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●玄海原発プルサーマル賛成派質問者8人中7人が仕込みだった!

2011年10月02日 00時16分36秒 | Weblog


本年5月21日『●プルサーマルの無意味さ再び: 核燃サイクルという幻想の破綻』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/57f133903d7b141e725cb82554516fa5)に引用させていただいた記事中の映像(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/25/genkai-h17/)。

 九州電力 玄海原発 やらせメール事件の第三者調査委員会委員長郷原信郎さんの報告書が九州電力に提出された。佐賀県知事は認めてはいないが、相当な内容で、上記の討論会でも相当なやらせ・仕込みがあった模様である。「プルトニウムは飲んでも大丈夫」など、とんでもな賛成派学者のお言葉もあったのだが、質問者も仕込まれ、賛成意見に傾くよう誤誘導した訳。酷い話だ。映像を見て頂けばわかるが、賛成意見への露骨で白々しい拍手などもある。賛成へと会場全体の雰囲気を誤誘導しようとしているように見える。しかも、プルサーマル東京電力関西電力に騙されて(唆されて?)、九電などがババをつかまされた(『●ババをつかまされた!?』http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f531e31481eb971a5f7e3f6389bd9914)という裏もあったと言われている。

 asahi.comの記事と、関連した記事(http://www.asahi.com/national/update/0930/SEB201109300001.html)も 

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http://www.asahi.com/national/update/0930/SEB201109300049.html

2011930235
「佐賀県関与を九電隠蔽」 やらせ問題第三者委最終報告

 九州電力の委託で「やらせメール」問題などを調査している第三者委員会(郷原信郎委員長)は30日、最終報告書を出した。やらせに佐賀県が関与していたのに、九電の経営トップが隠そうとしたと指摘。関与を否定してきた古川康知事や続投に意欲を示す真部利応(まなべ・としお)社長の責任が問われる。

 都内で記者会見した郷原委員長は「問題発覚後の経営トップの対応に非常に問題があった」と述べた。この日も真部社長は委員会の会見要請を拒み、コメントを出した。九電は報告書を受けて10月中旬にも社内処分を決め、国に報告する。

 報告書によると、2005年12月の玄海原発(佐賀県玄海町)のプルサーマル計画を巡る県主催の公開討論会で、九電は県の要請を受けて進行台本を用意し、社員ら7人に仕込み質問をさせていた。賛成の立場から発言した質問者の大半を九電関係者が占め「露骨なやらせ行為で県民を欺いた」と批判。当時社長の松尾新吾会長ら経営トップと知事の間に「何らかの意思疎通があったと見るのが合理的」だとした。

 今年6月の玄海原発再開に向けた国のテレビ番組でも、九電社員らがメールやファクスで賛成意見を投稿していた。報告書は、知事が九電幹部と事前に面談した際に「再開容認の立場からもネットを通じて意見や質問を出して欲しい」などと発言したことが、やらせ投稿につながったと認定。「知事の要請に応え、知事が描くシナリオ通りに再稼働を実現するため、組織的に行われた」とした。

 5月にインターネットで中継された国から県への説明会でも、県側の要請に応じて九電が10件程度の書き込みをしていたと認めた。

 真部社長ら現在の経営トップについても、問題発覚後、原子力部門内で関係資料の廃棄といった調査妨害が行われたのに適切に対応しなかったと批判。「知事と九電の関係を隠蔽(いんぺい)しようという姿勢をとった」として、企業の信頼を失墜した責任は重いと指摘した。
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http://www.asahi.com/national/update/0930/SEB201109300001.html

2011930150
九電やらせ第三者委、佐賀知事への献金中止提言へ

 九州電力の「やらせメール」問題などを調査している第三者委員会(郷原信郎委員長)は30日午後に公表する最終報告で、一連の問題は九電と佐賀県の不透明な関係が原因と認定し、古川康知事らへの政治献金などをやめるよう求める。ほかの電力各社の対応にも影響を与えそうだ。

 九電幹部ら7人は、知事の政治団体に対して2006~09年、計42万円を個人献金の形で寄付。昨年10月の政治資金パーティーでは、九電がパーティー券を買ったり関係会社にあっせんしたりしていた。ほかに、木原奉文県議(前県議会原子力安全対策等特別委員長)も09年、九電幹部ら9人から計6万5千円の献金を受けている。

 こうした事実を踏まえ、第三者委は、電力会社と原発立地自治体との間で透明性が疑われるような行為をしないよう求める。パーティー券の購入や関係会社へのあっせん、事実上の企業献金との批判がある幹部らの寄付もやめるよう促す。
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 WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)の記事「9月29日小出裕章氏が九電プルサーマル公開討論会での”やらせ”について証言(報道ステーション)」(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/09/30/tv-asahi-sep29-2/#more-2310)に小出さんの感想が出ています。

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御用詩人 ()
2011-10-13 03:36:20
佐賀県知事の父親は、原発を無条件に賛美する御用詩人だった。
原発から伸びる高圧電線を支える鉄塔の用地買収をやっていた。
酒をのむと、自分が奥の手を出せば、みんなイチコロだと言っていた。
夜討ち朝駆けで、玄関先のたたきに額をこすりつけて頼めば、みんなコロリとやられてすぐハンコを押す、と。
原発は自分が作ったようなものだと・・。

ある時私が不用意に革新的なことを言ったら、「その通りだ。お前はいいことを言う」と返した。私は話の分かる人かと思った。次の日、別の人間が保守的なマル反対のことを言った。私は「何を言うか、それは間違っている」と返事するかと思いきや、「そうだ、その通りだ。お前は実にいいことを言う」と返していた。
こういう父親だから、県知事が無責任な言動を繰り返し、平気でうそを付くのは当たり前のことなのである。父親を知る人間の間では、最初から危惧する声が圧倒的に多かった。その危惧がいま現実のものになった。






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