路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【2024東京都知事選】:小池陣営は“ステルス作戦”徹底か…前代未聞「会いに行けない百合子」vs「街に出る蓮舫」の行方

2024-06-21 11:10:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【2024東京都知事選】:小池陣営は“ステルス作戦”徹底か…前代未聞「会いに行けない百合子」vs「街に出る蓮舫」の行方

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024東京都知事選】:小池陣営は“ステルス作戦”徹底か…前代未聞「会いに行けない百合子」vs「街に出る蓮舫」の行方

 事実上の与野党対決となった都知事選が20日、告示された。7月7日の投開票まで17日間の首都決戦が始まった。立候補したのは過去最多の56人。おのおの青空の下で第一声をあげる中、小池百合子知事(71)は選挙事務所の一室で異例のスタートを切った。批判から逃げる「ステルス作戦」を徹底するとみられ、有権者に直接訴える蓮舫前参院議員(56)とは対照的。「会いに行けない百合子」は「街に出る蓮舫」にひと泡吹かせられそうだ。

<picture>モニター中継で第一声は前代未聞(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ</picture>
モニター中継で第一声は前代未聞(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ

                 ◇  ◇  ◇

 小池知事が第一声をあげたのは、新宿に開いた40平方メートルほどの選挙事務所の一室。報道陣の入場は先着順で、あふれたメディアは別室に設置されたモニターで中継を眺めさせられた。現職の選挙戦では前代未聞だ。

 メイン会場で子連れの女性ら約30人の支援者がスタンバイする中、小池知事はほぼ予定通りに登場。満面に笑みをたたえていたが、女帝のまがまがしい気に触れてしまったのか、キッズが次々に泣き声を上げる異様な雰囲気に包まれた。幸先が悪い。

 コロナ禍はとうに明けたのに、なぜひきこもるのか。小池知事は屋内を選んだ理由に4月の衆院東京15区補選で妨害されたことを挙げ、「(補選の)第一声はあまりにもプレッシャーが大きかった。今回は大丈夫かという不安を抱いた」と釈明。「公務が多忙なことも影響した」(小池側近)ともいうが、しょせん言い訳だ。

 「街宣すれば、学歴詐称疑惑や明治神宮外苑の樹木伐採問題などについてヤジを飛ばされかねません。ムキになった小池さんが失言するリスクがある。だったら、なるべく外に出ず、ステルスに徹した方がいいというわけです」(都政関係者)

<picture>街を歩き、有権者に訴える蓮舫氏(C)日刊ゲンダイ</picture>
街を歩き、有権者に訴える蓮舫氏(C)日刊ゲンダイ

 ◆〈#萩生田百合子〉トレンド入りに小池陣営ピリピリ

 小池知事は蓮舫氏との公開討論からも逃げようとしている。日本記者クラブ主催の共同会見で、蓮舫から「テレビ番組が企画した討論会に(一緒に)出ていただけないか」と求められたが、「いくつか討論の機会もいただいているので、それらを生かしていきたい」とゴニョゴニョ。歯切れが悪かった。

 小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会関係者が言う。

 「ある報道番組は、知事が蓮舫さんから追及される場面ばかりを切り取って放送していた。公開討論に出れば同じことの繰り返し。どうせ知事が攻められるシーンを流すのだろうから、出ない方がいい」

 自公与党の組織票をアテにできる小池知事は、低投票率であるほど有利。街宣や公開討論で悪目立ちして有権者の関心を高めない方が得策ということだ。思惑通りにコトが運ぶかどうか。

 蓮舫陣営知事裏金自民党、とりわけ萩生田都連会長が握っていることを浮き彫りにする戦略を取っています。20日の蓮舫氏の第一声では、駆けつけた立憲民主党長妻昭政調会長、辻元清美参院議員が口々に〈小池知事の後ろに萩生田さんがいる〉などと訴えていた。知事陣営はX(旧ツイッター)で〈#萩生田百合子〉がトレンド入りしたことに神経をとがらせています」(前出の都政関係者)

