EU圏内でもH5N1が見つかった件
不気味に拡散してます。
一方中国では、H5N1の死亡率が67%。
ざっくり計算してみたら、2003-2006の全世界の死亡率は53%なんですね。
中国:
2005年:63%
2006年:67%
ただこの数字が多いかというとちょっと微妙で、国別の死亡率(2003以来)を書いてみると。
2003 2004 2005 2006 合計
死亡率 カンボジア 100% 100%
中国 63% 67% 64%
インドネシア 65% 83% 70%
タイ 71% 40% 64%
トルコ 100% 100%
イラク 33% 33%
ベトナム 100% 69% 31% 45%
合計 100% 70% 43% 55% 53%
となりまして、中国が突出している訳ではない。むしろイラクの死亡率が低いのが気になります。
特筆すべきはベトナムの死亡率の推移でしょう。
西暦 患者数 死者数 死亡率
2003 3 3 100%
2004 29 20 69%
2005 61 19 31%
2006 0 0 0%
これは、押さえ込んでいると表現できるのではないでしょうか。タイもそうですね。
グラフを添付してみました。H5N1慣れしている国が抑えこんでいるのに、今年になってから経験のない地域で爆発している感じです。