路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・06.19】:パーティーが「政治活動の源」は自民党昭和世代の議員の本音か

2024-06-26 07:40:00 | 【政治とカネ・政党交付金・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会名による政治資金...

【政界地獄耳・06.19】:パーティーが「政治活動の源」は自民党昭和世代の議員の本音か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・06.19】:パーティーが「政治活動の源」は自民党昭和世代の議員の本音か 

 ★18日の産経新聞は「自民党派閥のパーティー券収入不記載事件で4月に党役職停止1年の処分を受けた林幹雄元幹事長代理が、28日に千葉市内で『勉強会』と称する政治資金パーティーを開く」と報じ、17日、取材に応じた林の秘書は「不記載は軽率だった。林議員本人も反省し、この半年間、毎週末、支援者らにおわびの説明をしてきた」と強調。その上で「パーティーを開くのは個人の政治活動の源だ。30年近くやってきた。人件費の維持などのためにも、ご理解をいただきたい」として、1人2万円の会費制で弁当付きの勉強会を開くという。

自民党の林幹雄元幹事長代理© 産経新聞

 ★役職停止処分を受けている中でのパーティー開催はいささか驚くも「政治活動の源」とは自民党昭和世代の議員の本音を秘書は話しているのだろう。以前より派手にせず、昼の弁当付きという策も遠慮が見える。「将来に禍根を残すような改革だけは、やってはいけない」「政治資金の透明性を図ることは当然だが、将来、国会議員を目指す若者が、政治資金を確保できないから政治を断念するのは甚だ残念だ」とは首相・岸田文雄との距離を広げつつある党副総裁・麻生太郎だ。自分が首相の時に無策で下野したことは棚に上げ、岸田降ろしを党幹事長・茂木敏充と画策する。

 ★若い議員たちの将来を考え、新たな知恵や方法を考えるのではなく、気に入らないから岸田降ろしをするという昭和の政治こそがこの裏金事件で問われているはずだが、それが理解できない政治家が自民党の中で大手を振っている限り、自民党は再生できない。手あかのついた政治手法のアップデートなくして自民党は国民から信用されない。確かに20万円から5万円に引き下がるのは「パーティーが政治活動の源」になっている議員には痛手だろう。だが、その法律に合わせて議員活動を身の丈に合わせていくことが必要ではないのか。なんでも今まで通りか、それ以上を望むより、企業が献金や寄付で名前が出るのを嫌がらない仕組みを考えるのが、ベテランの仕事ではないか。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年06月19日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024東京都知事選】:小池百合子氏「つばさの党」さながら“選挙カー凸撃”…「身の危険」理由に演説回避の初日は他陣営へ“陰湿行為”

2024-06-26 06:57:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【2024東京都知事選】:小池百合子氏「つばさの党」さながら“選挙カー凸撃”…「身の危険」理由に演説回避の初日は他陣営へ“陰湿行為”

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024東京都知事選】:小池百合子氏「つばさの党」さながら“選挙カー凸撃”…「身の危険」理由に演説回避の初日は他陣営へ“陰湿行為”  

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          出発式で支援者から渡されたボードに喜ぶ小池氏(SmartFLASH)

 ■週刊FLASH 2024年7月9日号

 【関連記事】

 元稿:光文社 週刊FLASH 主要ニュース 政治 【政治ニュース・選挙・東京都知事選】  2024年06月24日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024東京都知事選】:小池都知事「7つのウソ・デタラメ」…首都決戦告示から2日で早くも露呈

2024-06-26 06:57:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【2024東京都知事選】:小池都知事「7つのウソ・デタラメ」…首都決戦告示から2日で早くも露呈

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024東京都知事選】:小池都知事「7つのウソ・デタラメ」…首都決戦告示から2日で早くも露呈

 東京都知事選(7月7日投開票)の初日(20日)、現職の小池知事は「第一声」を都庁近くの選挙事務所で済ませる異例のスタート。この短期間で早くも「7つのゼロ」ならぬ「7つのウソ」をついている。

<picture>“忙しい合間”を縫って…(C)日刊ゲンダイ</picture>

   “忙しい合間”を縫って…(C)日刊ゲンダイ

 ①公務はスカスカ

 小池氏は「公務優先」で街頭活動を控えているが、初日の公務は午後2時30分から渋沢栄一邸宅跡地に建てられたビル「日証館」(中央区)と、都市緑地「大手町の森」(千代田区)の視察のみ。21日も毎週金曜の定例会見をこなしただけとスカスカで、“忙しい合間”を縫って、わざわざ自ら選挙事務所に出向いて「江戸消防記念会」から推薦状を受け取っていた。「公務そっちのけ」だ。

 ②選挙妨害のトラウマ?