 蓮舫氏は21日、萩生田氏のお膝元の八王子で街宣予定。どれくらい票を引きはがせるか。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・選挙・2024東京都知事選】  2024年06月21日  11:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024東京都知事選】:平塚らいてう発足の国連NGO「新日本婦人の会」 “全裸ポスター”に抗議「あまりにひどい」

2024-06-21 09:36:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【2024東京都知事選】:平塚らいてう発足の国連NGO「新日本婦人の会」 “全裸ポスター”に抗議「あまりにひどい」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024東京都知事選】:平塚らいてう発足の国連NGO「新日本婦人の会」 “全裸ポスター”に抗議「あまりにひどい」

 国連NGO「新日本婦人の会」は21日、前日20日に告示された東京都知事選(7月7日投開票)について、迷惑防止条例違反の疑いがあるとするみだらな選挙ポスターについて、選管に抗議したことを報告した。

<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">掲示板の周囲をN国党のポスターが埋め尽くした東京・中野区役所前の掲示板</button>
 掲示板の周囲をN国党のポスターが埋め尽くした東京・中野区役所前の掲示板(スポーツニッポン新聞社)

 「新日本婦人の会」は、1962年に平塚らいてう、いわさきちひろらのよびかけで創立された、個人参加では日本最大の女性団体。  

 同団体は、選挙ポスター掲示板にほぼ全裸の女性のポスターが貼られていることについて「あまりにひどい東京都知事選のポスターが貼られているので、先ほどから東京都選管に電話をかけ続けているのですが、まったくつながりません。都庁の交換窓口は“先ほどからその件のお電話がたくさんかかってきています”と」と問い合わせをしたことを明かし、「警視庁も“情報提供がたくさんきている”と応対。一刻も早い対応を求めます」とした。  

 警視庁は、ポスターを貼った諸派新人の河合悠祐氏(43)に対し、都の迷惑防止条例違反の疑いで警告。陣営はその後、ポスターの撤去を開始した。  

 同団体は「セクハラポスターが警告で剥がされることになったけれど、法の抜け穴を利用したヘイトやルッキズム丸出しのポスターが並ぶ掲示板を眺めてモヤモヤは晴れません」とし、「諦め、黙らされるのではなく声を上げ続けなくては」と主張した。  

 任期満了に伴う東京都知事選。前回2020年の22人を大幅に上回る過去最多の56人が立候補を届け出た。局部を隠した女性のヌードポスターを掲示した候補もおり、各所の掲示板は異様な光景に。候補者が乱立し、思惑が入り乱れる中で幕が開いた異例の選挙戦。7月7日に投票、即日開票される。

【関連記事】

 元稿:スポニチ Sponichi Annex 主要ニュース 社会 【話題・選挙・2024東京都知事選】  2024年06月21日  09:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・06.13】:独自候補断念 東京都知事選、選挙戦を前に維新敗北宣言

2024-06-21 07:40:00 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・06.13】:独自候補断念 東京都知事選、選挙戦を前に維新敗北宣言

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・06.13】:独自候補断念 東京都知事選、選挙戦を前に維新敗北宣言 

 ★選挙戦を前に衝撃的な敗北宣言だ。日本維新の会は12日、党会合で東京都知事選への独自候補の擁立を断念すると表明した。党代表・馬場伸幸は「総合的に判断して独自の候補者を擁立することは断念したい」「独自候補を擁立することでプラスの方が大きくなるというような状況にはない」と弱気の発言が続いた。幹事長・藤田文武も会見で「知名度や実績もある小池百合子都知事や蓮舫参院議員の間に割って入って戦える状況にあるかといえば非常に厳しい」「選択肢を示すために動いてきたが、一言で言うと我々の力不足ということだ」と悔しさをにじませた。

