妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
醍醐味
【香港】禁止類項目拡大、加工貿易企業が悲鳴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000003-nna-int
おさらいをしたい、胡耀邦-江沢民-胡錦涛と国家主席は変わってきた中国、外交ではフラフラしているように(江沢民が極端に親米路線をとっただけなのだが)見えるものの、国家建設の基本路線は1978年に小平が提唱した「一つの中心二つの基本」から変わっていない。
一つの中心:経済建設を核とする
二つの基本:改革開放を堅持し、四つの基本原則を堅持する
四つの基本原則:社会主義、人民民主主義独裁、共産党の指導およびマルクス・レーニン主義と毛沢東思想の堅持
ここで「経済建設」の「経済」これについて、小平はあの有名な猫に関連するセリフを吐いて、計画経済なのか市場経済なのかを煙に巻いた。ここで着目したいのが、煙に巻いたものの実際には市場経済で爆走してきている点。
私見として「計画経済」つまり経済の統制などは不可能だと考えている。第二次大戦に参戦した国家はどっちの陣営も戦時統制をおこなったが、負けた方はともかく勝った方も戦後、統制を解除している。戦後も統制、計画経済を続けた国家もかなりあったが50年もたなかった。
かように、経済は自然現象のようにふるまう。
計画経済を続けた国家群については経済をいじり殺した例だが、ここ5年の中国は経済が怪獣化したと思えばよい。日本人に分かりやすい単語を使えばバブルに他ならない。
前置きが長くなった。ここ数ヶ月、胡錦涛がやろうとしている事をずっと考えていて、どうも「経済建設ちょっとまって、ぐだぐだ抜かすと三回目やるぞうるぁ」にしかなりようがない。あの状況に果断な能吏を放り込んだら、この結論しか出ないとは思う。
その一環として今回の「3Kちょっとストップ」な通知が翌日施行されたと見たい。「翌日施行」というあたりがまた中国的で、怪獣だと思っていた経済があっさり死んでしまう気がしないでもないのだが、それだけ危機感が強いのだろう。
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