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2006.02.22環境

トリ-トリに関していえば、どうやらH5N1はユーラシアとアフリカに拡散したようです。あとは、アメリカ、オーストラリアにどう広がるか。トリ-ヒト、ヒト-ヒト感染の変異体がどのタイミングで出てくるかでしょう。

ドイツでは、Wカップ中止まで視野に入れて悩んでいます。

「W杯中止も」と独委員長 鳥インフル拡大で

 【ベルリン21日共同】ドイツ連邦議会農業委員会のヘーン委員長は21日、欧州で鳥インフルエンザの感染が広がれば6-7月にドイツで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)の中止を求める考えを明らかにした。ニュース専門テレビN24で語った。
 W杯は6月9日から1カ月間、ドイツ各地で開催。同委員長は「夏まで(感染拡大が)続くとは思わない」としながらも「開催時期にウイルスが存在したとすれば、中止を考えるべきだ」と主張した。
 同じ番組で世界保健機関(WHO)のインフルエンザ部門担当部長も、「パニックが広がれば慎重に対応を講じる必要がある」と述べた。
(共同通信) - 2月22日0時52分更新


中国でも、責任者は春に渡り鳥、家禽共に移動が活発になることから憂慮を深めています。

今春なお広範囲で鳥インフルエンザのおそれ 農業部

  農業部の杜青林部長は20日の「春季重大動物疫病対策テレビ会議」で、「今春は国内外の感染状況から見て、鳥インフルエンザが広範囲に広がる可能性が依然ある」として、重大な動物感染症への対策をしっかりと進めるよう各地に求めた。

  杜部長は「海外の感染状況から見て、世界的に鳥インフルエンザの拡散が加速している。H7亜型ウイルスが見つかった国・地域も増加傾向にあり、人への感染、死亡ケースも増え続けている。季節変化に伴う渡り鳥の移動活発化により、感染拡大の確立も高まっている」と分析。さらに国内の状況も楽観視できない理由として、次の点を挙げた。

  (1)春は渡り鳥が戻って来るため、北部地域の大部分が深刻な脅威にさらされる。

  (2)昨年秋に行った家きんへの集中予防接種の有効期間が過ぎ始めている。

  (3)辺境の農村に散らばる家きんへの予防接種事業は難しい。

  (4)春は家きんの交配輸送が多く、感染症の発生と拡大のリスクが増大する。(編集NA)

  「人民網日本語版」2006年2月21日

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