 
                日本維新の会の馬場伸幸代表

 ★全国政党にするためには首都圏での衆院小選挙区での議席獲得が急務、来年には都議会議員選挙や参院選も控える。維新にとって都知事選独自候補擁立は勝ち負けはともかく、シンボリックな政治的意味と、維新票掘り起こしの大きな意味があるが「相手が強い。惨敗するくらいなら出ない方がマシ」という慎重論が勝ったようだ。また藤田は「静観するという態度で臨みたい」とし「何が起こるか分からないのが政治と選挙。100%ないとは言わない」と推薦や相乗りに含みを残した「静観」を強調。「自主投票は好きなところにそれぞれの議員が、自分の信念・人間関係で行く。自由に動いていいが、(静観は)基本的には動かないでいただきたい、という趣旨だ」と議員たちに“禁足”をかけたといえる。

 ★ところが馬場は10日、関西テレビのインタビューで過去2度、住民投票で否決されている「大阪都構想」について「3度目のチャレンジはさせていただきたいと考えている。大阪都構想を完全に諦めることにはならないと断言しておく」「1つの財布に大阪府と大阪市のお金を入れて、大阪府下全体・大阪都で使っていく。(大阪市民以外の府民に)投票してもらうことは不合理なことではないと思う」と大阪市民に限られていた投票権を大阪府民全体に広げるという。東京がダメなら大阪があるさということか。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年06月13日  07:41:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・06.20】:洲本市・ふるさと納税疑惑の100条委機能せず|注目される次の展開

2024-06-21 07:01:30 | 【税制・税収・納税・減税・ふるさと納税・物納・脱税・差し押さえ・競売】

【HUNTER・06.20】:洲本市・ふるさと納税疑惑の100条委機能せず|注目される次の展開

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・06.20】:洲本市・ふるさと納税疑惑の100条委機能せず|注目される次の展開 

 「ハンターが暴いた億単位の商品券が、突然、移動されました。焼却処分への準備ではないか」――5月31日、洲本市の職員からそう連絡があった。

 ハンターが追及してきた、兵庫県洲本市のふるさと納税を巡るトラブルについての内部通報だ。同月28日に、同市魅力創生課が担当して印刷、発行していた商品券最大4億円相当が洲本市の南庁舎に塩漬けされていることを報じた(既報)ばかりだった。

 ■「100条委」機能せず

 洲本市のK市議によると、「議会事務局のI氏という人物が、ハンターのネット記事を見つけて5月29日朝、出勤するなり、右往左往していました。まさに激震でした」――すると洲本市は、31日までに市役所内の秘書広報課に保管場所を変更したという。秘書広報課がカギの保管場所となれば上崎勝規市長の直轄となる。

 商品券は、洲本市が開催している100条委員会で「疑惑の中心」と指摘されている魅力創生課のS元課長が自由に持ち出せる状況だったとされ、パソコンなどの購入に充てるため、私的利用していたのではないかとの疑惑が浮上していた。

 S元課長は否定しているが、物証などからパソコンが3台、商品券で購入された可能性が高いとみられるている。

 ハンターは、うち1台のパソコンを買った請求書を入手。地元のB社が2017年3月10日に発行したものだった。1枚は《ノートパソコン》、もう1枚は《無地大型段ボール底面B2 15枚》などという品名になっている。だが2枚とも《アップルマックブックかきかえ》と手書きされている。

 市役所のシステムで使用可能なパソコンや段ボール箱を購入したように偽装して、アップル製のマックブックを買っていた証明。これは刑事的な問題にもなりかねない。

 100条委員会でも、何度もS元課長にその点の質問が及んだ。「わかりやすくいうと、洲本市内で使える独自通貨を洲本市役所が印刷、発行。それがS元課長らにより、不正とも思われる使い方をされていたので100条委員会となっている」(前出・洲本市の職員)。しかし、S元課長は商品券でパソコンなどを買ったことを否定。疑惑は晴れぬままとなっている。