 告示日の街頭活動を見送った理由について、4月の衆院東京15区補選での選挙妨害事件に触れ「4月のあの第一声は、あまりにもプレッシャーが大きかった」とトラウマをにおわせた。身の危険を感じていたはずだが、補選の選挙戦12日間のうち9日も応援に駆け付けていた。

 ③完全無所属

 告示日には、自身のXで《今回も政党の推薦は受けず、完全無所属での立候補です》とアピール。〈#萩生田百合子〉が象徴するように、自民党都連のステルス支援はバレバレ。

 ④公約達成率90%?

 19日の日本記者クラブ主催の共同記者会見で、小池氏は2期8年で掲げた政策目標164項目のうちコロナ禍で着手できなかった項目を除き、「139項目を達成しております」と堂々胸を張った。言葉通り受け止めれば「達成率90%」だが、これもデタラメだ。

 都政策企画局作成の「『未来の東京』戦略の進捗状況」には〈9割以上の139項目で順調に推移〉とある。「順調に推移=達成」なのか都政策企画局に聞くと、「すべて2030年までに到達すべき政策目標であり、まだ達成はしていないが、目標に向かって順調に推移している」(計画調整課)と答えた。

 「達成したことにしちゃった」のか。

 ⑤8年間で8100億円の財源捻出

 ライバルの蓮舫候補から「第三者評価が入っていない」「バックデータも非公開」と根拠を疑問視されている。

 ⑥神宮内苑は原生林

 共同記者会見で小池氏は神宮外苑の再開発問題について、「内苑は原生林、外苑は人工林」と訴え、「よく理解いただけていないのかな」と蓮舫をチクリ。ドヤ顔だったが、明治神宮の公式HPには内苑に関して〈明治神宮創建にあたって全国から献木された約10万本を植栽し、「永遠の杜」を目指して造成された人工林〉とハッキリ書いてある。

 ⑦島しょ部への思い入れ

 小池氏は最初の街頭演説に伊豆諸島の八丈島をチョイス。Xで《私にとって思い入れの強い島しょ部》とアピールした。

 2016年8月の知事就任直後から、島しょ部(計11島)の視察を約2年かけて制覇。その後は18年8月と11月、19年2月と9月に伊豆諸島の一部を回った。思い出したように今年5月に大島、三宅島、八丈島を訪れたのは約5年ぶり。

 この長い空白期間は何か。都は「コロナ禍が理由では」(総務局行政部振興企画課)と答えたが、コロナ禍の22年に4回も海外出張を断行したのは誰あろう小池氏だ。うち1カ所は因縁のエジプト・カイロ。島しょ部の方がよほど近い。その程度の「思い入れ」だ。

 首都決戦は火ぶたを切ったばかりなのに、女帝はもうほころびだらけ。大ウソつきに再び都のトップを任せてはダメだ。

 ■関連記事

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・選挙・東京都知事選】  2024年06月23日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024東京都知事選】:告示報道を見て仰天 大新聞は女帝の学歴詐称を完全スルー

2024-06-26 06:57:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【2024東京都知事選】:告示報道を見て仰天 大新聞は女帝の学歴詐称を完全スルー

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024東京都知事選】:告示報道を見て仰天 大新聞は女帝の学歴詐称を完全スルー 

 事実上、現職の小池百合子と、蓮舫との一騎打ちになっている東京都知事選は、予想通りの選挙戦になっている。

 蓮舫が街頭に立って支持を訴えているのに対し、小池はなるべく人前に立たない“ステルス選挙”を展開している。

<picture>なるべく人前に出ない“ステルス選挙”(小池都知事)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 告示日の20日も聴衆に向けた「第一声」はなく、選挙事務所に集まった約30人の支援者に「東京をもっともっと良くしていく」と7分間、挨拶しただけだった。

 選挙戦2日目の21日も、街頭演説をしなかった。ようやく、22日街頭演説を行う予定だが、選んだ場所は繁華街ではなく人口7000人の八丈島だ。来週以降も街頭演説の予定はなく、最後までステルス選挙に徹するつもりらしい。

 かつて小池の側近だった弁護士の小島敏郎氏が、告示前「今回の選挙戦では、小池さんはほとんど表に出てこないのではないかと予想しています。(略)公開討論会などで選挙戦が盛り上がっては困るのです」と、予想していた通りの展開である。

