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●【2012年3月11日 原発の町・佐賀県玄海町で開かれた「会」】、「明るい未来への道筋 原発興国論!」…核発電「麻薬」中毒

2020年03月15日 00時00分57秒 | Weblog

[※ 関電金品受領問題と玄海町長への現金提供東京新聞 2020年01月23日)↑]



毎日新聞の記事【2012年3月11日 原発の町・佐賀県玄海町で開かれた「会」】(https://mainichi.jp/articles/20200311/k00/00m/040/078000c)の抜粋。
九電やらせメール事件や九電-玄海町ズブズブ関係その他について、2011年12月30日付の西日本新聞の2つの記事【【九電 九州考】(1)の1 やらせ後も「関係」不変】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/16371/)と、
【【九電 九電考】(1)の2 「全戸に100万円配れ」】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/16395/)。

 《東日本大震災から1年となる2012年3月11日九州電力 玄海原発が立地する佐賀県玄海町で、当時の町長を支援する有力者らの定例会が開かれていた。会が始まったのは震災発生時間(午後2時46分)に近い午後3時半。歴代の原発所長らの姿もあり原発推進の資料も配られた。震災から1年のその日は日本全体が追悼ムードに包まれる中、原発の町で定例会はなぜ開かれたのだろうか》。

   『●原発安全神話の「結果」と「未来」
   『●ババをつかまされた!?
   『●第二の突破口
   『●こうしてどんどんと原発廃止・脱原発の外堀が埋められていく
   『●原発関連交付金・固定資産税などで「財政豊かな」玄海町で、
                3.11東京電力原発人災後初の町長選
    《■玄海町長選の顔ぶれ(届け出順)
       岸本英雄 61 〈元〉県議     無現
       中山敏夫 59 〈元〉町議     無新
       山口徳信 63 飲食店経営     無新
          ◇
     〈玄海町と原発マネー〉 町の今年度一般会計予算(歳入)
      約100億円のうち、約7割を玄海原発関連の交付金や
      固定資産税などが占める。町は、財政が豊かなため1995年度から
      地方交付税交付金を受けない、全国でも数少ない自治体
      (不交付団体)になっている…》

   『●「豊かな玄海町」へ: 「原子力郷土の発展豊かな未来」
               「原子力正しい理解で豊かな暮らし」
    「【再稼働積極派の現職が3選 佐賀・玄海町長選】…、
     【佐賀)再稼働推進候補と「ツーツー」 県議会特委委員長】…
     【玄海町長に岸本氏3選 原発論戦は低調】」

   『●核発電所からの「死の灰」最終処分場をどうするのか?、
         を今ごろ考えている「麻薬」中毒患者たちの無責任
   『●濁流…《塩浜工業…高浜をはじめ全国の原発で安全対策などの
      工事を受注。玄海での実績は…確認できない》そうだけれど…
    「岸本英雄氏が3期務めたのち、2018年7月29日に脇山伸太郎氏が
     玄海町長に…」

 原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かな暮らしを崇拝しているような「豊かな玄海町」、原発関連交付金・固定資産税などで「財政豊かな」玄海町、《国策の町》(毎日新聞)。3.11東京電力核発電人災に際しても、揺ぎ無い核発電信奉。あぁ、「心 夢みる アトムの町」玄海町。《仕込み質問》《やらせメール》など、何も体質の変わらない九州電力とズブズブ《ツーツー》でいいの?
 そのわずか1年後、【2012年3月11日 原発の町・佐賀県玄海町で開かれた「会」】にて「明るい未来への道筋 原発興国論!」だったそうですよ。核発電「麻薬」中毒者の救いようのなさ。《それでも、九電と玄海町は変わらない。何事もなかったように-。》(西日本新聞)。

   『●カマトト「九電原発再開賛成やらせメール事件」
   『●ババをつかまされた!?
   『●玄海原発プルサーマル賛成派質問者8人中7人が仕込みだった!
   『●九州電力指定の第三者委員会の報告を否定して、自社の立場を危うく?
   『●なめられたものだし、だらしのないマスコミ報道陣
   『●原発推進やらせ・仕込み: 誤誘導した事実をひっくり返す訳でもなし
   『●九電「原発やらせメ-ル事件」後日譚
   『●自公議員投票の大罪: 「九電元幹部は
       「政治家側から支援を頼んでくるのが昔からの伝統」」
   『●核発電所「地元」としてマトモな反応…九州電力玄海原発
          「再稼働反対は民意。市民の声を代弁している」

