終わらせて、また始めます。

昨年の５月８日。母親が亡くなりました。
１年間、自分なりに心を整理しようと、悩んで苦しんで、つらくて、さみしくて、
いろんなことに挑戦してみたり、試してみたりもしたけど、
何も変わらず。

でも１年。

だからなにか区切りをつけて、前に進もうと思います。

もともとこのブログを始めたきっかけは、遠くにいる人に自分の近況を伝えるため。

知り合いもいない、環境もわからない北海道で暮らし始め、１０年。
たくさんの人に心配をかけた。
特に心配性だった母親は末っ子で甘やかされて育った自分に心配で心配でしょうがなかったと思う。

少しずつ本当に少しずつ、暮らしに慣れ、友達もでき、職場でもたくさんのことを学ばせてもらい、
結婚もしたし、店も持つことができ、
周囲の人に恵まれて充実した日々を送ることができている。

お母さんはそんな日々をブログでどう感じてくれていたんだろうか？
少しは安心できたかな。
これからももっと安心させてあげたかった。
もっと心配もしてほしかった。

でも１年。

たくさん心配してくれてありがとう。
もう大丈夫。

まだまだ心の整理なんてできないけど、
これからの自分がしっかり立って、前に進むために、
また新しい形で始めようと思います。

本当に本当に、ありがとう。

全ての装備を知恵に置き換えること

「冒険というものの究極は自分の体一つで行うことだと思ってる。
もしある人がはじめてクライミングをやりはじめたら、周りにある装備をすべて使うだろう。
それはとても簡単なことだ。
しかし、技術を身につけていくにつれ、ひとつずつ装備が減っていく、
もしも、禅マスターだったら座ったままでも登れるかもしれない。
究極は何の道具も使わない。
全ての装備を知恵に置き換えること。」

石川直樹「全ての装備を知恵に置き換えること」からイヴォン・シュイナードのことば



ずーっと痛かった左足のカカトが復活してきました。

カヤックもしたいし、スキーもしたいけど、

まずは…、

走りました。

倶知安の街から京極町のふきだし公園の往復３０ｋ。

道具を使わずシンプルに時間を使ったことで、
頭の中がリセット。

車の楽チンさ。
スキーやカヤックとかの道具を使いこなす楽しさ。

見直しました。