 小池周辺は「公務でアピールするのが一番」「現職の強みを打ち出して『横綱相撲』をとる」などと解説していたが、小池が人前に出てこないのは、公務が忙しいわけでも、横綱相撲でもなく、側近だった小島氏が指摘した通り選挙戦が盛り上がることを恐れているためだ。

 「新宿や渋谷といった繁華街で街頭演説をしたら、くすぶっている学歴詐称疑惑や明治神宮外苑の樹木伐採問題についてヤジを飛ばされかねない。だから、小池さんはなるべく街頭には立たないつもりのようです。公開討論会もやりたくない。告示日の前日、さすがに日本記者クラブが主催した共同会見には出席しましたが、蓮舫さんから『テレビ番組が企画した討論会に一緒に出ていただけないか』と求められても、多くの候補者がいるから……などと拒否していた。横綱相撲というなら、チャレンジャーに胸を貸すのが当たり前なのに、街頭にも立たず、討論会からも逃げているのだから異様です」(都政関係者)

 ◆問題は嘘をついているかどうか

 なぜ小池は、都知事選が盛り上がることを警戒しているのか。答えはハッキリしているのではないか。メディアと有権者の関心が集まることで、小池都政8年間の実態が明らかになることや、数々の嘘がバレることを恐れているに違いない。

 なかでも「学歴詐称疑惑」が選挙中に再燃することを嫌がっているのは間違いないだろう。実際、側近だった小島氏が6月18日、小池を「公選法違反容疑」で東京地検に刑事告発しているだけに、都知事選が盛り上がったら、本当にカイロ大を首席で卒業したのかどうか、再び学歴詐称疑惑に火がつく可能性がある。過去、小池は選挙公報に「カイロ大卒」と記載し、今回も「カイロ大卒」と書くと宣言している。

 有権者にとっても、学歴詐称疑惑は大きな判断材料になるだろう。

 ところが、大新聞テレビは女帝の学歴詐称疑惑を完全にスルーしているのだからどうかしている。

 都知事選の候補者が最多の56人に達したためにポスターを貼る枠が足りない、といったさまつなことに紙幅を大きく割き、告示日の紙面には「学歴詐称」の文字は、どこにも載っていなかった。

 日本記者クラブが主催した共同会見の時も、女帝に遠慮して、深く追及しようとしなかった。アリバイ的に1問、聞いただけだ。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

 「小池知事が『卒業はカイロ大が認めている』と、卒業証書を提出しても疑惑が消えないのは『本当に実力で卒業したのか』『後からエジプト政府やカイロ大に便宜をはかってもらったのではないか』と、国民が疑っているからでしょう。本来、メディアは、国民の代弁者として小池知事に卒業証書への疑問をぶつけ、紙面で問うのが役割のはずです。なのに、なぜか問題にしない。大手メディアは、小池知事が実力でカイロ大を卒業したと信じているのでしょうか。多くの国民は、小池知事が大卒だろうが高卒だろうが、どうでもいいと思っていると思う。問題は、嘘をついているのかどうかです。政治家、とくにトップに立つ者は、全人格が問われる。平気で嘘をつくような者をトップにするわけにはいかないでしょう。それに、もしエジプト政府やカイロ大に便宜をはかってもらっているとしたら、外国に弱みを握られていることになる。大手メディアは、学歴詐称疑惑の重大性を分かっているのでしょうか」

 小池を「公選法違反容疑」で告発した小島氏によると、小池がカイロ大を卒業したと主張している日付と、卒業証書の日付には、齟齬があるそうだ。それでも大手メディアはダンマリを決め込んでいる。

 ◆これは「自民vs立憲」の代理戦争


延命してしまうのか…(C)日刊ゲンダイ

 大新聞テレビは、小池都政8年の実績についても、嘘と分かりながら、小池本人の主張をそのままタレ流しているのだから話にならない。

 小池は共同会見の冒頭あいさつで「2期8年、全公約164項目の90%を達成、推進している」と真顔で語っていたが、90%達成など嘘もいいところだ(関連記事3ページ)。よくも平然と嘘をつけたものである。

 だいたい、8年前に掲げた「7つのゼロ」という公約さえ、達成したのは「ペット殺処分ゼロ」だけなのだから、メディアなら、90%達成などあり得ないと分かるはずだ。

 その「ペット殺処分ゼロ」にしたって、殺処分ゼロの対象にしているのは、譲渡ができる状態にある動物だけである。2018年度には、犬や猫が約150匹殺されている。

 「7.7首都決戦」が、過去の都知事選と大きく違うのは、選挙結果が国政に直結するということだ。小池が勝つのか、それとも蓮舫が勝つのかで、この国が大きく変わるのは間違いない。