 上崎市長、S元課長が関係したおせち料理バラマキの件で、公職選挙法違反の疑いをかけられ刑事告発を受けている模様だ。同市長は副市長時代の2021年秋、S元課長とともに5,000万円近い税金を投入し、おせち料理をふるさと納税の返礼品に加えたが申し込み状況は芳しくなかった。

 その後、上崎氏は2022年3月に予定されていた市長選に出馬表明し、市役所を退職。22年1月に、使われなかったおせち料理を新成人や医療従事者、ふるさと納税の返礼品業者にばらまいたという疑惑から、刑事告発になったとみられる。

 この時も、残ったおせち料理は廃棄され、証拠が隠滅された。最終的におせち料理が保管されていたのは、上崎市長の自宅隣にある民間業者の冷蔵庫。そこから、公用車で処理場に運ばれたことが分かっている。次から次へと浮かび上がる、ふるさと納税私物化疑惑。前出の洲本市職員がこう話す。

 「上崎市長が副市長当時におせち料理を発注。市長選出馬表明後に、配っている。そこで、税金を使って有権者を買収をしたのではと疑惑を持たれている。おせち料理の廃棄について、市議会への報告、議決はなかった。4億円ともされる大量の商品券が同様に廃棄されるとなれば、市民への背信行為であることは明らか。しかし、上崎市長には事を急がなければいけない理由がある」

 ■囁かれる「悪のストーリー」

 上崎市長は、6月末まで務めるとボーナスが受け取れる。その直後に退任して、電撃的に市長選を実施。100条委員会の委員長、木戸隆一郎市議に「禅譲」して反省の態度を見せ、刑事的責任は逃れるというストーリーが描かれているというのだ。

 最近、営業挨拶のため洲本市を訪れた業者の話がある。「いつも、上崎市長にご挨拶します。しかし、6月初めに行くと『市長は挨拶、受けません』というのです。困惑していると『次の人、木戸市議に挨拶されては』と職員から言われました。上崎市長の後継が木戸市議になるんだと感じました」

 前出のK市議が次のよう嘆く。

 「洲本市議会は、事実上、上崎市長と木戸市議、そして中野睦子市議の3人が中心で動かしていると言われています。5月1日に開催された100条委員会では、浜辺学副市長と上崎市長の証人尋問が組まれていた。しかし、上崎市長に厳しい質問が出ると、委員の一人として議場にいた中野市議が委員長の木戸市議の方を振り返り“早く終わらせろ”といわんばかりに手で指図をする。傍聴席から『いらんことするな、中野!』と抗議が上がる始末でした」

 それでも中野市議の越権行為は止まらないという。5月25日の100条委員会は、S元課長が証人とあって傍聴希望者が殺到。整理券が配布され抽選となった。その際、洲本市役所の1階ロビーでメガホンを手に市民を誘導していたのが中野市議だった。

 「市議会では、中野市議がメガホンで誘導するなんて話は出ていない。テレビ局が取材に来ているから目立とうと誘導したんじゃないですか。中野市議は、木戸さんが市長になることを前提に、『洲本市初、女性の市議会議長』と今からPRに余念がありません。100条委員会でS元課長は悪くない、問題は他にあるという落としどころに誘導しているのが中野市議。真相究明には程遠い状況です。100条委員会がなんたるか、わかっていない。中野市議の偉そうな態度は早くも議長気取りのような態度に見えます」(K市議)

 この話を横で聞いていた洲本市民が、「中野さんは某保険会社の営業をやってる。議長の肩書があればますます繁盛する」とつぶやいていた。

 そんな中野市議の「増長ぶり」が垣間見えたシーンがあったという。一部始終を見ていた市職員によれば中野市議がメガホンを手に奮闘していた時、ある記者が100条委員会の取材にやってきた。事前にアポをとっていたので担当者に会いたいと受付の市議に告げたが、担当者は不在だった。記者は「来てほしいと言われたから来たのですが、(担当者は)いつ戻るんですか」と聞くが、はっきりわからないという。すると、5、6m先でやりとりを聞いていた中野市議が「なんの用件ですか、いませんよ」と高圧的に記者に言い放ったという。