 先日の《九州電力玄海原発がある佐賀県玄海町脇山伸太郎町長(63)が初当選直後の二〇一八年七月、福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」側から現金百万円を受け取っていたことが分かった》というニュースに接し、「核発電マネーの濁流の一端が垣間見えます。玄海町長への「お祝い金100万円」ですので、九州電力管内ということになります。九電は「クリーン」なイメージのままいれるでしょうかね?」…という感慨を抱きました。《核発電マネーの濁流の一端》は、東京電力核発電人災後も脈々と。
 毎日新聞の記事【国策の町 玄海原発との半世紀 信念持ち、故郷守る闘い/佐賀】(https://mainichi.jp/articles/20200302/ddl/k41/040/127000c)によると、《「難しいよ、その答えは」。九州電力玄海原発が立地する玄海町で半世紀以上、反原発運動を続けてきた元住職の仲秋喜道(90)は珍しく返答に迷った。町長の脇山伸太郎(63)が福井県敦賀市の建設会社から現金100万円を受領し、記者会見で謝罪した翌日の1月24日。町役場1階ロビーで、「このような問題が起きる玄海町とはどういう町か」と尋ねた時だった。仲秋はすぐに続けた。「複雑怪奇な町ですよ。原発もそうだけど、分からないことだらけですよ。だって隠したり嘘(うそ)を言ったりするんだから、本当難しいですよ」》。
 もう一つの記事【玄海町、新年度当初予算案 総額72億8500万円/佐賀】(https://mainichi.jp/articles/20200307/ddl/k41/010/225000c)によると、《玄海町は6日、総額72億8500万円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。町内に立地する九州電力玄海原発で稼働に必要な安全対策などにより固定資産税収入が約30億円前年度比約10億増)となる見通しで、一般会計の総額は19年度比13・6%増。歳入のうち電源立地地域対策交付金など原発関係が占める割合は約62%となる。予算案や条例案など29議案を9日開会の定例町議会に提出する。新規事業では、町内の薬草園で栽培する甘草などの商品を販売する「地域総合商社」を設立する設計費に約3700万円を計上した。20年度中には株式会社として商品販売を始めたいとしている》。
 《九州最初の「原子の火」がともった1975年以来、玄海町に注がれた「原発マネー」は国の電源立地交付金だけで計265億円。さらに九電は独自にカネも人も費やし、地元対策に膨大なエネルギーを注いできた》(西日本新聞)。

   『●自公議員投票の大罪: 「九電元幹部は「政治家側から
                支援を頼んでくるのが昔からの伝統」」
   『●核発電は「金のなる巨大木」…《自民党の最近のルールは
      「返せば問題ない」と、なかったことにできるというもの》
    「《還流》だけでなく、自民党やお維のセンセ方への「濁流」も、
     各党で調べた方がよくはないのかな? 他の電力会社も、特に
     九州電力は「クリーン」なのでしょうかね? ウルトラ差別主義者
     副首相と浅からぬ関係ですけど。

   『●《稲田朋美…世耕弘成…安倍側近が…関電受注企業から献金…
        証人喚問を含め、国会の場で徹底的に調査するほかない》
   『●「桜を見る会」税金接待というアベ様模倣犯・世耕弘成経産相
         …関西電力〝濁流〟問題でも《関電受注企業から献金》

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https://mainichi.jp/articles/20200311/k00/00m/040/078000c

2012年3月11日 原発の町・佐賀県玄海町で開かれた「会」
会員限定有料記事 毎日新聞 2020年3月11日 12時00分(最終更新 3月11日 12時13分)

     (九州電力玄海原発=佐賀県玄海町で2016年11月6日、
      本社ヘリから津村豊和撮影)

 東日本大震災から1年となる2012年3月11日九州電力 玄海原発が立地する佐賀県玄海町で、当時の町長を支援する有力者らの定例会が開かれていた。会が始まったのは震災発生時間(午後2時46分)に近い午後3時半。歴代の原発所長らの姿もあり原発推進の資料も配られた。震災から1年のその日は日本全体が追悼ムードに包まれる中、原発の町で定例会はなぜ開かれたのだろうか。

 2枚の写真がある。1枚目には、スーツ姿の男性18人が前後2列に並ぶ。10人並んだ後列の右から4人目には当時の玄海町長、岸本英雄さん(66)が笑顔を見せていた。後方の横断幕には「平成24年3月 11日会 第500回記念大会」と書かれている。写真は、岸本さんを父親の代から応援する町の有力者が毎月集う「11日会」が、500回目を迎えたことを記念する大会の様子だった。

 写真は参加者のうちの一人から入手した。複数の出席者によると、記念大会は町民会館で午後3時半~同5時まで開かれたという。同じ日の午前中には元住職の仲秋喜道さん(90)らが参加した原発反対集会が町内であった。それとは対照的に、講演会などがあった記念大会には町の商工会や漁業、旅館関係者らが集まり「明るい未来への道筋 原発興国論!」と題する資料が配られたという。

 「覚えていない」。岸本さんをはじめ、写真に写る県職員や歴代の玄海原発所長らは記念大会のことを聞くと口を閉ざ………。
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https://www.nishinippon.co.jp/item/o/16371/

【九電 九州考】(1)の1 やらせ後も「関係」不変
2012/7/4 2:02

     (町内にさしかかる場所に立つ佐賀県玄海町の標識。
      「心 夢みる アトムの町」とある)

