人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

唇が赤い理由

2006-07-25 13:08:25 | 医学
今回は、「へー」と思ったプチ生物学知識を紹介します。

唇が赤い理由についてです。

人間の肌は普通赤くはありません。湿疹があったり、お酒に酔ったり、運動をしたり、「おまえって蘭ちゃんが好きなんだろ」って言われたりすると赤くなりますが、唇の赤さには敵いませんね。

何で赤くなるかというと、人間の身体の中にある赤いものの影響です。そういうものってあまりないですよね。そう、鉄を含む血液の色です。

実は「唇」というと、鼻の下から顎にかけての範囲のことであり、赤いところだけではないのです。そして唇の赤い部分はケラチンが少ないため、皮下に流れる血が外から見えてしまうのです。

そういう意味では、「唇が赤い」というのは語弊があるかもしれませんね。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (すぎ)
2006-07-26 00:43:45
知りませんでした.赤ちゃんが赤いのも

にた仕組みなんでしょうか?
返信する
赤ちゃん (たっく)
2006-07-26 01:07:17
赤ちゃんが赤いのは確かに血の色ですが、おそらく赤ちゃんの皮膚が薄くて、かつ水分が多いため、大人より赤く見えるのではないでしょうか。また、温度調整機構が未熟であるため、毛細血管が開きやすいのも赤さに貢献してらしいです。(知り合いの医療従事者からの情報です)
返信する

コメントを投稿