 「目の前の市議が対応しているのに、離れたところから偉そうな口調で話す中野市議にムッとしたのか、記者は『用件はこの方に伝えています。なぜ離れたところから傍聴に来た人に、上から目線で絡んでくるのか』『あなたはいったいなんだ』と反撃された。中野市議はふてくされたように『失礼しました』と不満そうな声で言っていた。土曜日の100条委員会を取材に来てくれた記者に突っかかる態度は、あまりにひどかった。これが公人としての対応なのかと驚きました」――ロビーでの一部始終を見ていた市職員はそう話す。

 6月11日、100条委員会の協議があり、これまでの証人尋問で意見が対立していることから、調査が不十分ではという話が出た。とりわけ、おせち料理を廃棄した洲本市職員やS元課長が商品券でパソコンを買ったという市の出入り業者、関連会社などの尋問が不可欠との意見が出た。しかし、木戸市議は「大きく意見が違う点もあるが、各委員で検討してほしい」というだけで100条委員会を早期に決着させる方針を変えなかった。

 想定される動きは、次のようなものだ。

 6月の市議会で、上崎市長がふるさと納税などの混乱の責任をとるとして辞意を表明→木戸市議が市長選出馬表明→急なことで対抗馬は不在→無投票で市長へ→100条委員会は中途半端な形で終結→木戸市長・中野議長体制に――。当然、これまでの問題は何も解明されず、疑惑は封印される。市民不在、まさに「悪のストーリー」だ。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【地方行政・兵庫県淡路市・ふるさと納税を巡るトラブル】  2024年06月20日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2023.06.22】:兵庫県洲本市「ふるさと納税」に重大疑惑|返礼品購入で不正

2024-06-21 07:01:20 | 【税制・税収・納税・減税・ふるさと納税・物納・脱税・差し押さえ・競売】

【HUNTER2023.06.22】:兵庫県洲本市「ふるさと納税」に重大疑惑|返礼品購入で不正

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2023.06.22】:兵庫県洲本市「ふるさと納税」に重大疑惑|返礼品購入で不正 

 昨年、兵庫県洲本市にある淡路島の中核病院「兵庫県立淡路医療センター」で、パソコンの不正調達が行われていたことが判明。本サイトで、速報を流し(⇒既報)、その後一連の取材結果を報じた。兵庫県は報道内容を認め、同病院がノートパソコンを購入した際に入札をしていなかったこと、ミスを隠ぺいするために入札実施を装う公文書を偽造していたことなどが明らかとなり、関係者が処分されている。その洲本市に、ふるさと納税を巡る大きな疑惑が浮上した。

 ■市議会無視して返礼品発注

 ふるさと納税制度で、2021年に全国7位となる約78億円の寄付を集めた洲本市。年間約55億円の市税を大きく上回るものだった。ところが「返礼品の調達費は寄付額の3割」という総務省の基準を無視したものが少なくとも300品目以上あることが発覚。同市は2022年5月から2年間、ふるさと納税から除外された。そうした中、「まもなく刑事告発になる」(洲本市民)という事案が浮上している。

 市は21年10月1日、大手旅行代理店JTBの関連会社「JTBパブリッシング」にふるさと納税の返礼品に使用するため正月用のオリジナルおせちを発注した。ハンターが入手した内部資料(*下の画像)によれば、おせち料理の一段重と三段重がそれぞれ1万2,000円と3万6,000円。1,000セットずつの2,000セットで合計4,800万円が支出されていた。市議会の承認は、「あくまでも返礼品としての認識で」(洲本市)ということで、得られていない。