 窓から唐津湾に浮かぶ島々の明かりが見える。

 佐賀県唐津市の海沿い、唐津城近くにある武家屋敷風の老舗割烹(かっぽう)。昼の会席料理でさえ5千円以上という高級店で開かれる忘年会に、今年もほぼ同じ顔触れが集まった。


 「ご迷惑をおかけしております」

 頭を下げたのは九州電力玄海原子力発電所の所長。目の前には、玄海町の岸本英雄町長らがいた。22日夜。九電の真部利応社長が辞任の意向を表明する4日前のことだ。

 出席者は、九電側が玄海原発所長、次長ら幹部玄海町側は町長、副町長のほか、町議のほぼ全員が顔をそろえた

 「(原発が)全部停止したら、ヒマになるやろ」「いやいや、忙しいんですよ」。そんな軽口が飛ぶ。2階の座敷には、玄界灘の海の幸をふんだんに使った和食や酒が運ばれた。

 支払いについて出席した町議の一人は「九電持ちだった」。町幹部は取材に「自分はよく分からない」と言葉を濁した。

 東北地方を大地震と大津波が襲い、福島第1原発事故が起きた。九州では「やらせメール」問題が発覚し、原発再稼働の是非を判断する立地先自治体と、電力会社の「不透明な関係」が列島中から痛烈に批判された。

 それでも、九電と玄海町は変わらない何事もなかったように-。町幹部は淡々と話した。「意見交換は大事だし、毎年恒例ですから」

 九州最初の「原子の火」がともった1975年以来、玄海町に注がれた「原発マネー」は国の電源立地交付金だけで計265億円。さらに九電は独自にカネも人も費やし、地元対策に膨大なエネルギーを注いできた。

 その「原点」は30年ほど前にさかのぼる。

 玄海原発に3、4号機を増設したい-。78年末、九電は佐賀県と玄海町に正式に申し入れた。

 出稼ぎ者が年間500人に上り、「陸の孤島」とも呼ばれた玄海町にとって原発は地域浮揚の切り札だった。だが79年の米スリーマイルアイランド原発事故を機に一気に空気が変わる。反対する農協青年部を中心に町を二分する町長リコール運動に発展し、九電は「一大危機に立たされた」(『九州電力三十年史』より)。

 反対派が集めた署名は29人分足りず、リコールは不発に終わる。が、九電の永倉三郎社長(当時)は「一から出直す」と宣言したという。

 リコールに署名した農業男性は思い返す。「あの反対運動が転機。九電は、町のすみずみまで目配りが必要と感じたんじゃないか」

 そのころについて取材するうちに、驚くべき事実を語る町幹部に出会った。反対運動を抑えるために、地権者や漁業者への補償とは別に、全世帯にくまなく100万円をばらまく-。そんな計画が画策されたというのだ。「当時の町長と九電が相談して決めた話です」と町幹部は証言する。

 1戸100万円ずつもらえるらしか」「よかったねぇ」-。80年代初頭、20代だった町民の男性は、そんな会話が交わされたのを覚えている。「九電のカネという意識はなかったけどね」

   *   *

 地域に独占的に電気を供給し、九州経済に大きな力を振るってきた九州電力が、やらせ問題で揺れている。九電、そして九州は今後、どう変わるべきなのか考える。

=2011/12/30付 西日本新聞朝刊=
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https://www.nishinippon.co.jp/item/o/16395/

【九電 九電考】(1)の2 「全戸に100万円配れ」
2012/7/3 20:44

     (玄海原発にほど近い値賀神社。本堂そばの改築記念碑には
      無病息災、家内安全と並び、「原発の安定安全運転を願い」
      と記されている 佐賀県玄海町)

 全世帯に100万円ずつ配る-。1970年代末、動きだした九州電力玄海原子力発電所の3、4号機増設計画をめぐり、佐賀県玄海町内の反対運動を封じるために浮上した前代未聞のもくろみは、実現はしなかった。「町民に直接配ると7割以上が税金にとられる。それでは町民に実益がないから」(町幹部)という理由からだった。

 九電は代わりに町に計30億円を寄付する。83年に20億円、84年に10億円。町はこのうち町役場建設費10億円などを除いた17億円を基金に積み立てた。1戸100万円換算で26の自治会に割り振り、今も公民館建設や自治会費に使われている

 反対運動という洗礼を浴びた九電は震災後も、地元対策に余念がない

 10月16日午後、玄海原発に近い値賀神社の境内にカラオケの歌声が響いた。約200人が集まった例祭に、発電所幹部ら九電社員の姿もあった。

 「九電の方から『参加させてくれ』と言ってきて以来、春秋の祭りには必ず来る」(地区の住民)。宮司が唱える祝詞には「原発の安全祈願」も含まれている。社員は午前中の神事から参加。境内にござを敷いて行われた宴会では、酔った社員が立ちあがって踊った。