 いくら小池が「自分は無所属だ」と強弁しても、この都知事選は、紛れもなく「自民VS立憲」の代理戦争である。岸田首相は「自民党都連が小池氏支援を決定している。必要な支援を党としても行っていきたい」と明言し、小池も自民党の組織票に期待しているのは明らかである。

 政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

 「もし、蓮舫氏が当選するような事態になったら、岸田政権は瓦解しておかしくない。有権者の中に『自分たちの一票で政治が動く』という意識と期待が広がり、一気に政権交代のムードが高まっていくでしょう。国民の中に“自民ノー”のマグマがたまっているだけに、予想以上に動きは速いかも知れない。一方、小池知事が勝利したら、岸田自民党はギリギリ徳俵に足が残ることになる。逆に立憲の勢いは止まるでしょう。有権者の意識も『やっぱり届かないか』となると思う。一つの選挙結果が、政治全体の流れを変えることは、ままあることです。恐らく小池陣営は、このまま最終日まで“ステルス作戦”をつづければ、さほど都知事選は盛り上がらず、自民党と公明党の組織票の力で圧勝できると計算しているのでしょう」

 いつまでも「学歴詐称疑惑」が消えない現職知事が、街頭にも立たず、3選ということになったら、ますます国民の政治不信は強まることになるのではないか。 

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・選挙・東京都知事選】  2024年06月22日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・06.25】:裏金疑惑の中山泰秀氏、懲りずに政治資金パーティー

2024-06-26 05:00:00 | 【政治とカネ・政党交付金・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会名による政治資金...

【HUNTER・06.25】:裏金疑惑の中山泰秀氏、懲りずに政治資金パーティー

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・06.25】:裏金疑惑の中山泰秀氏、懲りずに政治資金パーティー

 「裏金問題に加えて落選中の議員が、いったい何をやっているのか……。パーティー券をゴミ箱に捨てようと思ったほどだ」と渋い表情で語るのは、元外務副大臣で衆議院議員5期の経験がある中山泰秀氏(大阪4区)の支援者だ。

                   ◆   ◆   ◆

 中山氏が送り付けたのは、「中山泰秀政経文化会 開催のご案内」というパーティー券。開催日は6月28日金曜日午後5時から。高市早苗安全保障担当相の講演があり、その後に懇親会が予定されておいる。会費は2万円。政治資金規正法に則った政治資金パーティーであることが明記されている。

 中山氏は、2021年の衆議院選挙で日本維新の会公認候補に惨敗、比例復活もならずに浪人中だ。自民党は維新に対抗すべく、昨年8月、茂木敏充幹事長を本部長に「自民党大阪刷新本部長」を設置し、新たな支部長を決めた。だが、中山氏については「活動に問題がある」と支部長保留とされていた。中山氏と同じ旧安倍派のある衆議院議員がこう話す。

 「普段、何もやってないことを党本部に見透かされた。支部長に選ばれなかったこちについては、多くの党員が当然のことと思っていた。すると、中山氏の父親で元郵政相の正暉氏が自民党本部に乗り込み、『どうなっているのか』とクレームをつけた。何かあれば、自分自身ではなく元大臣でもある父親の力を借りるという、典型的な世襲政治家の愚行でした。茂木幹事長も、さすがに『これじゃなあ』と渋い顔でした」

 父親の奔走の甲斐あってか、中山氏はなんとか昨年9月に支部長に再任された。その後に起こったのが裏金事件だ。中山氏は、2018年から22年までの間に、派閥の政治資金パーティー絡みで908万円ものキックバックを懐に入れていた。

 22年に提出された「中山泰秀後援会」の政治資金収支報告書は訂正した上で再提出されたが、報告書を精査すると、裏金にしていた旧安倍派からの162万円が、新たな収入として追記されている。21年のものは204万円、20年は230万円を新たに計上した。だが、3年分で596万円と巨額な収入を得ているのに、すべて日付は「不明」。つまり裏金なので、日付が特定できないという、あきれた政治資金管理であることを証明した。

