憧れの山

日本最北の名峰・利尻山。１７２１ｍ。
日本海に浮かぶ利尻島、この島自体が利尻山。
周囲が海に囲まれていることから天候急変の山としても知られている。

この旅のベースキャンプを３合目に設けたため、ここからスタート。
朝、まだ寝ている状態から出発。


利尻ルールっていうのがあって、３原則は厳守です。


５合目くらいまでは単調な登り。
５合目を過ぎると少しずつ景色が見えてきて礼文島が見えたり。


景色を見ながら気持ちよく登山していたら、
空がだんだん暗くなり、
ゴロゴロ、ゴロゴロ、雷が…。

大雨です。
雷の中です。
利尻山の洗礼です。

下山してくる人もいて、大雨だし、雷だし、
結構考えました。

地形図見ると、８合目の手前までは木が生えてそうなので、行けるとこまで行きましょうよということに決定！


７合目くらいから雷は遠ざかったけど、大雨は続く。
８合目到着。


８合目と９合目の間に非難小屋があるので、次は非難小屋を目指す。


ほっ。


この地図に助けられた。

標高も地形も木の生え方も、
「１枚の地図に載ってる情報から頭の中でいかにリアルに山を想像すること。」
冬のスキーパトロールのときに新谷さんに言われたこと。
ここで思い出すとは思わなかったけど、
道迷いを防ぐことだけでなく、悪天候での判断など、１枚の地図が持つ力を感じました。

休憩もし、雨も止み、このまま頂上を目指して進みます。