 今春、町議の一人は知人から就職先について相談を受け、九電社員に電話をかけた。「履歴書を用意してください」。社員はほどなく書類を受け取りに現れた。試験を受けた上、知人が希望した九電のグループ会社の内定が出た。

 「現場の社員は一生懸命だ」。多くの町民が話す。

 それでも九電は警戒を緩めていない。

 地元対策に関わってきた九電社員は、地元の飲み屋に通う。社名は明かさず、カウンターで隣り合った客と雑談する。「欲しいのは情報議員の背後に誰がいるか、地域の人間関係はどうか…

 玄海原発が仮に来年再稼働すれば、2014年にも、使用済み燃料の貯蔵量が満杯になる。九電にとって中間貯蔵施設の確保は喫緊の課題だ。昨春、真部利応社長は「今後1、2年後には方向性を出す」と述べている。

 福島第1原発事故で、立地自治体が危険にさらされる様を目の当たりにした。町内に「原発は怖い」という声がないわけではない。だが、町幹部は「中間貯蔵施設は『貸倉庫』みたいなもの。いずれ時期が来れば…」と将来の誘致をほのめかす

 震災後も、揺るぎない九電と地域の関係。それは九電が長年の地元対策で築き上げた成果なのだろう。しかし、過信もにじむ。やらせ問題とその後の迷走は、自分たちは大抵のことをやっても、地域はきっと理解してくれるというおごりが招いたのではないか。

 盤石に見える九電と地域にほころびも透ける。

 2005年末。佐賀県唐津市のホテルでプルサーマルに関する討論会が開かれた。玄海原発の関連会社に勤めていた町民男性は、顔なじみの九電社員が挙手し、素人のような顔で仕込み質問」するのを目の前で見た。

 当時は「サクラや」と笑って済ませた。その後やらせメールまで発覚し、けじめをつけられない経営陣を見せつけられた今は違う。「ごまかしはいかん。やっぱ九電は変わってもらわな」

=2011/12/30付 西日本新聞朝刊=
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●九電「原発やらせメ-ル事件」後日譚

2013年09月01日 00時00分55秒 | Weblog


asahi.comの二つの記事、【引責の前九電社長、子会社に「天下り」】(http://www.asahi.com/shimen/articles/SEB201306190067.html?ref=reca)と【(もんじゅ君のエネルギーさんぽ)九電社長さんが天下り】(http://www.asahi.com/culture/update/0620/TKY201306200446.html?ref=reca)。

 電力会社の「やらせ」や「仕込み」なんてテンコ盛りでしょう。その典型が九電の「やらせメール事件」。郷原信郎さんらの第三者委員会の追及を無視し、佐賀県知事を「守り抜いた」、その当時の社長はいまどうしているのでしょうか?、・・・・・・というと、もんじゅ君が言うように「九電さんでは「やらせメール事件」があったから、去年の3月に社長さんが辞任しているの。あのときは会社ぐるみの不祥事だということでずいぶんと騒ぎになって、責任をとってやめたはずなのに、その元・社長さんがこのたび子会社の会長職に就くことが決まったんだって」。

   『●カマトト「九電原発再開賛成やらせメール事件」
   ●原発安全神話の「結果」と「未来」
   『●ババをつかまされた!?
   『●再稼働が前提
   『●〝不都合な真実〟派に原発規制ができるのか?
   『●第二の突破口が抉じ開けられる: 北海道電力泊原発3号炉という既成事実
   『●その前にお願いすべきことがある
   『●「北海道出身者として恥ずかしい」
   『●玄海原発プルサーマル賛成派質問者8人中7人が仕込みだった!
   『●九州電力指定の第三者委員会の報告を否定して、自社の立場を危うく?
   『●なめられたものだし、だらしのないマスコミ報道陣
   『●原発推進やらせ・仕込み: 誤誘導した事実をひっくり返す訳でもなし
   『●いまさらながら「倫理」がキーワード?(2/2)
   『●いまさらながら「倫理」がキーワード?(1/2)
   『●節電要請で脅して原発再開へと誤誘導
   『●こうしてどんどんと原発廃止・脱原発の外堀が埋められていく
   『●所詮、社内(原子力ムラ村内)での配置転換
   『●原発人災・消費税増税・TPPは茶番、やらせ、「八百長」
   『●東京新聞コラム『筆洗』: 野田政権は沈みゆく泥船
   『●電気は必要ないので、原発再稼働しなくて良いという論理的帰結
   『●大飯原発再稼働の恐〝負〟の連鎖: 40年間も動かした美浜原発2号炉をさらに10年稼働延長
   『●「馬」や「鹿」の耳にどうすれば大飯原発再稼働反対の「声」は届くのか?
   『●なんだ、結局、やらせ「将来原発比率意見聴取会」じゃないのか? まさに茶番劇
   『●原発意見聴取会: 広告代理店に丸投げ
   『●なんだ、結局、やらせ「将来原発比率意見聴取会」じゃないのか? まさに茶番劇
   『●原発・原子力ムラに関わる組織ぐるみ選挙の一端
   『●「原発が再稼働すれば何てことない」・・・恥ずかしい

