妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
緑の恐怖
雲南富民農林局、荒山をペンキで塗って「緑化」(中文、中国経済網)
http://news.xinhuanet.com/photo/2007-02/13/content_5732587.htm
http://news.xinhuanet.com/photo/2007-02/13/content_5732587_1.htm
http://news.xinhuanet.com/photo/2007-02/13/content_5732587_2.htm
’06年夏、雲南省富民県勤労郷梨華村で、県の林業局が、森林保護区内の採石場跡地を、ペンキで緑に塗った、というお話。
インパクトのある画像がついていたので、転載しておく。
法律的、職務的に県の林業局の行為を否定するコメントを、省の林業庁と昆明市の林業局が載せているところを見ると、雲南省全体で普通におこなわれている方法ではなさそう。
中央の林業部(?)のコメントがないので、中国全体でどうなっているかは不明。但し記事のトーンはこの事件を揶揄するものであるので「中国では禿山にペンキを塗っている」という短絡的な発想はしない方がよい。
先進国で確立されている、種とか改良材とか肥料を斜面に吹き付ける工法(SR緑化法)あたりの情報が、ゆがんだ形で伝わったものかと推測はできる。
個人的にはもっこに土をいれる農民や、ねこに砕石を積む工人が20年前とまったく変わっていないのがうれしい。
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