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決議分裂「日本のせい」、安保理各国に反感 給油謝意(和文、朝日)

http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY200709200161.html

 テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するため、日米が目指した「国連決議によるお墨付き」は、ロシアの棄権という想定外の結果に終わった。

 ロシアのチュルキン国連大使は決議の本来の目的である国際治安支援部隊(ISAF)の任務延長を、米国主導の対テロ作戦「不朽の自由」(OEF)からはっきり区別。「(OEFの有志)連合の活動は国連の枠外のものだ」と言い切った。

 背景には「安保理の一員でもない特定の国」(チュルキン大使)の国内事情を、安保理決議の交渉に持ち込んだ米国への反発がある。米国は前文をいじるだけなら全会一致に持ち込めると踏んだが、読み違った。

 全会一致が崩れた原因が「これまでなかった海上阻止活動への言及」(同大使)にあるのは明らかだ。各国は「分裂は日本のせいだ」と見ている。賛成した中国の劉振民・国連次席大使も「全会一致を目指す努力を怠ってはいけない。これが前例とならないことを願う」とくぎを刺した。

 来月半ばまで任期が残っているISAFの任期延長を急いだのには、同じく安保理外のドイツの事情もある。独連邦議会は20日からISAFへの派兵延長を議論する予定で、安保理決議が必要だった。結果として、欧州勢が採決を強行した。

 チュルキン大使は採択後、記者団に「議論が尽くせなかった。全会一致にはもう1日必要だった」と強調した。ロシアの協力を取り付ける時間が与えられないまま、不完全な成果と日本への反感だけが残った。


 まず、ロシア一国が棄権したものの、OEFへの謝意は「決議」された安保理を伝えた各紙見出しを列記してみる。

・国連安保理、アフガン支援で日本への謝意決議を採択(産経)
・多国籍軍のアフガンへの海上阻止、謝意決議案を安保理採択(読売)
・国連:アフガン決議案採択 露棄権、「日独の事情」批判 (毎日)
・決議分裂「日本のせい」、安保理各国に反感 給油謝意(朝日)

 たった一国の棄権が決議決裂になってしまったり、各国というあいまいな言葉を持ち出して安保理全てを日本が敵にまわしたように思わせたり、詭弁満載のこの記事。
 日本が悪い、という結論に都合のいい文章ばかりを並べるあまり、論理的整合性が破綻しているあたり、書いた人間のこころの健康が心配になってくる。人格障害を持った人間がこのような文章を書く。
 少なくとも、彼等にとって「ロシアと中国のいう事が安保理決議に優先する」のだけは確かなようだ。

 それ以前に、この記事のロジックでいくと、ロシアが棄権したのは民主党がテロ特措法の延長に反対しているからであって、「決議が分裂したのは民主党のせい」になるのだが、いいのか?

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