 地方自治法第 96 条第1項第8号が規定する政令で定める基準では、「2,000万円以上の財産の取得又は処分は議会の議決に付すべき」とされている。洲本市は、この規定を無視して発注したことになる。

 仮にこれがすべてふるさと納税の「返礼品」として利用されるなら、調達費として支出理由が成り立つ。しかし、前掲の内部資料には「配布予定 一段重400個、三段重400個の計800個は、医療従事者へのお礼として寄附」と記されていた。金額にすれば一段重480万円・三段重1,440万円、合計で1,920万円が返礼品以外の目的に使われることが決まっていたのに、これも市議会には諮られずに支出されていた。

 ■公印偽造の疑いも

 問題をさらに複雑にしているのは、《『洲本市オリジナルおせち』の開発納品に関する申し込み書》という洲本市がJTBパブリッシングに出した公文書だ(*下の画像)。《申込者 洲本市長 竹内通弘》となっているが、その横に押されているハンコの陰影は、《洲本市魅力創生課 印》となっている。洲本市でふるさと納税を担当する課の印鑑であって正式な市長の公印ではない。

 ある洲本市議が、不満そうに語る。

 「これは洲本市の公印かと聞くと『公印ではありません』と市当局は説明しています。さらに調べると、魅力創生課が2020年5月に地元の文房具店に印鑑を発注して作成させていた。特に必要がない印鑑をなぜ作るのか明確な回答がない。洲本市の
公印が使えないようなふるさと納税の取引が多々あったので、このような偽造とも思える印鑑を作ったのではないか」

 そこで、入手した文書の中にある、洲本市が「洲本市魅力創生課印」を文具店に発注した際の伝票を見ると(*下の画像)、印肉がなくとも繰り返し使用できるいわゆる「シャチハタ印」であることが明確にわかる。とても「公印」として使用できるものではあるまい。

 ■実際の「返礼品」は発注分の1割以下

 疑惑はこれだけに止まらない。おせち料理は、医療従事者以外にもばら撒かれていたのだ。洲本市議会での質疑から、問題のおせち料理が、ふるさと納税に返礼品を提供する業者、新成人、消防関係、さらには洲本市職員や市議会議員にも配布されていたとことが明らかになっている。

 「医療関係者へ157個、返礼品として174個、成人式においては360個、返礼品業者へは153個、後は移住イベント等のシティプロモーション活動として1,066個、予備77個ということで、合わせまして1,987個という調査結果となっております」(洲本市側の説明)

 ふるさと納税の返礼品として購入されたはずのおせち料理2,000セットのうち、実際に返礼品となったのは1割にも満たないたったの174個。「シティプロモーション活動」という意味不明なものに半分以上の1,066個が費消されていた。

 一連の騒ぎを受けて洲本市は3月、ふるさと納税の返礼品だった「商品券」でパソコンとプリンターを購入、さらにおせち料理の代金を議会の承認を得ずに支出したとして、魅力創生課の担当課長を懲戒処分とした。その後、処分をうけた課長は退職している。

 パソコンとプリンターの購入先は、『洲本市魅力創生課印』を納品した文具店。ふるさと納税の返礼品の決裁資料を見ると、元課長の印鑑が押されている。『洲本市魅力創生課印』の印鑑購入も、元課長が決裁権者の一人だ。返礼品納入業者の一人はこう話す。

 「ふるさと納税に関しては、元課長が一手に仕切っていた。うちにも交渉にきたのですが、普通ではない取引内容を持ち出し、不審に思ったことがあります。案の定、様々な疑惑が噴出した。一人の課長にそんな権限はあると思えません。多くの市民が、もっと上のほうがかかわっていると思っているのです。うちにもおせち料理が届きましたが、写真で見るほど豪華でも、おいしそうでもなかった。もらった理由を洲本市に問い合わせても『食べとってください』というばかり。変に思って捨てました」

■「おせち」ばらまきは選挙利用?