 これまでハンターは、中山氏の「政治とカネ」に関する別の問題も指摘している(既報)。2021年、病院建設を巡って2億円の資金が日本大学から流出したとして、東京地検特捜部が強制捜査したが、その際逮捕されたのが大阪の医療法人「錦秀会」の錦秀会CEO(当時)の籔本雅巳氏。中山氏が支部長の「自民党大阪府第4選挙区支部」には、2012年から19年まで毎年、籔本氏名義で100万円が献金されていた。また、錦秀会グループからも政治資金とパーティ券代を受け取っていたことがわかっており、その額は2005年から20年までで3,628万円に上る。

 また、中山氏は政党支部で2004年から07年にかけて暴力団と関連が深い2つの警備会社から、168万円の寄附を受領していたこともわかっている。

 昨年の統一地方選において大阪府内で維新に惨敗した自民党。大阪市議選でも、維新が単独過半数を獲得したのだが、落選した自民党の候補者は吐き捨てるように「自民党がぼろ負けした最大の原因は、中山氏ですよ」と怒りを滲ませる。

 自民党は維新が来年開催される大阪・関西万博の後地に、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を目指している。自民党はそれに対抗しようと、中山氏が「夢洲にディズニーリゾートを! 自民党」とアピールしはじめたのだ。「中山氏は以前からディズニーの関係者とコネクションがあるということで検討はされました。中山氏は『ディズニーの幹部と話した、可能性がある』と言っていました。そして『夢洲にディズニーリゾートを! 自民党』というポスターも作成。だが、数km先にはUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がある。その誘致の時に、大阪市は大規模テーマパークは誘致しないと約束している。ディズニーランドはできないのです。それを議論も不十分なままIRの代案だとして中山氏が突っ走り、ポスターまで制作した。それが維新の攻撃の的となって、ぼろ負けしたのです」(大坂市議選で落選した自民党の候補者)

 裏金事件をはじめ失態続きとなっているその中山氏が、世論の反発を無視して政治資金パーティーを開催するという。パーティー中止というケースもある中、今もって中山氏のパーティーが延期あるいは中止になるという話は聞かない。

 「解散総選挙も近いので、早めにパーティーをやってカネを集めたいという話を中山さんの秘書がしていた。裏金議員としての反省がは皆無。だから『世襲のアホボン』と地元では揶揄されるのです。自民党は中山さんを支部長から降ろすべきだった。高市さんも行くべきじゃない」(中山氏の支援者)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【疑惑・政治とカネ問題】  2024年06月25日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024年06月24日 今日は?】:東京都の小笠原諸島がユネスコ世界自然遺産に登録決定

2024-06-26 00:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2024年06月24日 今日は?】:東京都の小笠原諸島がユネスコ世界自然遺産に登録決定

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年06月24日 今日は?】:東京都の小笠原諸島がユネスコ世界自然遺産に登録決定

 ◆6月24日=今日はどんな日

  美空ひばり忌

 ◆出来事

  ▼阿蘇山が大爆発、爆風などでロープウエー従業員ら12人死亡(1958)▼東京・池袋駅近くの繁華街で危険ハーブを吸った男の車が暴走。7人死傷(2014)▼東京都の小笠原諸島がユネスコ世界自然遺産に登録決定(2011)

 

爆発的噴火による噴石などで被害を受けた阿蘇山ロープウェーの火口西駅=熊本県で2017年2月7日午後4時8分、本社ヘリから和田大典撮影

爆発的噴火による噴石などで被害を受けた阿蘇山ロープウェーの火口西駅=熊本県で2017年2月7日午後4時8分、本社ヘリから和田大典撮影

小笠原諸島の「世界自然遺産」としての価値

 小笠原諸島の豊かで独特な自然は、平成23年6月にフランスのパリで開催された第35回世界遺産委員会において、世界自然遺産の4つの評価基準(『自然景観』『地形・地質』『生態系』『生物多様性』)のうちの『生態系』の評価基準に合致するとして評価され、同年6月29日に世界自然遺産として登録されました。 世界遺産委員会の審議では、小さい島でありながら、小笠原でしか見ることのできない固有種の割合が高いこと、特に陸産貝類(カタツムリの仲間)や植物において、進化の過程がわかる貴重な証拠が残されていることが高く評価されています。

 

 

  • 写真:カタマイマイの仲間カタマイマイの仲間
  • 写真:ウラジロコムラサキウラジロコムラサキ
  • 写真:湿性高木林湿性高木林

 ◆誕生日

  ▼犬童一心(60年=映画監督)▼清水圭(61年=タレント)▼六角精児(62年=俳優)▼野々村真(64年=タレント)▼八木亜希子(65年=フリーアナウンサー)▼浜口順子(85年=タレント)▼北原里英(91年=女優)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年06月24日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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