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http://www.asahi.com/shimen/articles/SEB201306190067.html?ref=reca

2013年6月20日
引責の前九電社長、子会社に「天下り」

 九州電力の玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で、昨年3月に社長を辞任した真部利応(としお)顧問(68)が、子会社の九州通信ネットワーク(QTNet、福岡市)の取締役会長に就くことがわかった。QTNetの株主総会が開かれる21日付。総会で定款を変更し、会長職を新設する。・・・・・・
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http://www.asahi.com/culture/update/0620/TKY201306200446.html?ref=reca

2013年6月21日9時41分
(もんじゅ君のエネルギーさんぽ)九電社長さんが天下り

■ふくいち君で地下水の汚染

 こんにちは。もんじゅ君です。

 今週は、ふくいち君(福島第一原発)の地下水から、基準値をこえた放射性ストロンチウム、トリチウムがみつかってしまったの。

 東電さんによると「海の放射性物質の濃度には、とくに変化はない」。だけど、海にちかい観測用の井戸からみつかったということは、その水が海に漏れだしていてもおかしくないんじゃないかな……って心配になるよね。


辞任した九電の社長さんが天下り

 さて今週は、九州電力さんのニュース。

 九電さんでは「やらせメール事件」があったから、去年の3月に社長さんが辞任しているの。あのときは会社ぐるみの不祥事だということでずいぶんと騒ぎになって、責任をとってやめたはずなのに、その元・社長さんがこのたび子会社の会長職に就くことが決まったんだって。

 しかも、これまで子会社にはなかったポストだから、あたらしく元社長さんのためにつくってあげるみたいなんだよ。ふしぎだね。


やらせメール事件って?

 すこしまえの話だから「あれっ、やらせメール事件ってなんだっけ?」っていう人もいるかもしれないね。おさらいしておこうか。

 2011年6月、ふくいち君の事故が起きてまだまもないころ、玄海原発くんの再稼働について地元の佐賀県内でテレビ説明会がひらかれたんだ。

 それはおもてむきには「専門家のほかにも、いろんな立場のふつうの人たちも参加している。みんなからの意見もメールやファクスでうけつける」という、バランスのとれた会のはずだったの。


■「再稼働に賛成と送るように指示

 だけどじっさいには、九州電力さんが事前に関係会社の社員たちにむけて「再稼働に賛成だっていう意見をもりあげよう。みんな、番組にメールしてねやらせを指示していたことがわかったんだ。

 電力会社が県民向けの説明会でズルをしていた……、それだけでも大問題なのに、やらせメールがバレて第三者委員会の調査が入ったあとでも、九州電力さんは「その調査結果はちがうんだ」と主張するなど、どうもあまり反省していなさそうだったの。


■辞任後も高額の報酬を得ていた社長さん

 それでも問題はくすぶりつづけて、2012年3月に社長さんは辞任したのね。だけどそのあとも九電さんの顧問として報酬(相談役の2人とあわせて8900万円という金額)をもらっていたし、これからは子会社の会長さんに就任するんだって。

 そういうのをきくと、ほんとに反省しているのかな?ってなんだか心が寒々しちゃう。

 原発って、賛成・反対にかかわらず、まわりに暮らす人たちにつよい不安を与えるもの。そんな重要なものについての説明会でズルをしたら、そのほかの物事の決め方や情報の出し方まですべて疑われかねないでしょ。だから電力会社さんには、よのなかから自分たちがどんなふうに思われているのか、きちんとおのれをみつめてほしいなって思いますだよ。
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●原発推進やらせ・仕込み: 誤誘導した事実をひっくり返す訳でもなし

2011年10月20日 00時04分32秒 | Weblog


東京新聞から社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011101802000035.html)とコラム(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2011101802000031.html)。

 九電だけでなく、どこの電力会社も同様。日本の電力会社の体質だ。
 一方、経産省には責任ないのか? 末尾同様、御用学者も含めて、政治家も官僚も全員がグルじゃないのか?
 また、経産相の立腹したふりに慌てて、電力会社の幹部の首が差し出され、知事がクビでおしまいで良いのだろうか。やらせや仕込みで誤誘導した事実がひっくり返される訳でもないし、東京電力福島第一原発の人災という悪夢から覚めることができる訳でもない。そもそも本件での枝野経産相の立腹をみても、表面上だけのことで、裏では堂々と原発推進の維持やトルコベトナム等への原発輸出画策を進めていて、なんだかアホらしくなってくる。前首相の唯一に近い浜岡原発停止や脱原発依存の方向性という〝成果〟を打ち消すようなことばかりやっている内閣だ。それに加えてさらに悪いことに、TPPで農業を、消費税増税で弱者や自営業者達を「人災で爆破」しようとしている。救いようが無い愚か者たちだ。意識的なのか、何も感じないのか、心底良いことだと信じているのか、あるいは、本質的な・・・。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011101802000035.html

