいと感じていました。「このまま軌道に乗らなかったらどうなってしまうんだろう」と心配したし、親にも心配をかけてしまったし、昔の勤務先に復帰する夢を何度も見ました。積み上げてきたものがすべて消えてしまうのが恐い。「エリート」じゃなくなるのが恐い。営業で断られるのも恐い。仲間の期待を裏切ってしまいそうで怖い。異業種交流会で業務内容や業績を詳しく聞かれるのが恐い。
・・・ほんとに、どうでもいいことばかりを恐れてました。
実際に営業で断られたり、業績を聞かれたりしただけでなく、数人の弁護士を相手に契約交渉をしたり、お客様の前でガキ扱いされたり、6対1でサービス不備について指摘しまくられたりしました。ついでに女性にフラれたり、資格試験に落ちたり、支払督促を出したり、逆に「訴えるぞ」と脅されたりもしました。
どれも良い思い出ではありませんが、よい経験でした。そして、これらのことがまた起こったら嫌だと思うことは確実ですが、恐くはなくなりました。
「どうにかなる」というより、「どうにかできる」と思えるようになったためです。
「生まれてから大きな失敗とかしたことなさそうだね」と言われることがありますが、それは残念です。他人が10回中7回成功しているとしたら、私は50回中20回成功する人になりたい。野球ではチャンスが限られているため打率が高い方が良いですが、人生では失敗してももう一度チャレンジすることができます。(他人に迷惑をかけない形で)恐れず30回失敗できるようになった、それがアフィアの7年間で得た最大の収穫だと思います。
(注:当然ですが、「失敗してもいいや」「仕事でミスがあってもいいや」などと思っているわけではありません。もっとマクロの話ですし、そのような事態が起こっても自信を持って対処できるため、恐れて行動を興さないことはないということです。)
そしてもちろん、引き続き打席数も打率も増やしていきたいと思います。
・・・話を戻しますが、今まで一万枚を超える資料の翻訳を行ってきたことに加え、スタッフさんの翻訳レベルが上がってきたことや個人的にカリフォルニア州弁護士になったことなどにより、ますます専門性の高いサービスを提供させて頂けると思います。
引き続き、アフィアをよろしくお願い致します。
それは自分が「社長8年目」であるということでもあり、それを口にするたびに自分で驚いてしまいます。年齢からか初対面の方に「ベンチャーやってるの?」と言われることもありますが、さすがに全く「ベンチャー」という気がしません。リスクをとってがむしゃらに努力をする時期は過去の話であり、今後はコツコツと小さな工夫を重ねて行ければいいなと考えています。
さて、起業して数ヵ月後に、友人でもある尊敬する証券業の先輩と食事したことをよく思い出します。座ってすぐ、以下のような会話になりました。
「How's the company? Having fun?」
「Definitely. Everything I do these days is a first for me.」
「What's the most important thing you've learned?」
・・・いきなりそうきたか、と一瞬戸惑ってしまいましたが、
「That it's not easy to reinvent the wheel」
のような答えを出したと思います。ご尤もとも言えるが、ただ言葉の流れを作ったことがバレてしまったのか、あまり納得した様子ではありませんでした。自分も納得していなかったから、当然のことでしょう。後々はこうやって、表面的なことを言ってしまうときには厳しい態度をとってくれる人がいることを貴重に思いましたが、その時点ではくやしい思いしかありませんでした。自信を持って、カッコよく答えたかった。
7年経った今でもカッコよいことは言えないかもしれませんが、同じ質問に対して
「恐れなくていいということ」
と答えます。
「卒後3年で会社を作る」というのは口癖でしたが、実際そうしたときは楽しいというより、恐ろしいと感じていました。「このまま軌道に乗らなかったらどうなってしまうんだろう」と心配したし、親にも心配をかけてしまったし、昔の勤務先に復帰する夢を何度も見ました。積み上げてきたものがすべて消えてしまうのが恐い。「エリート」じゃなくなるのが恐い。営業で断られるのも恐い。仲間の期待を裏切ってしまいそうで怖い。異業種交流会で業務内容や業績を詳しく聞かれるのが恐い。
・・・ほんとに、どうでもいいことばかりを恐れてました。
実際に営業で断られたり、業績を聞かれたりしただけでなく、数人の弁護士を相手に契約交渉をしたり、お客様の前でガキ扱いされたり、6対1でサービス不備について指摘しまくられたりしました。ついでに女性にフラれたり、資格試験に落ちたり、支払督促を出したり、逆に「訴えるぞ」と脅されたりもしました。
どれも良い思い出ではありませんが、よい経験でした。そして、これらのことがまた起こったら嫌だと思うことは確実ですが、恐くはなくなりました。
「どうにかなる」というより、「どうにかできる」と思えるようになったためです。
「生まれてから大きな失敗とかしたことなさそうだね」と言われることがありますが、それは残念です。他人が10回中7回成功しているとしたら、私は50回中20回成功する人になりたい。野球ではチャンスが限られているため打率が高い方が良いですが、人生では失敗してももう一度チャレンジすることができます。(他人に迷惑をかけない形で)恐れず30回失敗できるようになった、それがアフィアの7年間で得た最大の収穫だと思います。
(注:当然ですが、「失敗してもいいや」「仕事でミスがあってもいいや」などと思っているわけではありません。もっとマクロの話ですし、そのような事態が起こっても自信を持って対処できるため、恐れて行動を興さないことはないということです。)
そしてもちろん、引き続き打席数も打率も増やしていきたいと思います。
・・・話を戻しますが、今まで一万枚を超える資料の翻訳を行ってきたことに加え、スタッフさんの翻訳レベルが上がってきたことや個人的にカリフォルニア州弁護士になったことなどにより、ますます専門性の高いサービスを提供させて頂けると思います。
引き続き、アフィアをよろしくお願い致します。
そこにたどり着いた人にしか見えない高見があるんでしょう。
がんばれー。
おめでとうございます