 2022年3月当時、洲本市では市長と市議のダブル選挙が予定されていた。当時市長だった竹内通弘氏は上崎勝規現市長を後継指名し、退任した。前出の納入業者は、こう疑問を口にする。
「おせち料理のバラマキは、選挙向けの買収ではなかったのかという声が高まっている。また、ふるさと納税で総務省から除外されるほど高額な返礼品を出したのは、地元業者に対する形を変えた買収ではなかったのか」

 現在、洲本市のふるさと納税については市が設置した第三者委員会で調査が進められており、同委の資料には、“総返礼品数1,195 品のうち、基準違反は373 品”、“不適切”、“違反”、“大きな問題”などと、「不正」を示唆する文言がいくつも並ぶ。今年夏には第三者委員会の結論が公表される見込みだが、洲本市民の有志の中からは、刑事告発を模索する動きも出てきた。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・話題・兵庫県洲本市の「ふるさと納税」に纏わる疑惑】  2023年06月22日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・06.19】:「つばさの党」と首相ヤジは異なる|国賠原告らが一連の報道に抗議声明

2024-06-21 07:00:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【HUNTER・06.19】:「つばさの党」と首相ヤジは異なる|国賠原告らが一連の報道に抗議声明

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・06.19】:「つばさの党」と首相ヤジは異なる|国賠原告らが一連の報道に抗議声明 

 2019年に起きた首相演説ヤジ排除事件で、警察に表現の自由を侵されたとして国家賠償請求裁判を闘っている当事者らが17日、札幌市内で記者会見を開き、政治団体「つばさの党」の選挙妨害事件とヤジ排除問題とを同列に語る報道に抗議の意を表明した。

 本年4月に起きた事件の報道に際し「ヤジ判決が警察を畏縮させた」などの論調が複数の新聞記事や社説、テレビのコメントなどで散見されるといい、国賠原告らは「そもそもヤジ裁判で選挙妨害は争点になっていない」「しっかり判決を読んでから報道して欲しい」と訴えている。

                   ◆   ◆  ◆

 17日付で一連の報道への『意見書』を出したのは、北海道警察を相手どる国家賠償請求訴訟の一審原告らでつくる「ヤジポイの会」と、原告弁護団。衆議院議員の補欠選挙期間中だった本年4月中旬、政治団体「つばさの党」代表らが他陣営の街頭演説を拡声器などで妨害したとされる事件が起きた(のち党関係者らが公選法違反容疑で逮捕)。これについて一部の報道が札幌の排除問題を引き合いに出し、ヤジ裁判の影響で警察の選挙違反の取り締まりが畏縮したなどとする主張を展開することに。一審原告や弁護団らはこれらの報道を問題視し、個人が肉声で放つヤジと拡声器を使った組織的な演説妨害とは本質が異なると説明、あまつさえヤジ裁判では選挙妨害の有無が争われていないことを改めて訴え、一部報道に苦言を呈した。

 意見書発表に併せて記者会見した一審原告の桃井希生さん(28)は「ヤジ排除後、安倍氏が銃撃されたり、岸田氏への襲撃があったり、何かあるたびにヤジ裁判が取り沙汰される」と苦笑し、とりわけ安倍晋三元首相の事件について「銃弾とヤジは全然違うのに、一緒にされてしまう」と歎いた。

 「今回の件でも、拡声器での妨害と肉声のヤジが混同されている。必ずしも関連性があるとはしていない報道でも、ヤジ裁判を引用することで印象操作になっているのではないか。SNSなどに『こいつら(桃井さんら)がいるから、つばさの党がのさばるんだ』といった投稿がみられるのも、新聞とかがそれを助長しているんだろうなと」