九電報告書 甘えの構造が暴かれた
20111018

 枝野幸男経済産業相が九州電力やらせメールに関する報告書を批判した。「佐賀県知事の発言が発端」と断じた第三者委員会を無視しては国民も憤る。底流には電力甘やかしの原発政策がある。
 九電の報告書は開き直りにさえ映る。第三者委の指摘が九電に不利な内容だからといって素知らぬ顔を決め込んでいては、国民への裏切りと言わざるを得ない。
 弁護士らで構成する第三者委は佐賀県・玄海原発のやらせメールについて、九電が国主催の県民説明番組に再稼働賛成のメールを組織的に送ったのは、放送前に古川康知事が「再稼働容認の意見も必要」と九電幹部に伝えたことが発端と認定した。
 にもかかわらず、九電の真部利応社長は原発に理解を示す知事に配慮したのだろう。「私どもには私どもの見解があった。ぬれぎぬは着せられない」とかばった。
 何のための第三者委なのか。信頼を得るため外部に公正、中立な調査を委ねたのではないのか。調査結果に誤りがあれば「無実」を主張すべきなのに、それすらもしていない。やらせ発覚後に真部社長が経産相に謝罪したのは単なるポーズにすぎなかったのか。
 見過ごせないのは、当事者が九電や自治体だけではないことだ。
 東北電の女川原発、四国電の伊方原発などの説明会では原子力安全・保安院が賛成者動員の音頭をとった。原発政策の司令塔である経産省の意向に従順であれば経営が守れるという甘えを電力業界にもたらしたのではないか。
 日本の電力経営は地域独占で競争がなきに等しい電力供給に必要な人件費や燃料費などの費用に、一定の利益を上乗せする総括原価方式という損を出さない超優遇の料金体系を国が認めている
 枝野経産相は九電報告を「理解不能。どう信頼回復すべきか九電自ら判断すべきだ」と語り、報告や経営責任を自発的に検討し直すよう迫った。
 だが、報告書を平然と発表する電力会社の体質を見過ごしてきた国も反省が欠かせない。野田佳彦首相が「停止中の原発は安全を確認し再稼働させる」という姿勢を示す一方で、枝野経産相は就任時に「原発がなくても成り立つ状況を早くつくる責任がある」と語っている。
 原発について、政府内でも足並みがそろっていない印象もある。さらに電力会社の地域独占や発送電分離をどう考えるのか。野田政権は明確に国民に示すべきだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2011101802000031.html

筆洗
20111018

 米国のバンド・シカゴの一九八〇年代のヒット曲に『素直になれなくて』がある。うまい邦題だと思うが、原題は「ハード・トゥー・セイ・アイム・ソーリー」。そのまま訳せば「ごめんなさいと言うのは、難しい」
これは恋人同士の歌だが、どんな場合でも謝るというのは難しいものだ。たとえ謝罪はできても、思いが相手に届かない時もある。かえって怒らせる場合さえ。一番こじれるのは、謝る方が、本当は悪いと思っていない時だ今、九州電力が批判にさらされている。佐賀・玄海原発の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で経産省に出した最終報告書がひどいシロモノだったゆえ。同社自身が第三者委員会に調査を頼んだのに、やらせの発端は古川・佐賀県知事の発言だとした三者委報告の核心部分をオミットした原発推進における行政と電力会社の共謀を示す象徴的な話ともいえ、第三者委の委員長が「問題の本質部分を無視した」と怒るのも当然。かてて加えて同社は真部社長の続投まで決定し、枝野経産相も「何を考えているのか」とカンカンだあのやらせは、民意の捏造(ねつぞう)をたくらんだ一種の悪質な詐欺である。深甚な反省が当然で、最終報告書や幹部の処分こそ、そのことへの正式な「謝罪」のはずそれが、むしろ怒りを買うのは、多分、九電が本当は悪いと思っていないからである。
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 最後に、「プルトニウムを飲んでも大丈夫」に続くプロレス的パラダイムシフト理論を。MyNewsJapanより一部引用(http://www.mynewsjapan.com/reports/1509)。学者が、やらせや仕込みをしろという原子力ムラの住民へのご宣託。以前にも2度ほど言及(コレ●プルサーマルの無意味さ再び: 核燃サイクルという幻想の破綻』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/57f133903d7b141e725cb82554516fa5とコレ●玄海原発プルサーマル賛成派質問者8人中7人が仕込みだった!http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/35be143b70379cd3933944a97eca08cf)しましたし、引用元の同所にも貼ってありますが、映像資料(プルサーマル公開討論会)を見れば、御用学者までもがグルだというのが納得できます。これだけ安全神話を振りまけるのですから、それを心底信じているか、あるいは、本質的な・・・。

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http://www.mynewsjapan.com/reports/1509

・・・・・・。
「プロレス的なパラダイムを目指すべき」という珍妙な一文を示し、こう発言したのである。

    「一昨日、京都で泊まっていたんですけれども、夜プロレスをやっていまして、
     プロレスというのは敵と味方がありまして、レフリーがいて、それを放送する
     アナウンサーがいて、観衆がいるんですけれども、余り深くは言いませんけれども、
     一致団結して前へ進めていくようなところがありまして、そういう何かガチンコな
     緊張関係じゃなくて、こういうプロレス的なパラダイムでこういう原子力にしても、
     何か物を進めるような議論を進めていくといいと思って、余計な一言を書きました」。

 原発の安全性についての国民的議論を、真剣勝負ではなくショービジネスのプロレスのように進めるべきという趣旨の発言・・・・・・。
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●九州電力指定の第三者委員会の報告を否定して、自社の立場を危うく?

