人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

褒める心理

2007-09-23 13:35:09 | 人生論・閃き
誰でもときには、自分が褒められるように話を導こうとしてしまうでしょう。このような行為は、英語では俗に「fishing」と呼ばれます(褒め言葉を「釣って」いるからです)。

評価されたい、理解されたい、優越感に浸りたいと思うのは人間として仕方がないことですし、悪いことでは決してありません。しかし「こいつ、褒めて欲しくてこういう流れを作っているんだな」とわかってしまうとなかなか気持ちよく褒められないものですね。

期待に応えることに夢中になれるのに、こういう期待には応えたくない気持ちもわかります。プレゼントを買ってあげたいけど要求されたら買ってあげたくなくなるのと同じような感情でしょう。

これはおそらく、期待されないときに(サプライズ的に)プレゼントを買ったり褒めたりしてあげた方が相手が喜ぶことを知っているからです。そして相手を喜ばせた自分も気持ちいいものです。

ならば褒められたければ、褒めることを期待しているように見せないことです。そして褒められたら、素直に喜び、更に褒めてくれたことを褒めてあげましょう(サプライズとなり、効果もアップ!)。

Fishingしている人も褒めて欲しがっているのなら、出し惜しみをする必要はないので、褒め言葉を言ってしまいましょう。特に、相手の期待を上回る(もしくは異なる)褒め言葉を使えば、非fishing時(?)と同等の効果が(双方に)得られると思います。