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記者会見

>「調査船は科学調査でうんたら」
>「そもそも釣魚台はわが国固有の領土でなんたら
>「日中間に領土問題はどーたら」

> 報道官が明日の記者会見で答えるのはこんなところだろう。

結果
http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t295578.htm

<<抄訳>>
 私達のこの問題に対する立場は明確だ。釣魚島と付属の島は古来中国固有の領土であり、中国はこれに対して争いのない主権を持っている。中国は、釣魚島が日本領土を前提とするいかなる交渉も受け入れることはできない。中国の関連船舶が釣魚島近くの海域で海洋科学調査を行うのは、中国主権の正当な行使であり、一連の通報制度とは関係がない。私達はすでに外交ルートを通して、日本に理由もなくこのことを派手に騒ぎ立てた事に対して不満の意を表明した。


 ただの会社員にさえ報道発表の内容を読まれてしまうのは、それだけ原則に忠実だからに他ならない。したがって同じ記者会見で、次のような珍妙なやり取りも発生しうる。

問い:更に海洋調査の問題を質問したい、あなたの(先ほどの回答の)意味は中国の海洋調査船が調査を行った海域は日本の近海ではないという事か?
回答:私は先ほど中国の関連船舶が釣魚島近くの海域で海洋科学調査を行うのは、中国主権の正当な行使だと説明した。それとあなたの言っている通達制度とは関係はない。

 前の回答で「古来中国の領土」といっているのだから「日本の近海ではない」といいきっても構わないと思うのだが、なんとなく自信がなかったらしく、非論理的な回答で煙に巻いている。というのは多分に好意的な推測で、恐らく彼女は釣魚島がどこか知らないので、言い切れなかったものと思われる。EEZに関して中国は世界的に見ても独特な主張をしているので、うろ覚えの発言が命取りになりかねない。
 このとおり、外交部の対応が硬直しているところを見ると、今回の調査は突発的な事件だったと思われる。

 尖閣諸島に関しては、歴史的に日本固有の領土であることは間違いない。中国の一連の行動は、尖閣付近の海底資源を狙っての事であり、日本側としては竹島とは違い実効支配している以上、先方の不条理な行動に粛々と正当な抗議を行い。これを国際社会にアピールしていればいい。

 とはいえ、いかなる勢力が今回の調査を命令したのか、気になるところではある。

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