2011年10月16日 03時04分53秒 | Weblog


asahi.comより(http://www.asahi.com/national/update/1014/SEB201110140010.html)。

 地元の新聞ではかなり大きく取り上げられている。北海道電力でも同じような構図で、道知事のやらせ関与を否定しているとの小さな記事もあった。

 反省なく、形式的に謝ればよいという訳ではないですが、やらせ問題の解決をより複雑にし、九州電力だけでなく、佐賀県知事の立場をも危うくしていないか? ドツボにハマってしまう行為だと思うのですが・・・。折角の郷原信郎さんの種々の警告なのに、九電は何をやっているのだろう。原子力ムラの長きに渡る悪しき行いの一つで、氷山の一角でしょうから、一朝一夕に急激に体質が変わることはないのでしょう。3.11のあの人災を他人事のようにしか考えていない、としか思えません。「辞表を提出していた真部利応社長は原発の再稼働に道筋をつけることなどを理由に当面は続投」という部分に如実にそれが出ていますし、原子力ムラや自社・自身の保身やゼニ儲けしか考えていないことが分かります。さて、枝野経産相は表面上は立腹しているフリをしているようだが、うやむやにしてしまうのではないか、と私は予想するが如何?
 でも、今ささらあれ(第三者委員会)はあれ、それ(経産省への報告)はそれで済む訳がない。


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http://www.asahi.com/national/update/1014/SEB201110140010.html

201110141122
九電、佐賀県関与を否定 「やらせ」問題最終報告

 九州電力は14日午前の臨時取締役会で、「やらせメール」問題の最終報告書をまとめた。玄海原子力発電所が立地する佐賀県のやらせへの関与を認めず、第三者委員会(委員長=郷原信郎弁護士)の調査結果の核心部分を否定した。役員らの報酬カットは決めたが、辞表を提出していた真部利応社長は原発の再稼働に道筋をつけることなどを理由に当面は続投する。

 不祥事を起こした企業が、自ら設置した第三者委の指摘を否定するのは極めて異例。やらせの実態を明らかにすることより、原発の再稼働をにらんで佐賀県をかばうことを優先したかたちで、報告書を受け取った経済産業省がどう対応するかが焦点になる。

 第三者委は委員4人とは別に、17人の弁護士チームが延べ約120人の関係者から聞き取りするなどして実態を調べ、9月末に調査結果を提出した。

 真部社長は取締役会終了後、高原一郎・経産省資源エネルギー庁長官に報告書を提出した。真部社長は記者団に対し「社長の個人的な考え方だけで辞めることはできかねる」と述べ、続投する意向を示した。
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●玄海原発プルサーマル賛成派質問者8人中7人が仕込みだった!

2011年10月02日 00時16分36秒 | Weblog


本年5月21日『●プルサーマルの無意味さ再び: 核燃サイクルという幻想の破綻』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/57f133903d7b141e725cb82554516fa5)に引用させていただいた記事中の映像(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/25/genkai-h17/)。

 九州電力 玄海原発 やらせメール事件の第三者調査委員会委員長郷原信郎さんの報告書が九州電力に提出された。佐賀県知事は認めてはいないが、相当な内容で、上記の討論会でも相当なやらせ・仕込みがあった模様である。「プルトニウムは飲んでも大丈夫」など、とんでもな賛成派学者のお言葉もあったのだが、質問者も仕込まれ、賛成意見に傾くよう誤誘導した訳。酷い話だ。映像を見て頂けばわかるが、賛成意見への露骨で白々しい拍手などもある。賛成へと会場全体の雰囲気を誤誘導しようとしているように見える。しかも、プルサーマル東京電力関西電力に騙されて(唆されて?)、九電などがババをつかまされた(『●ババをつかまされた!?』http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f531e31481eb971a5f7e3f6389bd9914)という裏もあったと言われている。

 asahi.comの記事と、関連した記事(http://www.asahi.com/national/update/0930/SEB201109300001.html)も 

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http://www.asahi.com/national/update/0930/SEB201109300049.html

2011930235
「佐賀県関与を九電隠蔽」 やらせ問題第三者委最終報告

 九州電力の委託で「やらせメール」問題などを調査している第三者委員会(郷原信郎委員長)は30日、最終報告書を出した。やらせに佐賀県が関与していたのに、九電の経営トップが隠そうとしたと指摘。関与を否定してきた古川康知事や続投に意欲を示す真部利応(まなべ・としお)社長の責任が問われる。