 会見に同席した弁護団は「ヤジ裁判ではそもそも選挙違反は争点になっていない」と、報道機関の基本的な認識不足を指摘した。

 「裁判は道警の対応が適法だったかどうかを争っているもので、一審判決で札幌地裁が強調していたように、被告の道警でさえ選挙違反を主張していない。また一連の報道では、疑われる『畏縮』について警察に裏づけ取材をした形跡がみられない。仮に畏縮があったとしても、批難されるべきはヤジ裁判ではなく警察の対応のほうではないか」

 一審原告の大杉雅栄さん(36)は都合で会見に同席できなかったが、弁護団を通じて次のようなコメントを出した。

 《「せめてヤジ排除裁判の判決の内容を正しく押さえてから議論してくれ」ということです》《つばさの党の事案となにがどのように関係があるのか・ないのかについて、曖昧なイメージによる連想ではなく、はっきりした根拠を元に記事を書いてもらいたい》

 大杉さんがとくにひどいと指摘するのは、読売新聞の5月9日付の社説()や、その後に発信された一般記事など。コメントでは「日本で最も発行部数の多い新聞が、ネトウヨ向けのコタツ記事みたいなものを書いていてはまずいのでは」と苦言を呈し、以下のような「余談」を明かしている。

 《実家に住んでいる僕の父は30年以上読売新聞を読んでいますが、これらの記事に目を通した上で「読売クソだな」と吐き捨てていました。ちなみに、同様に保守的な論調で知られる産経新聞に関しては、僕に対する個別インタビューを行い、きちんと主張を載せてもらえたので(5月21日)、その点については感謝しています》

 札幌で提起されたヤジ裁判は現在、当事者双方が最高裁に上告中。札幌地裁の一審判決は原告側実質全面勝訴となったが、二審の高裁では桃井さんの勝訴が維持された一方、大杉さんの訴えが退けられる結果に(既報)。一審原告の桃井さんは、改めて「私の部分への道警の上告は不受理に、大杉さんについては逆転勝訴を願う」と話している。

 (17日付の『意見書』は、ヤジポイ公式サイトから全文を閲覧可能。(小笠原淳)

【小笠原 淳 (おがさわら・じゅん)】
ライター。1968年11月生まれ。99年「札幌タイムス」記者。2005年から月刊誌「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に、地元・北海道警察の未発表不祥事を掘り起こした『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』(リーダーズノート出版)がある。札幌市在住。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【事件・疑惑、2019年に起きた首相演説ヤジ排除事件・警察に表現の自由を侵されたとして国家賠償請求裁判を闘っている当事者・政治団体「つばさの党」の選挙妨害事件とヤジ排除問題とを同列に語る報道に抗議の意を表明】  2024年06月19日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024年06月19日 今日は?】:日米結ぶ太平洋横断海底ケーブル開通式、初通話は池田勇人首相とジョンソン米大統領

2024-06-21 00:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2024年06月19日 今日は?】:日米結ぶ太平洋横断海底ケーブル開通式、初通話は池田勇人首相とジョンソン米大統領

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年06月19日 今日は?】:日米結ぶ太平洋横断海底ケーブル開通式、初通話は池田勇人首相とジョンソン米大統領

 ◆6月19日=今日はどんな日

  桜桃忌

 ◆出来事

  ▼米動物学者モースが横浜から東京に向かう汽車の窓から「大森貝塚」発見。多数の縄文式土器など出土(1877)▼日米結ぶ太平洋横断海底ケーブル開通式。初通話は池田勇人首相とジョンソン米大統領(1964)▼国連が、女性の地位向上を目指す第1回世界女性会議をメキシコで開催(1975)

大森貝墟碑と東海道線

 

 ◆誕生日

  ▼小沢仁志(62年=俳優)▼温水洋一(64年=俳優)▼KABA.ちゃん(69年=タレント)▼中澤裕子(73年=タレント)▼内間政成(76年=スリムクラブ)▼永浜いりあ(81年=タレント)▼則松亜海(91年=女優)▼広瀬すず(98年=女優)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年06月19日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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