 都内で記者会見した郷原委員長は「問題発覚後の経営トップの対応に非常に問題があった」と述べた。この日も真部社長は委員会の会見要請を拒み、コメントを出した。九電は報告書を受けて10月中旬にも社内処分を決め、国に報告する。

 報告書によると、2005年12月の玄海原発(佐賀県玄海町)のプルサーマル計画を巡る県主催の公開討論会で、九電は県の要請を受けて進行台本を用意し、社員ら7人に仕込み質問をさせていた。賛成の立場から発言した質問者の大半を九電関係者が占め「露骨なやらせ行為で県民を欺いた」と批判。当時社長の松尾新吾会長ら経営トップと知事の間に「何らかの意思疎通があったと見るのが合理的」だとした。

 今年6月の玄海原発再開に向けた国のテレビ番組でも、九電社員らがメールやファクスで賛成意見を投稿していた。報告書は、知事が九電幹部と事前に面談した際に「再開容認の立場からもネットを通じて意見や質問を出して欲しい」などと発言したことが、やらせ投稿につながったと認定。「知事の要請に応え、知事が描くシナリオ通りに再稼働を実現するため、組織的に行われた」とした。

 5月にインターネットで中継された国から県への説明会でも、県側の要請に応じて九電が10件程度の書き込みをしていたと認めた。

 真部社長ら現在の経営トップについても、問題発覚後、原子力部門内で関係資料の廃棄といった調査妨害が行われたのに適切に対応しなかったと批判。「知事と九電の関係を隠蔽(いんぺい)しようという姿勢をとった」として、企業の信頼を失墜した責任は重いと指摘した。
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http://www.asahi.com/national/update/0930/SEB201109300001.html

2011930150
九電やらせ第三者委、佐賀知事への献金中止提言へ

 九州電力の「やらせメール」問題などを調査している第三者委員会(郷原信郎委員長)は30日午後に公表する最終報告で、一連の問題は九電と佐賀県の不透明な関係が原因と認定し、古川康知事らへの政治献金などをやめるよう求める。ほかの電力各社の対応にも影響を与えそうだ。

 九電幹部ら7人は、知事の政治団体に対して2006~09年、計42万円を個人献金の形で寄付。昨年10月の政治資金パーティーでは、九電がパーティー券を買ったり関係会社にあっせんしたりしていた。ほかに、木原奉文県議(前県議会原子力安全対策等特別委員長)も09年、九電幹部ら9人から計6万5千円の献金を受けている。

 こうした事実を踏まえ、第三者委は、電力会社と原発立地自治体との間で透明性が疑われるような行為をしないよう求める。パーティー券の購入や関係会社へのあっせん、事実上の企業献金との批判がある幹部らの寄付もやめるよう促す。
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 WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)の記事「9月29日小出裕章氏が九電プルサーマル公開討論会での”やらせ”について証言(報道ステーション)」(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/09/30/tv-asahi-sep29-2/#more-2310)に小出さんの感想が出ています。

コメント (1)
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●カマトト「九電原発再開賛成やらせメール事件」

2011年07月07日 00時00分01秒 | Weblog


asahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/update/0706/SEB201107060033.html)から。

 何をいまさら、マスコミはカマトトぶるのか? 先の株主総会など、九電だけでなく、どこの電力会社も壮大なやらせ〟じゃないか!! なにも今年の電力会社の株主総会だけじゃ無く、これまでずっとそうだった。松下竜一さんや梶原得三郎さんらの闘いを思い出せばよい。

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http://www.asahi.com/national/update/0706/SEB201107060033.html

子会社社員に原発再開賛成メール促す 九電、番組向け
                                  2011762132

 玄海原子力発電所(佐賀県)の運転再開問題について、国が県民に説明する放送番組に、九州電力幹部が再開賛成の意見を電子メールで送るよう、自社や子会社の社員らに働きかけていたことが6日わかった。

 番組は定期検査で止まっている玄海2、3号機再開の是非を判断するために制作された。6日夜に記者会見した真部利応(まなべ・としお)社長は「国の説明の信頼を損なわせた。おわびしたい」と話し、再開は「夏までには難しくなった」と遅れることを認めた。

 九電によると、6月22日に本社の原発関連部署の課長級社員1人が会社名で、原発関連業務を担当する子会社4社の社員に運転再開の立場から意見を送るよう電子メールで指示した。4社の社員は計約2300人いるが、最終的に指示された人数はわからないという。

 ほかにも玄海原発や川内原発(鹿児島県)など九電の3事業所にも、同様のメールで意見送信を呼びかけていた。

 番組は6月26日、佐賀県内のケーブルテレビで放送され、インターネットで配信された。国の担当者が一般から選ばれた県民7人に対し原発の安全性などを説明した。
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